心の病と向き合うリアルレポート|最終話「パニック障害克服ストーリーパニック」

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コラム
いつも、ご訪問ありがとうございます。

私が経験した心の病いとその経緯。


【目次】

第一話:原因不明の体調不良に悩まされる
第二話:自律神経失調症とパニック障害を同時期に患う 
第三話:ドクターショッピング人生
第四話:なぜ治らないんだろう?それから回復のきっかけをつかむ

第4話目から興味を持ってくださる方が増えて、DMで感想をいただくようになりました。 

この場をお借りしてありがとうございます。と伝えさせてください。


私もそうでしたが、家族や友だち・お客様など、自分が心の病であることを言えない方が多いのはココナラでも同じだと感じました。


特に自営業をされている方は、お客様や取引先はもちろん部下(スタッフ)にも言えない方が多いです。

私の整体院でも一人で悩まれている自営業の方がたくさんいらっしゃいます。


前置きが長くなりました。



今日は最終話「パニック障害克服ストーリー」を書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。


結論から先にお伝えすると、「環境」のおかげでパニック障害を克服することができました。


ここでいう環境とは、安心できる環境であり人と安心して繋がれる場のことです。

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とある整体の技術研修会で出会った先生方は、誰しもが否定をしてきたり余計なアドバイスはしませんでした。


具体的には、私が医療に対するネガティブな感情、自分を責めてしまう言葉、健康な人を妬む気持ち、生きづらさ。


このような話しをしたとしても、


「市川さんは市川さんのままでいいんですよ」


「いろいろと大変だったんですね」


「そういう事を言われたら僕でも嫌な気分になりますよ」というように私の話しを丸ごと受け止めてくれたのです。



「こ…この方たちの優しさはどこから…」


なぜ私の話しを全て受けいれてくれるんだろうと、一番気にかけてくださる先生に聞いてみると、みんなが似たようなつらい経験をしていたからでした。


その時、私の気持ちがスーと楽になりました。


「自分だけではなかったんだ」と。


この恵まれた環境を活かして、


・車を運転して遠くにでかける


・急行(快速)に乗る

・人が多い場所にでかける


このようなことを繰り返し、行き詰った際には仲間に話しを聞いてもらいました。

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ただ10年以上もパニック障害を患っていただけに、決してスムーズに克服できた訳ではありません


車を運転中、呼吸が乱れることは何回もありました。


電車で堺市から難波や新大阪に行くまでに、何度も途中下車したこともございます。


人間ドックを受ける際に、「怖くなった場合どうすればいいですか?」と受付の方に聞いたこともありました。


10分カットの散髪屋さんでさえ、途中で逃げ出したくなります。


それでも、どん底を経験したからには這い上がる気持ちだけは持ちつづけていました。


こうして思考錯誤を繰り返しながら、時には仲間に支えられながら一つ一つ成功体験を積んでいったのです。


すると、狭い空間にいることが平気になりました。


たくさん人が集まる施設も平気になりました。


散髪屋さんも平気になりました。


急行や快速電車にも乗れるようになりました。


電車が運行中に止まっても冷静に待つことができるようになりました。


新幹線に乗って東京まで日帰りでいくこともできるようになりました。


何より一番自信がついたのは、パニック発作を起こした道路まで車を運転して訪れたことです。

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「この道を克服できたら自分はもうパニック障害ではない!」


そう決めてコツコツ取り組んでいました。



自律神経失調症やパニック障害など心の病を患って思うことは、それまで当たり前の日常や健康が当たり前ではなくなったこと。


先の光が見えないトンネルの中をマラソンしているように、不安と焦る気持ちが大きかったです。


幸い信頼できる仲間との出会いをきっかけに健康を取り戻すことができました。


仲間が私にしてくださったように、今度は私が同じように困っていらっしゃる方の手助けをする。


覚悟と責任をもって。


そう決めました。

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さいごにブログを読んでくださった方にお伝えしたいことを書かせていただきます。


思いかえせば、自動車販売会社を退職し今の仕事に転職をしたあの頃から、


「体の不調だけではなく、心の悩みでお困りの方にも手助けをしたい。」

「心の悩みを解消することで心療内科に通う方をへらしたい。」


そういう強い理想を思い描いていました。


あれから16年が経った今でもこの理想は変わっていません。


これからも自分が生きている証として、一人でも多くの方の支えとなる存在でいられるように精進してまいります。


5話にわたって大変長い文章をさいごまで読んでくださってありがとうございました。


心と体のサポーター
いちかわ たけし


【このブログを書いた人】

いちかわ たけし 1974年生まれ 大阪府在住。
社会人になった頃から様々な症状で悩み、あらゆる治療を受けるも完治せず。
健康を探求する思いから整体の道を志し、中国三大医療の一つ推拿(すいな)を学ぶ。整形外科・整骨院・整体院で9年経験を積むなか、より治癒効果を上げる方法を研究する。 
体と心の関係に気づき、患者様の治癒効果が上がり自らの症状も完治に至る。
2013年、整体と心理学を組み合わせた独自の健康法を確立。生まれ育った堺市で開院する。
大手クチコミサイトにて3年連続地域NO1の評価を獲得し、地域の健康作りの拠点となる。現在、一人でも多くの方に体と心を整える素晴らしさを伝えて、元気で明るい社会創りを実現するために邁進中。

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