え?聞き上手がモテるって嘘?本当の【聞く技術】

記事
コラム

聞き上手だけではモテない。

聞き上手はモテる。とよく言われます。話を聞いてあげることは相手にとってとても嬉しいことなので、話を聞くのが上手い人はモテる。むしろ話を聞いているだけでモテる。

勘違いしていませんか?

実際には、話を聞いてあげるだけではモテません。

何故か?

それは単純に話を聞いてもらうだけではつまらないからです。

人には承認欲求があります。自分のことを認めて欲しい。という欲求です。この承認欲求があるおかげで、話をしている時にも人は無意識のうちに相手に自分のことを認めてもらいたいと思いながら話しています。相手が話を聞いているだけでは承認欲求は満たされず、満足はしないのです。

結果、話していてもつまらないと感じてしまいます。

よくある会話術で「適度な相槌」や「そうなんですか!すごいですね!」という聞き手のテクニックもありますが、それも同じです。適当な相槌やその場しのぎのリアクションでは一時的には話を聞いているように思われるかもしれませんが、「ちゃんと話を聞いてくれた」という感覚は薄いのです。

相手の話を理解して共感する。

話を聞く時に一番大事なことは、相手の話を理解して認めてあげることです。会話はキャッチボールとよく言いますが、相手が投げた会話に対して受け取るだけではつまらないのと同じで、ちゃんと投げ返してあげないといけません。また、ただ投げ返すだけではなく、正確に投げ返す必要があるのです。

文章にすると難しい気がしますが、例えばこんな場面ではどうでしょう。

相手「最近、彼氏とケンカばっかりしていて上手くいっていないんだよね…」

自分「そうなんだ…彼氏とはなんでケンカをするの?」

一見すると何も問題ないやりとりに感じますが、もっと相手の気持ちに応えてあげるなら、

相手「最近、彼氏とケンカばっかりしていて上手くいっていないんだよね…」

自分「ケンカって辛いよね…彼氏とはなんでケンカをするの?」

と、一言相手の気持ちに応えてあげるだけで承認欲求を刺激することが出来ます。

自分が言っていることを相手がわかっている。と感じるだけでその人の印象は変わります。そのためには相手の言葉にちゃんと耳を傾けなければなりません。表面的な相槌や適当なおうむ返しでは、話し手にとって「つまらない人」だと判断されてしまいます。つまらない人と判断されてしまうことがモテない原因の一つになってしまうのです。

仕事場ではどうでしょうか?よくこんなやり取りがよく行われています。

上司「この企画書、今日の17時までに作れる?」

自分「すいません…今から外回りなんで難しいですね…」

こちらも普通のやり取りに感じますが、正しくキャッチボールができているとは言えません。ちゃんと上司の気持ちに応えてあげるなら

上司「この企画書、今日の17時までに作れる?」

自分「今日の17時は無理ですね。外回りから帰ってきて作るので19時なら大丈夫です。」

と上司の質問にちゃんと答える必要があります。上司が何を質問していて、どのような答えを期待しているのかをちゃんと見極めて答えてあげましょう。

シンプルに質問に対して正確に答える。

この、相手の話を理解して答える。ということを意識して会話を行えば、口数が少なくても相手からは話を聞いてくれる人だと認識されます。とても簡単に考えるのであれば、相手の質問に対して正確に答える。と言えるでしょう。

ポイントは、

・相手が何を質問しているのか?
・相手が何を伝えたいのか?
・相手がどのような答えを期待しているのか?

ということをしっかりと意識できるかどうかです。

これを完璧にやろうとすると難しいですが、小さな会話から自分のできる範囲で意識してやっていくといいでしょう。日常生活の中でもこのテクニックが使える場面はたくさんあります。少しの意識で大きく印象が変わるので、やらないと損をします。

聞くだけの時代は終わりました。

少し前なら人の話を聞くだけでも十分にモテたかもしれません。しかしSNSや多様なコミュニケーションツールが発達した今は、会話の中で求められるものが変わってきています。相手が何を求めているのかをしっかりと理解して正確な反応をできるように頑張りましょう!


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す