「幸せのセンサー」を育むために

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1「幸せ」を感じるとは?

「幸せ」を感じるというのは、心の深いところで「満たされている」と感じる状態ではないかと思います。

これは、外から見える条件や環境に依存せず、自分が今の状況や自分自身に満足し、安らぎを感じられること。経済的に豊かで高級なものに囲まれていても、孤独や心の満たされなさを抱えている人は少なくありません。

また、やりがいや楽しさを感じる仕事に打ち込んでいるけれど、家族との関係に悩み、心の片隅で幸せを実感できない人もいます。

一方で、生活に不安定な要素があっても、心が穏やかで、何かに感謝できる瞬間や、誰かとのつながりを感じられることで「幸せ」を感じられると思うのです。

質素な暮らしでも、自分にとって本当に大切なものに囲まれ、心穏やかに生活していると「幸せだな」と実感する瞬間がある人もいます。

たとえ華やかさがなくても、心が満たされる感覚があれば、それがその人にとっての幸せです。



また、幸せは「ありのままの自分」を受け入れ、その状態に感謝する気持ちとも関係していると思います。多くの場合、何かが「足りない」と感じるときに私たちは幸福感を失いがちですが、自分にとって「今、ここにあるもの」を見つけて感謝することで、幸せの感覚が湧き上がるのではないでしょうか。

ですので、私にとって「幸せを感じる」ということは、自分自身と向き合い、他人や環境の基準に左右されず、自分の価値観や満足感に基づいて、日常に小さな喜びや感謝を見つける力だと思います。

大切なのは、自分にとっての『本当の幸せ』を見つけることであり、他人の基準にとらわれず、自分の心が満たされる選択をすることです。」

これは、『物事をどのように捉え、感じるか』によって幸せの質が変わるからですね。ここをどうしていくのかが、世界的に問われているのではないかなと考えます。



2幸せを感じるためには

①人間関係は柔軟に
安心感と信頼に基づいた人間関係、家族や友人とのつながりは、人生において大きな喜びや支えとなります。他者と深いつながりを築くことは、精神的な安定と幸福感をもたらしますよね。

一方で「一人が好き」な人もいます。私もそうです。人に合わせることが苦手なので会社や人の多いところは疲れてしまいますので、十分な「ひとり時間」を必要とします。それが自分への心のケアになり、他者へのケアにもなるということが実体験でわかったのです。ですから無理に人に合わせるとか、社会通念に合わせる必要などないのですね。


②自分自身とのつながりは最強
自分の気持ちや価値観を知り、それを尊重することは、幸せな生活に欠かせません。正しい自己理解と大いなる自己受容は、特に困難な時期にも揺るがない自信や安定を生み出し、自己肯定感を蘇らせます。
(⚠️自己肯定感を高めようとしなくてもいいのです。正しく自己理解をすれば必然的に自己否定をしなくなるのですから)


③意義のある行動や目標があってもいい
日々の行動や、取り組むことが自分にとって意味を持つ場合、充実感や達成感を味わうことができます。これには仕事や趣味、などが該当します。自己成長を感じるとき、私たちは「生きている」実感をより深く味わえます。


④マインドフルネス(今を感じる力)
日々の小さな出来事や風景に気づき、感謝の気持ちを持つことが、幸せを感じる大切な鍵です。忙しい日常の中で少し立ち止まり、目の前にある「今」を感じることで、何気ない瞬間にも幸せがあると気づけます。


⑤他人との比較を手放す
自分のペースで、自分にとっての幸せを追求するためには、他人と比べてもいいのですが、減点方式を取らないことが重要です。周囲の基準ではなく、自分にとって大切なものを見極めると、穏やかで安定した幸せに近づけます。


自分にとっての「幸せ」を明確にしていくことが、真に豊かで満ち足りた人生を築く手助けになると思います。
これは感度(センサー)になると思います。このセンサーを育むためには、正しい自己理解が必要になってきます。





3固定観念を手放し、今ここにある「幸せ」を見つける

様々な「幸せとはこうあるべきだ」という固定観念があります。
結婚しなければ幸せとは言えない、パートナーとは健全でなければならない、健康でなければならない、お金はたくさんなければならない、資産はあるべきだしきちんと職についてなければならない、家族は円満でなければならない、意識レベルは200以上でなければならない、ポジティブでなければならない、目覚めてなければならない、、、と挙げたらキリがないのですが。

これらを手放した方が、自分への「制限」、つまり生きるために必要だと思ってきた、思い込みや決めつけがなくなることで、日常のささやかな瞬間や、自分にとっての大切なことに意識を向けることができていきます。




4幸せの本質をより深く感じることができます。

日常の中で「自分にとって本当に幸せと感じる瞬間は何か?」と問いかける習慣を持つと「脳」があれこれと探してきてくれます。それをリストアップしていくと悩みが変化していったりなくなっていくこともあります。




5・・で、幸せとは何か?

「幸せ」とは一つの定義に収まるものではなく、それぞれの人が感じる喜びや充足感に基づくものではないかと思います。自分自身にとっての幸せを見つめることが、人生の豊かさや満足感を育て、より本質的な幸福感につながります。

私たちが幸せを「こうでなければ」という形で固定すると、常にその『理想と現実を比較』し、心が不足感を感じやすくなります。

実はこのことによって、日常の当たり前にある幸せや、思いがけない喜び、成長を見過ごしてしまうことが多くなり、本来の「今ここで感じられる幸せ」から遠ざかってしまうのです。

柔軟に物事を受け入れ、幸せの条件を少しずつ広げることで、「自分を満たす」ことができ、心の豊かさが増します。

私たちはどんな瞬間でも幸せを感じる感覚があります。
一度しかない人生から、不平不満を遠ざけ、たくさんの幸せに囲まれていたという感覚を見つけられるようになると、理想の条件に縛られずに人生を楽しむことができると思います。
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