脱毛サロン・まつエク・エステサロンの店舗物件探し

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ビジネス・マーケティング
本日は、サロンの物件探しについて少し書かせていただきます。

私自身、この25年くらいで
2500~3000位の店舗物件を見てきました。

そんなに見てるわけないだろう?と思う方がいたら計算してほしいのですが、
25年で2500の店舗物件を見たとすると、年間100軒ですよね。
12か月で割れば、月にたった8軒程度です。

チェーン展開しているFC本部で物件探しを何十年もやっていれば、むしろ少ない方かもしれません。

そんな体験からお話をさせていただくと、物件にはいくつかパターンがあり、

①駅前型 ②商店街型 ③空中階ビル型 ④マンション型 ⑤ロードサイド型 
⑥SCテナント型 などがあります。

⑥について更に細かく言えば、食品スーパーへのテナント、大型ホームセンターへのテナント、イオンモールなど大型SCへのテナント、駅ビルへのテナント、空港や大型温浴施設、大学病院など、一定の目的で大勢の人達が利用する施設内へのテナントがあり、それら全てにも関わってきましたが、ここでは
SC関連は割愛し、スモールビジネスでの店舗物件探しについてお話させていただきます。


マツエクサロン、脱毛サロン、ネイルサロン、エステサロン、アイブロウサロン、増毛エクステサロン、ヘアカット専門店、ヘアカラー専門店などは、SCにも入れますが、駅前型、商店街型、オフィスビルや雑居ビル、マンション、ロードサイドなど、比較的どんな物件でも開業・運営を出来るのが強みです。


注意点としては、ヘアカット専門店やヘアカラー専門店はもちろんですが、マツエクサロン、シェービングサロン(顔そり)、アイブロウサロンなどの場合も、保健所の許可を得ないと開業できず、開業するエリアを管轄する保健所によって、水回りや洗髪設備の内容についてなど、微妙に厳しさが違う為、必ず「出店するエリアを管轄している保健所」に物件情報の用紙を持参しながら、担当に説明を聞きに行くようにしてください。

施術スペースの広さと待合スペースの広さ、その2つの割合と区分けの仕方、手洗い場所の位置、床の材質、室内の明るさ、換気扇の有無など、開業前には細かい立会い検査がありますので、もし物件を借りた後に審査NGでは開業ができずショックも大きいですから、保健所で事前確認をお勧めします。


それ以外の脱毛サロン、エステサロン、よもぎ蒸しサロン、ネイルサロンなどは保健所検査の心配はないのですが、音や臭いについてチェックが必要です。

音というのは、周辺環境の音という意味もありますし、貴方が開業する商売で出す音です。

歯科が上の階や下の階に入っていたりすると、音や振動に非常に敏感で、ちょっとした振動や音でも、歯科医によっては怒鳴られるケースもあります。

また、下の階や上の階に「保育所」や「幼児教室」など子供向けのビジネスが入っていると、体操をしたり、走り回ったり、ブロックを落としたり、泣いたり騒いだりの音が貴方のサロンに聞こえます。

マツエクサロンやドライヘッドスパなどは静かな環境の中で施術をしますから、子供向けの音楽が聞こえたり オルガンの音が響くと、サロンのお客様から悪い口コミが入る場合がありますので、上下左右の入居者を確認した方がいいですね。


よもぎ蒸しサロンやハーブ蒸しについては、隣の入居者に臭いでご迷惑がかからないように注意をすることと、湿度が上がりやすいため、壁や天井にカビが発生しやすい状態になりますから、お客様がいない時にマメな換気と掃除を心がけて下さい。


また空中階にある物件(雑居ビル、オフィスビルなど)の場合の注意点としては、エレベーターがないビルは、2階までであれば問題ありません。ただし、もし4階や5階だとしたら絶対にやめた方がいいと思います。

