私が書き続けているこのブログで頻出することばに「自己肯定感」があります。
私は人が抱え込んでいる悩みや問題の多くはこの自己肯定感が損なわれていることに原因があると考えています。
これまでは主に自分自身がいかにして自己肯定感を保つかあるいは高めるかについて書いてきました。
これからも何度も言及していくと思います。
今回は対人関係をスムーズにするための手立てとして、相手の自己肯定感を高めることを意識した言葉かけや振る舞いを行ってみてはどうかと問いたいわけです。
かなり有効だと思いますし、相手の心が開かれるだけでなく、属している組織の空気も良くなるものと思っています。
自己肯定感を高めることばって、どんなの?難しい?
・・・と深刻になることはありません。
要は相手をほめればいいのです。
ただし、嫌味にならないように(「ほめ殺し」にならないように)、リアリティのある内容で。
ここで、私の経験談を(ちょっと甘酸っぱい思い出話をば)。
20代半ばの頃の話です。
ある時、その当時お付き合いしていたガール・フレンドを泣かせてしまったのです。
喧嘩したわけでも暴言を吐いたわけでもありません。
細かいことは覚えていませんが・・・
「○○さんがいてくれるだけで、とてもうれしい」か
「○○さんがいてくれるだけで、本当に助かっているよ」
・・的な内容のことをふとさりげなく言ったら、突然に相手が泣き出してしまったのです。
いやあ、本当にびっくりしました。
私としてはほとんど無意識に口に出した、本心からのことばに過ぎないのに・・・
このエピソードで何が言いたいかと言うと・・
相手の存在を認める、あるいはさらにその存在が大切でありかけがえのないものだと伝えることがいかに人の尊厳を保つかということです。
自己肯定感は自分自身によって高める手立てはいくつもあります。
でも、自力だけではなかなかに難しいのが実情です。
そこで、他者からの働きかけが重要になってきます。
相手から「自分はこの世にいてもいいんだ」「自分は大切な存在なんだ」とのメッセージを受け取れば、こんなに心強いことはありません。
さらには、相手の自己肯定感を高めるためのことばを伝えることで、そのことばを言った本人も心が豊かになります。
相手からも、他の人たちからも好かれます。
幸運を引き寄せることにもつながります。
まさに、ウイン=ウインの関係になります。
難しく考えることはありません。
軽い気持ちで、さりげなく実践するだけでいいんです。
一度試してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます。