怒りと肝臓

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コラム
怒りは誰にでも湧き上がる自然な感情。
上手にコントロールしないと、肝臓をはじめとする身体に負担をかけてしまう。

怒りは肝臓に負担をかける——これは古くから伝えられてきた知恵。
ネガティブな感情、特に怒りや悲しみが肝臓の働きを妨げると。

東洋医学では、肝臓は「肝(かん)」と呼ばれ、血液の貯蔵や解毒だけでなく、気の流れ(気血の巡り)を調整する役割があるとされている。そして「肝は怒を主る(つかさどる)」という考え方があり、怒りの感情が強くなると肝の働きが乱れるとされる。逆に、肝の機能が低下すると、イライラしやすくなったり、感情のコントロールが難しくなったりすることもある。

怒りが肝臓に与える影響

怒ると血圧が上がる、顔が赤くなる、心拍数が上がる——こうした反応は、自律神経が興奮し、交感神経が優位になることで起こる。怒りを頻繁に感じると、肝臓はストレスを受けやすくなり、血流が滞りやすくなる。すると、肝臓の解毒作用や代謝機能が低下し、疲れやすさや肌荒れ、消化不良といった症状が現れることもあるので、こう言った感情の時は食事は避けた方がよさそうですね。

もし怒りを感じたら、深呼吸をして落ち着く時間を持つこと。
深呼吸をすることで交感神経の興奮を鎮める。ゆっくりと鼻から吸って口から吐くことで、副交感神経が働き、気持ちが落ち着きやすくなる。

ただ、怒りを抑え込みすぎるも問題な場合も。感情を無理に押さえ込むと、肝の「気」が滞り、頭痛や肩こり、不眠、さらには鬱々とした気分を引き起こすこともあるので、
日記を書いたり、信頼できる人に話したりすることで、自分の気持ちを整理し、適切に表現する習慣を。

そして、肝臓に優しい食事を心がける。

特に、アルカリ性の野菜や果物を取り入れるようにする。
感情と体は密接に結びついているため、穏やかな心で健やかな体で過ごせる様に。

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