〜人生で私が一番泣いた日〜
予期せぬ出産をして、数日後
私の退院の日がやってきた…
「赤ちゃんを病院に残して、自分だけが家に帰る」
そんなことが自分の人生の中に起きるなんて
その日まで、考えたこともなかった…
出産したら、赤ちゃんと一緒に退院して
家族みんなでお家に帰る
病院の関係者さんに
「おめでとうございます」と見送られて
テレビでもよく見る、あの幸せなシーン
でも私は違った…
小さな小さな息子は、保育器の中・・・
愛おしくて、可愛くて、ずっと触れていたい我が子を
病院に残して、私だけが帰る…
それがどれほど辛いことなのか
退院する朝まで、私はわかっていなかった
入院中は、一日に何度も保育器の前に行って
小さな手に触れて、顔を見て、
「頑張ってね」
「ママはここにいるよ」って声をかけられた
でも、今日からはそれはできない・・・
その現実が、
寂しくて、苦しくて、辛くて、
罪悪感も押し寄せてきて
朝から涙が止まらなかった
ご飯なんて見たくもなくて、
退院の時間になっても気持ちは追いつかない・・・
看護師さんや先生に
「息子をお願いします」
そう伝えた瞬間、また涙が溢れた
病院からもなかなか出ることができなかった
泣いて。
泣いて。
泣いて。
家に帰る道中も
どんどん息子から遠くなる距離が
たまらなく辛かった
大号泣しながら家に入って
泣いても泣いても泣いても
喪失感しかなくて…
どれだけ泣いても、涙は全然止まらなかった
あの日は
私の人生の中で、一番泣いた日だった(つづく・・・)