【Biology SL】今日6/3の過去問(タンパク質)

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こんにちは。
Biology SL/HLの指導経験がある桜井です。
このブログでは、IBのBiology SL/HLの過去問を紹介し、IB生の勉強をサポートしていきます。
「自分の解答を採点してほしい!」というご希望がありましたら、ぜひご依頼ください。

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では今日は「タンパク質」について、やっていきましょう。

問題①
pHの変化は酵素にどのような影響を与えるか。
A. すべての酵素は、pHが上昇すると活性が上昇する。
B. すべての酵素の活性は、pHが7以下でも7以上でも低下する。
C. pHが低いと、すべての酵素で可逆的な変性が起こる。
D. 極端なpHは、すべての酵素の活性部位を変化させることができる。

問題②
ペプチド結合がどのように形成されるか注釈付きの図を描きなさい。[3]

<答えはスクロールしてください>

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<答え>
問題①
pHの変化は酵素にどのような影響を与えるか。
答え:D. 極端なpHは、すべての酵素の活性部位を変化させることができる。

★解説
酵素の最適pHの問題です。
酵素は働く場所にあわせた最適pHをもっています。
ほとんどの酵素は中性付近(pH7)ですが、胃で働くペプシンや十二指腸で働くトリプシンなどは酸や塩基中でもっとも活性が高まります。
しかし、極端に高いor低いpHでは、酵素の形が変化してしまい、働きが失われてしまいます。

問題②
ペプチド結合がどのように形成されるか注釈付きの図を描きなさい。[3]
答え
a.2つのアミノ酸の構造が正しい
b.水が失われる
c.一方のCOOHのCが、もう一方のNH2のNとつながっている
d.ペプチド結合の名称がついている

★解説
アミノ酸を2つ結合させたジペプチドを描く問題です。
生物の高分子は基本的に水分子を除去することで起こる脱水縮合がメインです。
今回のペプチド結合だけでなく、糖のグリコシド結合、脂肪のエステル結合と区別して覚えるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?
ブログを読んでくださり、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。

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