経営の神様と言われ、一代で世界的な大企業へ成長させた松下幸之助。椅子にふんぞり返り、部下を顎で使っても良いほどの人物です。ところが非常に謙虚な人物で、部下の話にもしっかりと耳を傾けていたとのこと。
話の中で分からない部分があれば、相手が誰であろうとも熱心に質問をしていたという話もあります。
松下幸之助の話を聞き、私はあるお客様を思い出します。お客様も大変謙虚な方で、私の話もしっかりと聞いてくれました。
謙虚過ぎるお客様
私が出会ったお客様は、大変なお金持ち。財布の中には、常に7桁円のお金が入っていたほど。いつも大きなお買い物をしていただき、10万円以上の買い物も珍しくありません。
いわば上客。ここまでの上客となると、偉そうな態度を取られても何も言い返せないというもの。ところがお客様はとても謙虚な人で、私に対しても常に敬語でした。
腕にロレックスをつけていたマダムも、謙虚な人でした。しかもとても明る人で、店に来るたびに「あら~すず丸ちゃん元気!?」とニコニコで話しかけてくれたものです。
常に謙虚な姿勢を忘れずに
事業で成功している成功者の多くは、謙虚な人が多い気がします。
成功者の中には尊大な態度を取る人もいますが、末路は悲惨な物ばかり。「月収うん千万円稼いでいた人が、住む家を追い出された」なんて話は、珍しくはありません。
成功を収めると、周りは「王様」と言わんばかりに持ち上げます。言われた本人も悪い気はせず、敵なしの状態になっていることでしょう。自分より「下」と認定したものには、非常に強く当たることも。
周りの人に強く当たれば、人間関係長続きはしません。人が離れると、必ず失敗します。成功はあり得ないんです。
何事も謙虚に。礼儀正しく。そしてニコニコの笑顔。そんな気持ちで、サービス貢献に務めます。