省エネ介護の勧め

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省エネ介護の基本
教科書とは反対。利用者ではなく介護者のペース、タイミングで行う。双方のタイミングが合えば1番良い。
本当の介護は戦争
現役介護福祉士が考えた省エネ介護がこれからの業界の常識に。
軽介護はともかく重介護は戦争状態。まともに行うとどちらかが潰れます。
そこで現役介護福祉士が考えた省エネ介護をお勧めします。在宅介護はもちろん人手不足の365日対応の施設ケアでは省エネ介護が今後益々求められます。
手厚いケアが良いと思っている人はとんでもない間違いです。殆どの要介護者は他人に世話をして貰いたいとは思っていません。仕方なくです。
家族介護などで好きで手をかけるなら問題無いですが仕事となればプロの介護です。当然ですが相応の報酬が発生します。大の大人がリスク覚悟でケアするのですから本来ならトイレ介助1回/1000円ぐらいの介護報酬加算は当然だと思っています。その点ではこの業界はとても遅れています。
認知症施設や重度介護施設では安い給料でさんざん身の回りのお世話させられて挙げ句の果てに認知症の利用者から暴力振るわれてたまらずやり返したら訴えられ逮捕される可能性のある世界。そんなところに就職したい社会人はいない。そんな訳で入所施設は常に人手不足状態。募集しても応募が無い。虎の子の採用も長くは続きません。人手不足でのチームケアは心に余裕が無いため職場の人間関係も難しくそれが嫌で辞めていく者も多い。もう一つの問題はこの仕事は若者には魅力が無いため就職の選択肢に入っていません。支給される給与と責任の重さや介護時のリスクと難易度の高さで割りに合わないからです。当然職場の職員は高齢者中心で全国的に高齢化しています。つまり重介護を担う人手が無いのです。今や在宅介護も施設介護も老々介護の時代なのです。
ちなみにテレビなどで紹介される寄り添うケアでウィンウィンなのはある程度コミュニケーションができて指示が通るせいぜい要介護2ぐらい迄。要介護3以上で認知症が有れば真面にケアしてはどちらかが崩壊します。
家庭介護でよく介護崩壊しているのは介護者が潰れるか、虐待で要介護者が潰れるかどちらかです。つまり常時介護が必要な状態である要介護者の場合、真面に介護していては家族が自分達の時間がなくなるからです。ちなみに短期間なら辛抱出来ると思って長引き崩壊するケースも多くあります。介護保険でヘルパーやデイサービスなど精一杯利用しても8時間/日とかです。つまり施設入所で無い限り毎日16時間の家族介護の始まりです。昼も夜も関係ありません。
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