離婚

結婚とは「共に生きる」と決めた二人のご縁ですが、時にはその形が変わることもあります。私の場合、夫婦としての関係を続けることが難しくなり、長い時間をかけて離婚を選びました。

私が大切にしたのは、「憎しみや恨みを残さないこと」。

夫婦であった時間が無意味だったと思いたくなかった、相手にもそう思ってほしくなかったのです。だからこそ、感情だけで動かず、互いに納得できる形で別れることを選びました。

離婚は「さようなら」ではなく、新しい関係の始まりだと考えています。人生のどこかで助け合うこともあるかもしれませんし、ご縁があったからこそ結婚したのだから、何かしらの形でつながりは続くのかもしれません。

夫婦で過ごした時間も、その後の関係も、すべてが学びとなりました。

離婚を決めたからこそ見えたこと、気づいたこともたくさんあります。

人生において、大切な人との関係が変化することは避けられません。でも、恨みや後悔ではなく、感謝をもって受け止めることで、新しい形のご縁が生まれていくのだと、今なら思えます。