「占いジプシー」という言葉をご存知でしょうか? 複数の占い師を短期間で渡り歩き、異なる鑑定結果に振り回されてしまう状態を指します。
今回は、僭越ながら占い師の立場から、占いジプシーになっている方に向けて、占いをより有効に活用するためのメッセージをお伝えします。
<なぜ、人は占いジプシーになってしまうのか?>
占いジプシーになってしまう原因は様々ですが、
・一つの鑑定結果に納得できない
自分の願望とは異なる結果が出た場合、他の占い師に相談して別の答えを探してしまう。
・具体的なアドバイスが欲しい
抽象的なアドバイスではなく、具体的な行動指針を知りたい。
・安心感を求めている
不安な気持ちを抱えている時、誰かに頼りたい、肯定的な言葉を聞きたい。
・変化を求めている
現状を変えたい、新しい自分を見つけたい。
<占いジプシーになってしまうと、何が起こるのか?>
・混乱
異なる鑑定結果に振り回され、何が本当なのかわからなくなり、混乱してしまう。
・時間と金の無駄
複数の占い師に相談するため、時間と費用がかかってしまう。
・不信感
どの占い師も信用できなくなり、占い自体を疑ってしまう。
・自己肯定感の低下
自分の直感や判断力を信じられなくなり、自己肯定感が低下してしまう。
<占いジプシーから抜け出すためには?>
・一つの鑑定結果とじっくり向き合う
異なる鑑定結果が出たとしても、一つの鑑定結果に焦点を当て、自分なりに解釈してみましょう。
・占い師を選ぶ基準を持つ
占術や得意分野、料金体系など、自分に合った占い師を選ぶ基準を持ちましょう。
・具体的な質問をする
抽象的な質問ではなく、具体的な質問をすることで、より具体的なアドバイスを得ることができます。
・占いだけでなく、自分自身と向き合う
占いだけでなく、自分の内面と向き合い、自己理解を深めることが大切です。
占い師の立場からすると、占いは未来を予言するものではなく、あくまでも「今の自分」を客観的に見つめ、より良い未来へと繋げるための「ツール」の一つです。
占いを頼ることは悪いことではありませんが、占いだけに頼りきりにならないことが大切です。占いで得たアドバイスを参考にしながら、自分自身の力で未来を切り開いていくことが重要です。
占いジプシーになっている方は、一度立ち止まって、なぜ占いを頼っているのか、何を求めているのかを自分自身に問いかけてみてください。
そして、占い師はあくまでもサポート役であることを理解し、自分自身の力で未来を切り開いていくという強い意志を持つことが大切です。
最後に占いを通じて、より良い未来を築いていきましょう。