※【閲覧注意】不妊などで悩まれている方、治療中の方、流産経験者の方、お子様を亡くされたご経験をお持ちの方は今すぐこの記事を閉じてください。また、ご家族や身近な人にそのような方がいらっしゃる方も、この記事は読まない様お願いいたします。
《画像の広告には、医院名や連絡先、提携病院名にモザイク処理をしています→モザイクなしでも誰も見ないか…--;》
2014年まで実施されていた中国の一人っ子政策は、皆さんもご存じかと思う。私が中国に住んでいた頃は、まだ一人っ子政策の真っただ中。街のあちこちに、中絶半額セールの広告がひしめき合っている状態。漢族の夫婦で、2人目以降の子供を出産した場合、高額な追加徴税、その他様々なペナルティが課せられる。ちなみに妹がいるという漢族の同僚男性に、中国って一人っ子政策なんじゃないの?と聞いたら、「うちはお金持ちだから、全然問題ないんだ!」と逆に金持ち自慢をされた。(漢族と違い少数民族は特例が認められていたので、朝鮮族の同僚にも兄弟がいるという人もちらほら)
3年半近く中国にいると、そういった特殊な環境にも慣れてくるのだが、私が
衝撃を受けたのは、タクシーに乗った時のラジオCM。私が聴いた内容はこちら。→《ラジオCM》夫婦の何気ない会話 妻「ねぇあなた~私、また妊娠しちゃったのよぉ~」夫「ええ?またかぁ~」妻「困ったわ~どうしましょう」夫「そうだ!〇〇産婦人科なら、今半額セールをやってるぞ!そこで手術を受けよう!」妻「そうなの?それはいいわね。そこに行きましょ♡」
あまりのショッキングな内容に絶句。妻役の女性の猫なで声にもゾッとした。これがリアルな中国なのか…。中国の薬局では、モーニングアフターピルが安価で入手できるではないか。なぜ中絶手術になるまで放っておくのか。手術を受ける方が費用も高く身体への負担も格段に大きい。謎すぎる。
日本のスーパーのレジ前には、ガムやメントス、のど飴的なものが並んでいるのが一般的であるが、中国のウォルマートなどのスーパーのレジ前には、避妊具がびっしり陳列されている。自分の会計の順番がまわってきた男性は、しれっとガムでもいれるかのような感じで避妊具をいくつか買い物かごに放り込み、お会計へ。これが中国の日常。
今や1人っ子政策からの2人っ子政策、それでも出生率の低下が止まらない中国は、慌てて2021年に正式に3人までの出産を認めることになったようであるが…「時すでにお寿司」感は否めない。今後の中国の動向に注目したい。