◆物価の高騰、貯金できていますか?
最近、スーパーで買い物をするたびに
「え、これってこんなに高かったっけ?」
と驚くこと、ありませんか?
食料品や生活必需品の値段がどんどん上がり、ただ暮らすだけでもたくさんお金がかかる時代になりました。
こんな時こそ、自分の生活を守る「備え」が必要です。
そして「備え」は、貯金のような個人の対策にとどまらず、
国の政策や税のあり方にもつながっています。
この記事は、旧約聖書に出てくる物語と
現代の備えについて書きました。
◆なぜ「備え」は必要なの?
「備え」を個人目線で見てみると代表的なものはやはり「貯金」です。
生活の安心を守るため:急な出費(病気、修理、冠婚葬祭など)があっても慌てずに対処できます。
将来への投資:夢や目標を叶えるための資金にもなります。
心の余裕:お金があることで選択肢が広がり、精神的にも落ち着いて行動できます。
貯金は、未来の自分を守る“盾”であり、“種”でもあります。
◆旧約聖書「ヨセフ」から学んだ「備え」
「備え」については旧約聖書ヤコブの息子
「ヨセフ」のこんな言葉からも学べます。
「よいか、お前たちは今日、農地とともにファラオに買い取られたのだ。さあ、ここに種があるから、畑に蒔きなさい。収穫の時には、五分の一をファラオに納め、五分の四はお前たちのものとするがよい。それを畑に蒔く種にしたり、お前たちや家族の者の食糧とし、子どもたちの食糧としなさい」創世記47章23〜24節
この言葉はヨセフが、
エジプトの大臣であった時に、
エジプトがひどい飢饉に襲われて人々が苦しむ中、行った政策の一つです。
飢饉が続く中、エジプトの人々は生きるために土地をファラオ(エジプトの王)に差し出しました。
ヨセフは彼らの土地を買い上げ、その代わりに種を手渡し畑に蒔くように言います。
そして「収穫の一部は納め、残りは家族のために使いなさい」と教えます。
この仕組みは、苦しい時でも希望の種を蒔き、未来へつなぐための「備え」の知恵でした。
ところで、ヨセフの言うとおりに計算してみました。
たとえば、
20万円のお給料の五分の一の4万円
→これは税金として納める。
残りの五分の四の16万円
→これが生活費となる。
これはなんだか現代の「所得税」のようですね。
ヨセフがエジプトで実施した「五分の一の穀物を徴収する政策」は、現代の感覚でいうと所得税20%に相当します。
今の日本でも、所得税は所得の状況や控除の有無によって違いますが、課税所得が大きくなるほど税率は高くなります。
それでも、一定の税率を全国民に一律で課す政策というのは、なかなか大胆です。
全国民一律の税制というのであれば
現代の「消費税」にも似ていますね。
◆ヨセフの政策と今の日本の政策を比較してみた
ヨセフの政策はただ徴税しただけではなくて
飢饉に備える対策でした。
7年の豊作期に備蓄しておき、
7年の飢饉期にそれを放出して国民と外国人を養いました。
国家の危機管理と経済運営の一環ともいえる徴税でした。
興味がわいたので、個人的な解釈でヨセフの政策と現代日本の政策を表にまとめてみました。
◆ヨセフから学ぶ「税と備え」の意味
・税制:
ヨセフの政策では、民衆にとって「納めること」が未来の自分を守る行動でした。
現代でも、未来への備えとして税が機能していると捉えることができます。
・公平と計画性:
ヨセフの政策の五分の一という一定の割合は、一種の「公平さ」。
現代の税制も公平を目指しますが、所得によって税率が変わる累進課税により、よりきめ細やかな制度や、一定税率の消費税などに通じるものがあります。
・神にゆだねる備え:
ヨセフの知恵は神からの啓示によるもの。人の力と神の導きが融合して、未来への備えが成されました。
これはキリスト信仰がある、なしに関わらず現代でも税の使い方と個人の資産計画の視点に交差する部分があります。
◆未来を守るために備えは大切
ヨセフは神の知恵から政策を行いましたが、
わたし達も日々の暮らしの中で、お金に関する情報をたくさん拾います。
その中で、自分に本当に必要な「備えの情報」を拾い上げた時は、あなたへの備えのメッセージかもしれません。
その情報の内容が自分に合っているものなのかをじっくり考えて、行動による種まきをしていきましょう。
そして国の政策に対しては選挙に行きましょう。
また備えとは貯金や選挙だけではなく、
知識であったり、心の態勢、人間関係に対しても積んでいくものですね。
ここまで、旧約聖書 創世記ヤコブの息子ヨセフの政策について書いてきました。
2000年以上も前の物語の内容が、
現代のわたし達の暮らしにも
重なり合うということ、おもしろいと思いませんか?
最後に神さまはあなたにこう語りかけています。
「善を行い、良い行いに富み、物惜しみをせず、喜んで分け与えるように。真の命を得るために、未来に備えて自分のために堅固な基礎をきずくようにと。」
テモテへの手紙一第6章18節から19節
あなたの分かち合いの心が未来への礎となりますように。
来るべき世への備えが、主の導きのもとで堅固な歩みとなりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あなたの備えはどのくらいできていますか?
一度、家計簿をつけて確認してみませんか?
あなたのご訪問をお待ちしています。
出典:『聖書 新共同訳』Ⓒ共同訳聖書実行委員会 日本聖書協会 1987,1988
※記事で引用している聖書の一部は、日本聖書協会の正式な許諾に基づいて使用しています。日々の生活に、神の言葉がそっと寄り添うように——そんな祈りをこめて、綴っています。
《免責について》
本記事に記載されている聖書の言葉やその解釈は、著者個人の理解や信仰に基づいたものであり、すべての読者の解釈と一致するものではありません。聖書のメッセージは、読む人の背景や経験によりさまざまに受け取られるものであり、本内容は一つの視点としてご理解ください。