脱毛サロンの開業について

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ビジネス・マーケティング
これまで私が経営で関わってきた業種や業態、および開業支援やフランチャイズ本部のサポートとして行ってきた業種を挙げますと、

リサイクル衣料品店、B品(訳アリ)ショップ、中古ゲームソフト&CD、
古本屋、ネットカフェ、ヘアカット専門店、ヘアカラー専門店、沖縄そば専門店、学習塾、結婚相談所、占いサロン、よもぎ蒸しサロン、ゲルマニウム温浴サロン、酵素風呂、整体院、、、
そして、まつげエクステサロン、増毛エクステサロン、エステサロン、
脱毛サロン、顔のシミ取りサロン…と、こんな感じで、色々関わってきたのですが、

学習塾はFC本部に勤務していた会社員時代、副業で10年間経営していて、
結婚相談所もサイドビジネスとして行っていました。
この2つは、昔は良かったのですが、今後は難しくなると思います。

よもぎ蒸しサロンは以前勤務していた会社で私が新規事業として提案し、東京都内で運営した際、非常に業績が良かったこともあり、子会社化して、そこで私が代表として、よもぎ蒸し&ゲルマ温浴サロンの運営およびよもぎ蒸しサロンの開業サポートなどをしていました。

8年前に起業してからは、まつげエクステサロンや脱毛サロンの経営 及び、
各種脱毛サロン(光脱毛・ワックス脱毛・ダブル脱毛・メンズ脱毛)の開業サポート、お顔のシミ取りサロンなどビューティービジネスの開業サポートやコンサルを行ったり、フランチャイズ本部を作って全国展開したい方へのFC本部構築サポートなどを行っています。


今回はその中の1つ、脱毛サロンについてお話をさせていただきますね。

脱毛サロンには「医療脱毛」と言われている美容クリニックの脱毛と、
民間のエステサロンが行っているエステ脱毛に大分類されます。

大きな違いとしては「永久脱毛」ができるかどうか、
そんな感じとお考え下さい。

確かに永久脱毛は魅力的かもしれませんが、実は妊娠・出産などでホルモンバランスがちょっと変わったり、体質の変化などで、永久脱毛した方でも毛が生えてくることは意外によくあるため、絶対に永久に毛が生えてこないとまでは言いきれません。以上が医療脱毛の簡単な説明になります。

それに対して、テレビCMなどで芸能人をバンバン使ったり、電車の中に広告を出しているのは「光脱毛」とか「フラッシュ脱毛」と言われているもので、ミュゼさんのような脱毛チェーンもあれば、たかの友梨さんみたいに総合エステサロンでも、この手の脱毛を行っています。

クリニックと民間エステとの大きな違いは、脱毛器の違いになり、
当然、「光(レーザー)のパワー」がクリニックの方が強いんですよね。

とはいえ、脱毛効果がなければ、昭和の時代から続く「脱毛エステサロン」も、ずっと昔に世の中から消えていますから、きちんと毛は無くなります。

今のエステ脱毛器は昔と違ってクリニックでも使われているくらい、レベルが上がっており、もちろん以前より効果も期待でき、しかも痛みもほとんどなく、購入費用もクリニック用脱毛器に比べてずっと安いことから、チェーン店、個人店含めて脱毛サロンは開業しやすいと言えます。

なにしろ大きな技術が必要ないため、脱毛マシンがあれば、割と簡単に開業できてしまうわけです。(※だから光脱毛サロンは競合も多くなりますし、ラーメン屋と同様に、閉店しやすいとも言えます)


光脱毛以外の脱毛にはブラジリアンワックス脱毛、シュガーリング脱毛、そして光脱毛とセットで行うミックス脱毛(またはダブル脱毛)があります。

こちらは長期間生えてこないというわけではなく、永久脱毛というわけでもないのですが、それなりに需要があり、コアなファンがいます。

WAX脱毛やシュガーリング脱毛は、美容室や床屋さんのように、月1回前後のペースで予約をしてWAXを肌に塗り、一気に毛を抜くという脱毛法で、
主にVIO脱毛での来店が80%から90%になります。

「なぜ毎月生えてくるような面倒くさい脱毛サロンに行く人がいるの?」
と思う方は、まだまだ美容ビジネスをよく理解していません。

では、そう思った方へ逆に質問です。

「医師が経営する医療脱毛クリニックは永久脱毛を謳っているのに、どうしてわざわざ民間エステで高額なローンを組んで脱毛するの?」

と聞かれたら、みんなが納得のいく説明が出来ますでしょうか?

そうなんです。
なぜ民間エステをわざわざ選ぶのか、明確に答えるのは難しいですよね。

結局のところ、10人いれば 考え方も10通りあり、人それぞれですから
何でもありなんです。


ちなみにブラジリアンワックス脱毛をしたい人は、
「今は永久脱毛を考えていない。ただ毛がない方が快適だし、行ったその日に一瞬で脱毛できて色々なVIOのデザインも選べるので、友達(またはカレシ)と旅行に行く前に行きます」とか、「普段は脱毛していないのですが、近いうちにスポーツで肌を露出するから、その前に来てパッと抜きたいんです」…という感じで、脱毛の即効性で選んだり、「治療ではなくオシャレ」としての脱毛として定着しています。

シュガーリングはブラジリアンワックス脱毛の類似系という理解で良いのですが、ブラジリアンワックスは通常1㎝程度の毛がないと剥がせないものを、シュガーリングはその半分程度の毛で剥がすことが出来て、抜くときの痛みも、施術者の腕にもよりますが、上手な人ならブラジリアンワックスより少ないため、こちらも一定のファンがいます。


ダブル脱毛はブラジリアンワックスやシュガーリングで毛を抜いたあと、
光脱毛器の光を毛穴に照射するという流れで行うもので、光脱毛とWAX脱毛の両方を兼ね備えた施術になります。

またメンズ脱毛サロンで一般的なのは「光脱毛による施術」になりますが、最近ではブラジリアンワックス脱毛やダブル脱毛もポツポツ出てきました。

メンズ脱毛専門サロンとして行うか、女性も男性も両方を受け入れる脱毛サロンにするのか、それぞれ一長一短ありますが、それはオーナーの考え方次第かと思います。

儲かっている脱毛サロンは月に400~500万円の売上がありますし、
仮に売上が80万円でも赤字にはなりにくいビジネスです。

初期投資金額も、立地や方法によっては100万円少々で開業も可能です。

脱毛サロンの経費や利益はどのくらいなのか、
どんな立地にどういうサロンを出店すれば利益が出やすいのか、
スタッフの求人募集やお客様の集客はどうするのか、
物件取得費や内装費、設備備品込みで開業費用150万円で可能か、
カウンセリングシート、同意書、必要書類はどこで揃えるのか、
メンズ脱毛は何に注意して営業したらいいのか、
脱毛サロンでの融資は通りやすいのか、、、

起業を考えている方なら
色々ご興味を持たれる方もいらっしゃると思います。

脱毛サロンはこれまで30店舗ほど開業に関わり、自分でも経営しているため、色々細かい部分までお話は出来ますが、そこまで関心がない方もいらっしゃると思いますので、今回は概略について簡単にご説明させていただきました。

もし真剣に脱毛サロンでの起業・開業をご検討されるようでしたら、お気軽にお声掛けください。



今回はこのへんで失礼致します♪




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