【中学受験】大手塾の下位クラスにいる子たちの共通の特徴
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最近ご相談が多いので、まとめてみました。
大手塾の下位クラスにいる子の特徴
①理屈を考えない。
②理屈を考えないので、図も書かない。
③図を書いているように見えても、図を使って解いていない。
④読解力はあまりないのに、国語の長文ではほぼ線を引かない。
⑤設問を読まない(そもそも問いに正確に答える気がない)。
⑥計算力がない。
⑦単純暗記を嫌がる。やりたいと思わないとやらない。復習しない。
⑧ノートが汚い。
⑨学校の勉強を疎かにしている。
⑩暗記が断片的になっているので、生きた知識になっていない。
どうやったら下位クラスから抜け出せるか?
①〜⑩のことを
コツコツ直して行くしかありません。
小4や小5であれば、
まだ間に合うかもしれませんが、
小6の今時期にこの状態だと、
下位クラスから脱げ出すことはないです。
おそらく集団塾ではやっていけません。
そもそも集団塾が向いていない。
個別指導と比べると
集団塾の方が多少費用が安いので、
そのまま残りたいお気持ちはわかります。
大手の塾にいるだけで、
『いつか上がるのでは?』
と期待してしまうのもわかります。
ただ、
先生の説明を聴き取る読解力が低いため、
本人がわかるまで丁寧に教えてあげないと
理解する日は来ません。
学校の成績があまり良くないのであれば、
学校の授業でさえ
聴き取れていない可能性が高いです。
学校の授業が聴き取れないのに、
高度な内容の塾の授業は
当然聴き取れません。
下位クラスで切磋琢磨することはない
集団塾にいると
『周りのライバルに負けまいと切磋琢磨してくれるのではないか?』
と期待されと思いますが、
そう言ったことはほぼないです。
その気持ちがあれば、
すでに下位クラスから抜け出しています。
メンタル面の成長は置いておいて、
まずは基礎学力の補強のことを
最優先に考えた方がいいです。
選択肢は2つしかありません。
このまま集団塾に通って、
小6の2月に行ける学校に行くか、
(全落ちも覚悟しておく必要があります)
中学受験に間に合わせるために、
個別指導に変えるか、
(お子さんの状況によっては、集団塾プラス個別指導でも大丈夫なこともあります)
このどちらかを選択するしかありません。
中学受験の厳しさを痛感するのが下位クラス
厳しい言い方になってしまって
私も本当に辛いのですが、
現実は厳しいです。
中学受験で下位クラスから抜け出すのは、
本当に大変なことなんです。
『下位クラスだからちょっと頑張ったら、
簡単に抜け出せるでしょ?』
と思われがちですが、
そう簡単には行きません。
1番下のクラスと下から2番目のクラスを
行ったり来たりするだけです。
現実にはその2つのクラスが
最下位クラスだと気が付かずに、
一喜一憂しているだけなんです。
情報に惑わされずに、やるべきことを素早くやる。変化を恐れない。
中学受験は厳しい戦いです。
ネットの情報や塾の甘い囁きに惑わされず
やるべきことを素早くやる。
変化を恐れずにやるべきことを
淡々とやらないと、
ただの『良いお客さん』
になってしまいます。
『やるだけやってダメなら仕方ない。』
『ダメなら撤退することも含めて、やれることは全てやろう!』
このようになると、
意外と良い方向に動き出します。
まずは決断をして、
煮え切らない状況から脱げ出すことが
非常に大事だと思います。
家族会議をすることで
子供自身も自分の置かれた状況に気づき、
勉強に対する姿勢が変わることもあります。
兎にも角にもまずは決断です。
ぜひ頑張ってください!