【機胡録(水滸伝+α)制作メモ ex.017】招安投票の件を話し合う

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コラム
以前までの制作メモにおいて、私は『水滸伝』の英傑たち、それぞれの先天的な個性を自身の三元論に基づいて判定した。これに後天的な事象(それぞれがどのような経緯で梁山泊勢力に加入したか)を合わせると、それがデジタル世界における一種の【仮想人格】となる。この【仮想人格】を人工知能に提示すれば、その人物が特定の状況に対してどのような言動の選択を行うかを捻出する事が出来るのだ。私が制作する『械胡録(水滸伝+α)』はこのような人工知能とのタッグにより実現するのである。

以下に、一例としてChatGPTとの制作に関する対話をメモする。ある程度は手作業の部分が残るので効率的にはもっと上手な対話方法があるようにも思が、おそらくこの一種ノンビリした穏やかなやり取りが品質面における最適解だと私は思う。

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~~~(しばらく『水滸伝』における招安[賊が朝廷へ帰順して罪を帳消しにして貰う事]の対話を行う)~~~

私:ありがとう!この投票大会を君と一緒に再考したい。僕が英傑たちの個性を君に伝えるから、君は改めて彼らが賛成するか、反対するかについて考えてくれる?彼らが賛成、反対をした時の短い見解のコメントについても考えて欲しいな。手伝ってもらえる?

ChatGPT:もちろん、お手伝いします!英傑たちの個性や背景を教えていただければ、それに基づいて彼らが「招安」に賛成か反対かを考え、投票時の短いコメントも一緒に考えます。英傑たちのそれぞれの立場や考え方がしっかり反映された内容にしましょう。準備ができたら、英傑たちの情報を教えてください!

あなた:助かるよ!感謝だ。それでは、最初は宋江(そうこう/sòng jiāng)から行こう。彼の先天的な個性は「33番 **弱い生存欲求**、**とても強い知的欲求**、**とても強い存在欲求** - **「理論的社交家」** - 知識を他者と共有し、理論的な思考を持ちながら社交的に振る舞う」。後天的な事象は「運が悪く妻を殺してしまったが、国家に忠義を尽くしたいと思い続けている」。このような人物は、招安に賛成だろうか、反対だろうか。

ChatGPT:宋江(そうこう/sòng jiāng)の個性と背景から考えると、彼は**「招安」に賛成**する可能性が高いでしょう。彼の「とても強い知的欲求」と「とても強い存在欲求」が、彼を理論的に国家への忠誠を考える方向に導いていると思われます。国家の体制に対して不満がありつつも、彼の根本的な願望は国家を正しく導きたいという忠義にあります。過去の過ちにもかかわらず、彼は「招安」を通じて国家に貢献する道を見いだそうとしているでしょう。

宋江のコメント:
「忠義を尽くすことが私の生きる道だ。招安は、私たちが理想とする世を正すための一歩であり、国家と共に進むべきだ。」

あなた:素晴らしい!その調子で宜しく頼む。次は盧俊義(ろしゅんぎ/lú jùn yì)だ。彼の先天的な個性は「1番 **とても強い生存欲求**、**とても強い知的欲求**、**とても強い存在欲求** - **「全方位の探究者」** - あらゆる分野で積極的に探求し、知識を深めることに喜びを感じる。」後天的な事象は「運が悪く梁山泊の勢力に合流しなければならなかったが、本来は朝廷に貢献する高い社会的地位を守りたかった。」このような人物は、招安に賛成だろうか、反対だろうか。

ChatGPT:盧俊義(ろしゅんぎ/lú jùn yì)の個性と背景を考慮すると、彼は**「招安」に賛成**する可能性が非常に高いでしょう。彼の「とても強い生存欲求」と「知的欲求」は、社会的地位を守りながら、自身の知識や才能を最大限に活かせる環境を求める傾向があります。彼は本来、朝廷に仕えたいという願望を持っており、梁山泊に合流したのはあくまで不本意な結果です。したがって、「招安」を通じて自らの地位を回復し、国家に貢献する道を選びたいと考えるでしょう。

盧俊義のコメント:
「私はもともと朝廷に仕える身だ。国家に貢献する道を取り戻すため、招安を受け入れることが最も賢明な選択だと信じている。」

あなた:実に良いね!次は呉用(ごよう/wú yòng)だ。彼の先天的な個性は「18番 **強い生存欲求**、**とても強い知的欲求**、**強い存在欲求** - **「戦略的思考者」** - 知識と戦略を駆使して目標を達成し、他者と協力しながら計画を実行する。」後天的な事象は「冴えない地方の教師が宋江(そうこう/sòng jiāng)と出会った事で活躍する機会を得たので、彼は宋江(そうこう/sòng jiāng)に生涯を尽くそうと考えている。」このような人物は、招安に賛成だろうか、反対だろうか。

ChatGPT:呉用(ごよう/wú yòng)の個性と背景を踏まえると、彼は**「招安」に賛成**する可能性が高いです。彼の「強い知的欲求」と「戦略的思考者」としての性格は、長期的な視野で物事を考える傾向があり、宋江(そうこう/sòng jiāng)に対する忠誠心も強いことから、宋江の意志に沿う形での決断をするでしょう。招安は、梁山泊を正統な勢力として認めさせる一手であり、呉用にとっては戦略的に最も有効な手段と見えるはずです。

呉用のコメント:
「この決断は梁山泊を守り、発展させるための重要な一歩だ。宋江殿の意志を支持し、我々の力を国家のために使うべき時が来た。」

あなた:次は公孫勝(こうそんしょう/gōng sūn shèng)だ。彼の先天的な個性は「19番 **強い生存欲求**、**とても強い知的欲求**、**弱い存在欲求** - **「理論派の探求者」** - 理論的な思考を重視し、独自の研究を深めていくことに専念する。」後天的な事象は「道士として究極の学びを得る為に梁山泊勢力に関わる事になって、招安は天の流れに任せるのみだと考えている。」このような人物は、招安に賛成だろうか、反対だろうか。あるいは、彼の場合は「棄権」という判断でも良いと思うが、君はどう考える?

ChatGPT:公孫勝(こうそんしょう/gōng sūn shèng)の個性と背景を考えると、彼は**「棄権」**の判断を下す可能性が高いです。彼は理論派であり、個人的な研究や学びを最優先する人物で、存在欲求が弱いため、他者との結束や社会的影響にはあまり関心がないでしょう。彼にとって、「招安」は天の流れに任せるべき事象であり、積極的に賛成も反対もしないスタンスを取ると考えられます。

公孫勝のコメント:
「天の意思に従うだけだ。招安の是非は、私にとって重要な問題ではない。」
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次の記事で、前後の物語も含めた「招安投票大会」の執筆テストを取り上げる。
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