中には来店してくれるお客様もいますが、雨が強い日にツルツル滑る階段を3階や4階まで歩いて上がるのは大変ですし、夜は足元が暗くてよく見えません。

それに、ヒールのある靴でそんなに上がっていくサロンでは、そのうち予約を取るのが面倒になります。


オープン前の作業をするにしても、エレベーターがなければ開店前の準備が大変です。逆にエレベーターがあれば、7階でも9階でも問題ありません。

エレベーターについては、エレベーター内の広さをメジャーで測って確認してください。

マツエク用のリクライニングチェアは大きなタイプもありますし、昇降式ベッドや大型ソファが入るのかどうか、意外と忘れやすいチェックポイントです。



ロードサイド物件(例えばコンビニの跡地など)は都心部以外なら有りです。

もちろん工業団地へ向かうトラックや営業車が多い道路沿いではなく、買い物で使う生活道路沿いで探してください。

注意点は、貴方のサロンの規模にもよりますが、駐車スペースを3台くらい確保できるか、もしくはすぐ近くにドラッグストアやスーパーマーケット、ホームセンター、ショッピングセンターなど大型施設があるか、そこが重要になってきます。

スタッフが通勤で駐車したらお客様の停めるスペースがないようだと、せっかく予約枠が空いているのに来店が出来ないですからね。

近くに大型商業施設があれば、そちらに車を停めて、買い物のついで利用してくれますし、活気のある施設の近くだと認知もされやすいです。

そのへんに気をつけて探してみるといいと思います。


マンション物件については、超裏ワザがあり、「なるほど!」という探し方があるのですが、さすがに何もかも無料ブログでお話するわけにもいかない為、
物件の探し方については、また機会があればアドバイスさせていただきます。


駅前物件や商店街物件の良さとしては、「駅から近い」とか、「人が多いので夜間でも怖くない」などがメリットです。その分、家賃は少々高くなります。

したがって、もし駅前物件や商店街物件を選ぶなら、1階ではなく2階や3階の物件が美容サロンやリラクゼーションビジネスにはベストのように思います。

大抵のサロンビジネスは、お客様側からすると、「周りの人達に出入りしているのを見られたくない」と思われる場合も多いので、1階である必要はありません。

駅から物件までの距離は、せいぜい徒歩6~7分までで考えて下さい。

駅から10分も歩く物件では、他の駅チカサロンに行ってしまいます。



あと物件を決めるうえで重要な点がもう1つ。

ホットペッパーで説明する際、もしくはお電話が掛かってきて説明するときに、説明しやすい場所がいいです。

そうでないと、60分メニューの予約が連続で数人続いているときに、全員が道に迷って10分づつ遅れて来たら、全体的にかなりズレてしまいます。

目印があり、わかりやすい通りにある物件。それがサロンには良いですね。


また、エステサロン・脱毛サロン・まつエクサロンなどサロンビジネスの場合、建物が薄暗いとか、汚い、臭いがある、虫が多い、カラスや鳩がいる・・・そういうビルは嫌われます。

嫌われるというのはお客様だけではなく、雇用するスタッフからも嫌われます。

もし貴方が働くサロンで、虫が多いとか、ベランダに鳩やカラスがたくさんいてベランダがフンだらけとか、キッチンから下水の臭いがするようなサロンでは、そのサロンで1日中仕事するのはイヤですよね。

つまり、お客様+雇用するスタッフの事も考えて物件探しをしなくてはなりません。


美容サロン物件の室内のチェックポイントも色々ありますが、全てを伝えると相当な文章量になってしまいますので、ひとまず今回はこれでやめておきますね。


今回の「美容サロンの物件探し」、いかがでしたか?

どうしても初めての物件探しは色々な確認が抜けてしまいがちです。

事前にチェックリストを作り、メジャー持参で内見しましょう。

もちろん内見の際は、たくさん写真を撮って問題ありません。

待合スペース、施術スペースをイメージして見てください。

物件の内見って、ちょっとワクワクしますよね。

★もし不動産屋から「先ほど内見に来られた方がいて、凄く気に入っていたので、もしかしたら申し込みを先に入れてしまうかもしれません」というのは、業者の営業トークなので、話半分で適当に聞き流してください。(笑)


サロンの起業・開業をお考えの方、応援しているので頑張ってください☆


物件の探し方、室内のチェックポイントなどは、また別の機会(電話相談など)でさせていただきます♪

今日はこのへんで☆




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