「Oculus Rift S」の仮想空間でパソコン操作を行う為のレシピ

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いつか『攻殻機動隊』の世界観に登場するようなVR(仮想現実)空間でコンピューターワークを行ってみたい―‐という願いをお持ちの方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

本日この環境を構築しましたので、参考までに基本的な条件や方法を執筆をさせて頂きます。(※本記事もVR空間内で執筆をしています。)

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材料 ※価格は現時点(2021年5月31日)
 A: ある程度の高性能Windowsパソコン 1台(自作なら6万円~)
 B: Oculus Rift s 1セット(中古なら2万円後半~)
 C: ブラインドタッチ(必須)
 D: 1畳以上の空間
 E: 水中メガネ用リーフツアラー度付きレンズ(近視の場合は)
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作り方(1):
「Oculus Rift Sのパソコン最小要件」を参照し、ある程度の高性能パソコン(A)を1畳以上の空間(D)に設置します。

現時点ではWindowsパソコン必須です。Macパソコンでの操作も出来ない事はありませんが、現時点では不可能と考える方が無難となります。

※参考(私のパソコンスペック):Ryzen5 3500/M.2 SSD240GB/16GB/GTX970/500W電源/自作/約6万円

作り方(2):
Oculusシリーズの機器(B)を用意しましょう。現在、主な製品ラインナップは以下の通りです。

<有線タイプ:コンピューターワーク向け>
「Oculus Rift(旧)」
「Oculus Rift S(新)」
<無線タイプ:ゲーム向け>
「Oculus Quest(旧)」
「Oculus Quest2(新)」

コンピューターワークメインであれば、現時点では「Oculus Rift S」一択で良いと思います。

作り方(2)補足事項:
Oculusシリーズは視力を調整する機能がありません。眼鏡を掛けてのプレイも可能ですが、違和感があり推奨しません。

そこで裏技としてよく知られているのが、水中メガネ用リーフツアラー度付きレンズ(E)を用いる方法です。

これはスキューバダイビングなどで使う水中眼鏡の内側に度付きレンズをはめられるアイテムであり、これがOculusシリーズにも転用可能となります。

トータル価格(枠組み+視力に適応するレンズ2枚)はAmazonで2500円程度です。これで視力が弱いプレイヤーでも眼鏡を掛けずに違和感なく操作する事が可能となります。

枠組みはそのままでも装着可能ですが、私は上側の線部分の突起をカットしてはめています。(ライターであぶって手前に曲げる工夫もあるようです。)

glasses.jpg
※参考画像:カットする突起部分(上)カット後(下)

作り方(3):
Oculus公式サイトより専用ソフトをダウンロードし、AとBを繋げます。

ここでの注意点は「Display Port端子のみ対応」「Facebookアカウントが必要」という事です。

HDMI端子には非対応なので、必ずDisplay Port端子のあるグラフィックボードを使いましょう。

また、初期設定時にFacebookアカウントが必要となる為、これを所持していない場合は新たに作らねばなりません。

以前、「即席で作ったFacebookアカウントがAIによって凍結される」という問題が多数報告されていましたが、現在は沈静化している模様です。

作り方(4):
初期設定後、チュートリアルに従ってゴーグルを装着します。

これ以後、基本的に操作はTouchリモコン(手の動きを仮想空間内で再現するSwitchリモコンのようなもの)・ブラインドタッチ(C)・マウス操作となります。

尚、現実世界の周囲を一時的に確認したい場合は「リモコン右手用のメニューボタンの2度押し」が便利です。これによって現実空間の白黒カメラ映像を確認する事が出来ます。

この操作は「設定→テスト→周囲確認ショートカット」より設定可能です。

作り方(5):
チュートリアルが完全に完了したら、「ホーム(自宅のような空間)」へ自動移動となります。

リモコン左手用のメニューボタンは部屋の設定、リモコン右手用のメニューボタンはVR空間の設定を行えるようになります。

リモコン右手用のメニューボタンを押し、右から3つ目の「バーチャルデスクトップ」を人差し指のトリガーで選択しましょう。

これによって、パソコンの画面がそのまま仮想現実空間に登場します。

作り方(6):
仮想空間に登場したパソコン画面を「中指のトリガー(左右どちらでも可)」で掴み、サイズ・距離・位置を選択しましょう。

掴んでいる状態で腕を動かすと、そのまま画面の位置を変えられます。

デスクトップ画面のサイズを変えるには、握った状態でスティックを左右に動かします。

自分とデスクトップの距離を変えるには、握った状態でスティックを上下に動かします。

※参考(私の環境):メインモニターを2.6倍/3.3m前後、サブモニターを3.3倍/3.3m前後で設定→110インチ・80インチモニターが目の前にある感覚

以上、簡単な基本操作と設定のお話でした。

※特記事項(1):
VRによって視力が回復したという報告が幾つか持ち上がっています。私も近視ですので、変化があった場合は追ってご報告を申し上げます。

※特記事項(2):
消費電力は120W前後、電気代は3~6円/時で推移をしています。また余談ですが上述のVR体験を行った夜、「妙に奥行のある夢」を観ました。
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