好かれたい。モテたい。マジで。
愛されるよりも愛したい。と言える人は数少ないかもしれません。だって愛されることが前提なわけですから、すでにモテモテの状態です。でも「愛されすぎた人の皮肉なセリフだ」と思う前によく考えてください。この言葉にはある意味で真理が隠れています。
愛されていると、愛したい。という気持ちになるということです。しかもマジで。
ギブアンドテイクですよ。
ギブアンドテイクという有名な英語があります。何かをもらったら与える。つまり持ちつ持たれつということですが、良好な人間関係を表す言葉としてよく使われます。
ただ、このギブアンドテイクの意味は理解していても普段、生活をしていて意識することはあまりないと思います。何かをしてあげたらお返しがある。と思って何かをすることはないですし、人から親切にされた時に「ギブアンドテイクですよ。」なんて言われたら少し不快に感じると思います。
どこか強制的な面を感じるのがギブアンドテイクですが、実はこの言葉の裏側にはこんな心理が働いているのです。
返報性の原理という武器。
返報性の原理という言葉をしっているでしょうか?これはギブアンドテイクの概念に少し似ています。ギブアンドテイクの裏側で動いている心理と言ってもいいでしょう。
返報性の原理とは、社会心理学などでは有名な言葉で、何か親切なことをされたら、こちらも親切なことを返さないといけない。と思ってしまう心理です。
この返報性の原理は無意識に働くものなので、意識していなくても心のどこかでそのような心理が働いてしまい、親切にしてくれた人が困っているのを見た時は助けたくなってしまいます。この返報性の原理は社会心理学の分野で科学的に研究され、実験もされ実証されています。
では、これを恋愛やモテるというカテゴリーで考えた時はどうなるでしょうか?
好きになってもらう前に好きなる。
モテたい。好かれたい。という気持ちは大事です。この欲求が生きるモチベーションになっているとも言えますし、忘れてはいけません。でも、返報性の原理から考えると好きになってもらう前にこちらが好きになる方が得策と言えるのではないでしょうか。
これは恋愛だけではありません。人に好かれるためには、こちらが先に好きになる必要があります。好かれたい。という気持ちをグッとこらえて、まずは自分から相手を好きになる行動や会話を心がけるといいでしょう。
好意をもって接することで、相手からの好意も返ってきやすくなるのです。
愛されるよりも愛したいと思わせてしまえば勝ちですね!