おはようございます🌸
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、輝く瞳について解説いたします。
初心者の方にも伝わるよう分かりやすく心がけました。
20工程以上に細かく別け、ゆっくり解説しています。
使用ソフトはCLIPSTUDIO(クリスタ)ですが、違うソフトでも同じような機能がありますので、代用して頂けたらと思います。
一緒に描いて頂けると嬉しいです。
では、描いていきましょう!
まずは、瞳の線画を準備します。
目の線画を描きます。まつ毛と黒目のレイヤーは別です。
レイヤーを別けておくと、後の作業で役立ちます。
また、修正も楽になるので別けておきましょう。
全体を塗ります。
こちらも白目と黒目のレイヤーは別です。
指定のレイヤーから、はみ出ない設定をするためレイヤーは別けます。
※透明度の保護などソフトで名前が違います。クリスタでは、「透明ピクセルのロック」です。
塗り残しの無いよう隅々まで塗ります。
黒目を塗ったレイヤーの透明ピクセルをロック(はみ出さない設定に)します。
黒目に明暗を付けます。
スプレーツールなど、滑らかなグラデーションができるツールを使います。
※グラデーションとは色が変化していくことです。
上の方を暗く、下の方を明るく、グラデーションにします。
更に明暗を付けます。
先ほど暗くした色より、更に暗い色で上の方を塗ります。
下も同様に、更に明るい色を塗り、明暗の差を大きくします。
ある程度、明暗の差が大きい方が綺麗です。
暗すぎるかな?明るすぎるかな?と思うくらいの色を選ぶと良いと思います。
白目にも明暗を付けます。
眼球は球体なので、曲線で明暗を付けます。
まつ毛の線に沿って、上と下を暗くします。
まつ毛の影と、眼球の立体感を表現しています。
白目も更に、明暗の差を大きくします。
先ほど暗くした色より、更に暗い色で塗ります。
上まつ毛の影で、一番暗くなる部分です。
ここまでの工程だけでも素敵な瞳になります。
ここから更に描き込みを増やしていきます。
黒目は、縁と中央で色に少し違いがあります。
ベースの色に合う色を入れます。
同系色が馴染みやすく、おススメです。
中央に丸く、ふんわりと塗ります。
黒目の中には「虹彩」があります。
聞きなれない単語ですが、鏡で目を見て頂けると分かると思います。
放射状に光が広がった様な模様が見えます。
光を調節する機能です。
虹彩を表現するために、円を描き込みます。
新規レイヤーを作成し、レイヤーを別けておきます。
虹彩のレイヤーのみを部分的に消します。
この時、消す間隔は不規則にします。
規則的な模様にすると、人為的で作り物感が出てしまいます。
イラスト、絵画は人が作り出すもので、人為的で人工的なものですが、
創作とリアルの掛け合わせが魅力を引き出すと考えています。
不規則な方が自然に仕上がります。
幅や、間隔を不規則で消します。
消しゴムツールの軟らかめを選択します。
外側の円と内側の円の境界線をぼやかし消します。
虹彩がはっきりしているイラストもかわいいですが、
今回は、ぼやかして馴染ませます。
色も不規則な方が自然ですし、色に深みがでます。
グラデーションで不自然にならないよう塗ります。
この時、下の方に明るい色を入れます。
更に馴染ませるため、20~50%程度に透明度を下げます。
虹彩が円のワンパターンだけでは寂しいので、更に描き足します。
三角を数個作ります。円に沿うように配置します。
こちらも色を不規則にするため、グラデーションを付けます。
虹彩の境界を前回と同様に消しゴムの軟らかめで消します。
こちらも、透明度を下げて馴染ませます。
20~50%程度にします。
虹彩の複雑で不規則な模様が表現できました。
黒目の縁塗りです。
こちらも新規レイヤーで塗り、レイヤー別けをします。
透明ピクセルをロック(はみ出さない設定に)し、下の方を少し明るい色にグラデーションを付けます。
こちらも、透明度を下げて馴染ませます。
20~50%程度にします。
深みのある色に塗れました。
ここからは仕上げの工程です。
あと少しで完成です!
始め、①の線画の工程で、レイヤーを別けていました。
黒目の線画のレイヤーの透明ピクセルをロック(はみ出さない設定に)します。
そして、黒目の色に合わせて、色を塗ります。
この時、上を暗く、下を明るく塗ります。
瞳孔に奥行きを出します。
※瞳孔とは黒目の中央にある一番黒い部分です。
こちらも上を暗く、下を明るく塗ります。
まつ毛に明暗を付けます。
ここは、上を明るく、下を暗く塗ります。
今までと逆です。
まつ毛の上の方は光が当たり、明るいです。
下の方は、まつ毛で影になり暗くなるからです。
今回は黒いまつ毛ですが、金髪や赤髪のキャラクターの場合、髪の色とまつ毛の色を揃えます。
髪のみを染めているのでしたら別ですが、基本的に眉毛など毛の色は全身揃えた方が自然です。
まつ毛に更に光を付けます。
一番光が当たって、明るくなる部分に更に明るい色を入れます。
今回は、左上に光源がある想定です。
瞳にもハイライトを付けます。
小さいのと大きいのを2か所程度入れるとかわいいです。
スプレーツールで付けても良いですが、次の工程でぼかし具合を調整できるので、私はいつもペンで塗っています。
先ほど付けたハイライトをぼかします。
クリスタでは、フィルターからぼかしを選択し、ガウスぼかしを選びます。
ぼかし具合を調節できるので、好みのぼかし具合にしましょう。
ぼかせたら完成です!
輝く瞳が描けたと思います。
目が輝くと、キャラクターがより一層、魅力的になります。
更に応用して、色々な目を描いてみてください!
ここからは、応用の一例です。
まず目を描きます。
まつ毛、黒目の線画。白目と黒目の塗りのレイヤーは全て別けましょう。
白目と黒目どちらも明暗を付けます。
更に明暗を付けます。
下の方は、白に近い色です。
中央と縁の色の違いを付けます。
ベースに合う色、同系色がおススメですが、大胆に黄色を入れました。
20~30%に透明度を下げ、馴染ませます。
虹彩を入れ、不規則に消します。
黄色の同系色の緑を入れました。
虹彩にグラデーションを付け、境界をぼかします。
下の方に、黄色寄りのオレンジを入れました。
20%程度に透明度をさげ、馴染ませます。
今回は、かわいいハートを描きます。
薄いピンクでハートを入れ、ガウスぼかしでぼかします。
30%程度に透明度を下げます。
もっとハートの主張を出したければ、40%くらいでもかわいいと思います。
瞳孔を描き忘れていたので、追加しました。
瞳孔にも明暗を付けます。
上が暗く、下が明るくです。
別けておいた、黒目の線画に色を付けます。
黒目に合わせて色を付けています。
上が暗く、下が明るくです。
まつ毛の線画も色を付けます。
上が明るく、下を暗くです。
光が当たる部分を明るくしましょう。
ハイライトを入れて完成です。
ハイライトはぼかします。
ハートがかわいい目が描けました!
慣れると深みがあり、輝く瞳が簡単に描けるので、楽しいですよ。
是非、挑戦して頂けたらと思います。
ここでの私の意見は、個人的なものですので絶対の正解ではありません。
良いとお思いになる部分は取り入れて頂き、違うと思う部分は受け流して頂けたらと思います。
少しでもご参考になれば幸いです。
あなたの創作活動を応援しています。