「Moman」と「Wan」、ジェンダー問題に関するSF的考察

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今、海外依頼の様々なテーマの記事を制作しています。その中にジェンダーに関するテーマがありました。現代社会人を悩ます問題ですね。「男らしさ」「女らしさ」の価値観が変容しつつある昨今、それに伴う労働・文化・福祉の在り方も大きく変わろうとしています。

なぜ、私たちがこれほどまでにジェンダー問題に頭を悩ますのか。それは、私たちが「フェア」の境界線をどこに引くべきか分からないからだ、と言えます。身近な例としましては、「電車の女性優先車両」はどうでしょう。あれはフェアでしょうか、それともアンフェアでしょうか。女性側は身体的課題の多い自分たちが車両を優先的に利用できるのはフェアだと主張するでしょう。男性側は同じ運賃であるにも関わらず性別によって混雑を回避できる車両はアンフェアだと主張するでしょう。どちらも、一理はあります。そこに明確な境界線を引く事は極めて困難で、社会は継続して調整を続けねばなりません。

ただ、この問題に対しては、私なりの見解があります。ここからはあくまで個人的な考えで、ささやかなSF的な考察物語だと考えて下さい。男女の境界線の鍵を握るのは、「身体」と「思考」の双面にあると、私は考えます。

私たち人間は母親の胎内にいる段階で、「エストロゲン(女性ホルモン)」か「アンドロゲン(男性ホルモン)」のどちらかと多く接しています。この時の状況によって、赤ちゃんの組織が調整されるという仮説があります。簡単に言えば、エストロゲンと多く接した赤ちゃんは「女っぽい人」になり、アンドロゲンと多く接した赤ちゃんは「男っぽい人」なるという訳です。これは、性別とは無関係と捉えて良いでしょう。

このように、ホルモンのアクセスタイプの違いによって、その後の考え方・生き方・体質等のスタイルが決まるとしたら、私たちには「肉体性別」と「思考性別」の2つを構成要素として獲得している事となります。すなわち、私たちは「男女」ではなく、4種類の性別を持つ事になるのです。その定義を行うとしたら、以下のような具合になるかと思います。

*性別パターン
女性の肉体、女性型の思考を持つ者:Woman(ウォーマン)
女性の肉体、男性型の思考を持つ者:Wan(ワン)
男性の肉体、女性型の思考を持つ者:Moman(モーマン)
男性の肉体、男性型の思考を持つ者:Man(マン)

ここから、さらに何の確証もない身勝手なSF話へシフトします。一般論から鑑みて、女性型の肉体は「美」の特性、男性型の肉体は「力」の特性があります。そして、女性型の思考は「感情」の特性、男性型の思考は「理性」の特性があります。これらが先天的な特性となる訳です。この一般論を、先ほどの性別パターンに当てはめてみます。

*性別パターンの先天的特性
Woman:美と感情に優れ、力と理性に劣る
Wan:美と理性に優れ、力と感情に劣る
Moman:力と感情に優れ、美と理性に劣る
Man:力と理性に優れ、美と感情に劣る

この先天的特性が、ジェンダー・フェアの境界線の鍵となるのではないか。これが、私の見解です。社会構造が、このニュー・ジェンダーの先天的特性に即したものであれば、フェア。そうでないなら、アンフェアです。

ですから、あまりに極端な話となりますが、先ほどの女性優先車両のフェアなジャンダーの在り方は、力に弱点を保つ「Woman」「Wan」の利用が許可されるべきだ、という見解になります。女性っぽい思考を持った女性と、男性っぽい思考を持った女性、この両者が利用できれば公平性があると言えます。(結局は「女性」という区別ですが、境界線の根拠がより明確になると思います。)弱い人たちを適切に守るというのが、社会の本質的な役割のひとつです。

社会のもうひとつの役割は、強い人を適切に尊ぶというものです。これは社会的地位に関する話に繋がります。「政治家に女性が少ないのはアンフェアだ!男性と女性を同じ数にするべきだ!」と叫ぶ方がいるとすれば、それ自体がアンフェアとなります。数は無関係です。政治家に必要なのは「理性」ですから、先ほどの定義に当てはめた場合、「Wan」と「Man」が政治家に適しています。このWanとManが優先的に政治家に登用される制度があれば、それがジェンダーのフェアな状態と言う事が出来ると思います。

さて、なんだか分かったような、分からないような。読者諸賢の混乱を誘うような考察物語でしたね。適当に読み流して頂ければ幸いです。私は常日頃、このような「定義」の事を考えています。論理学に没頭する人間の息抜きのようなものです。

仮に、先ほどのニュー・ジェンダーの定義が適切なのだとしたら、次の問題となるのは「Woman」と「Wan」、「Man」と「Moman」、彼らをどのように学術的・科学的に分類するべきかという点に移行するでしょう。「男っぽい思考」「女っぽい思考」という分類をするに当たっては、体質や脳波から可視化できる明瞭な定義が必要です。誰か、手が空いていたら研究をお願いします。

※備:参考画像は著作フリー素材を利用していています。
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