都内(ITシステム系販売会社)@事業継承の続編。
元専務は亡くなってしまい、元社長は隠居生活。
大手1社に頼った(元社長の古巣)経営、そして営業スタッフが
実質元専務1人の体制に、元社長の息子は快く思っていなかった。
(営業1名で200名弱の人員動かすって凄い)
息子への事業継承は、元専務が30年前から計画したことで、
元社長の息子はそれを避けるため、日系大手IT系専門商社に就職した。
これって、私と同じ業界じゃん。しかも同年代のエンジニア。
某界隈の祭り「Interop」か何かの商談などで会ったかもしれない。
公務員志望だった私とは、180度毛色が違ってるけどね。
結局は法人を継続するも、廃業を選んだそうだ。
元社長は息子に謝ったよ。
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もっと従業員を大事にしとくべきだった。
ましてや営業機能も死滅させてしまった。そんな自分が息子に何を遺せるか。息子XXに合わす顔もなく、どうしようもない。
いったい自分は30年間何をしていたのか。
自分の古巣から仕事をもらって、自分の食い扶持しか考えなかった。
「息子と娘を一流のXX大学にぶち込んだ、1部上場企業に入らせた・・」
「俺はこの仕事で仙台の親戚に100坪の家を買ってやった。お前できるか?」
だから従業員にも逃げられた。
息子XXの友達(私のこと)が言っていた「失敗するな・失敗させるな」は
的を得ている。友達を大事にしろよ。他人を大事にしろよ。
どうしようもない失敗で人が離れる。
人を大事にすれば、どうしようもない失敗は起きない。
肝に銘じておけよ。
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ちょうど息子の経営する便利屋を法人なりしたかったらしく、
親が廃業した法人に乗り入れしたそうな。
親の事業を継承しなかったが、法人は継承した。
なににせよ、親の会社を残したのである。
(法人登記簿:定款書き換え+代表取締役書き換えの2点)