「今日も怒ってしまった」そんな夜が続いているなら
ごはんを残された。
歯みがきを全然しない。
寝かしつけの時間に、なぜかおもちゃを全部出し始める――
一日に何度もため息がこぼれるような、
そんな日って、ありますよね。
そして夜になると、あの瞬間が頭に浮かぶ。
「なんで、あんなにきつく言っちゃったんだろう」
「もっと、優しく言えばよかったのに」
そう思いながら、子どもの寝顔を見て心がぎゅっとなる。
でも、それって――
それだけ“ちゃんと向き合おう”としてる証なんですよね。
弱音を出せない親ほど、子どもに我慢させてしまう
「親がしっかりしなきゃ」
「泣きたくても、子どもの前じゃ泣けない」
「疲れてるけど、笑っていなきゃ」
それって、すごく立派なこと。
だけど同時に、“完璧であろうとする自分”に
息苦しさを感じていませんか?
実は、感情を閉じ込めた親の背中は、
「我慢することが大人になること」っていう誤解を、
子どもに静かに伝えてしまうこともあるんです。
子どもって、演技の天才なんです
私は、演劇を教える仕事をしています。
たくさんの大人、そして子どもたちと関わってきました。
その中で気づいたのは――
子どもは、何より“本物の感情”を持っている存在だということ。
やりたくないときは、はっきり「やりたくない」と言う。
欲しいものがあれば、全力でそれを欲しがる。
納得できないときは、泣いて、怒って、訴える。
それって、実はものすごく“演技的”なんです。
というのも、演技とは「自分の感情に正直に反応すること」だから。
私たち大人が、演技のレッスンで何度も繰り返し練習することを、
子どもたちは自然にやっている。
それって、本当にすごいことなんです。
子どもから学ぶ、“感情との付き合い方”
→「子どもに振り回される」のではなく、「子どもに導かれる」視点へ
「言い訳せず、感情に素直に生きる」子どもの力
子どもって、とにかく感情に正直です。
「イヤ!」は本気だし、「楽しい!」も全力。
誰に見せるわけでもなく、ただ“感じたままを出す”。
それに比べて私たち大人は、どうでしょう。
・職場では本音を出せない
・家庭でもガマンばかり
・「怒ってはいけない」「泣いてはいけない」と思っている
でも、実はその“我慢”が、子育てにも影響を与えてしまうんです。
子どものイライラに対して、「怒らないように」と抑えるほど、
いつかどこかで爆発してしまう。
そしてあとで、自分を責めてしまう。
▼ ここから先は有料エリアになります ▼
ここから先は、そんな私たち大人が、
「子どもに振り回されずに、ちゃんと向き合う」ための考え方と、
本音を出してもいいと思える関係性を築くヒントを書いています。
もしあなたが、
「子育てが苦しい」「子どもにイライラしてしまう」
「どう向き合っていいか分からない」
そんな気持ちを持っているなら、
ぜひこの先を読んでみてください。
「子どもと向き合うのが苦しい」その理由は、あなたのせいじゃない