お問い合わせフォームの実装方針について

記事
コラム
Webサイト制作において、お問い合わせフォームはオリジナルコードでの実装をお断りしております。その理由と代替案をご説明します。
(なお、WordPressサイトの場合は、プラグインを使用して構築いたします。)

オリジナルコードでの実装をお断りする理由

1. セキュリティリスクの高さ
お問い合わせフォームは外部からデータが入る場所のため、様々な危険性があります。

不正アクセスの危険性:フォームを通じてサイト全体に侵入される可能性
情報漏洩のリスク:お客様や利用者の個人情報が外部に漏れる危険性
迷惑メール(スパム)の自動送信:フォームが迷惑メールの送信元として悪用される可能性
サイト改ざんのリスク:フォームの脆弱性を突かれてサイト内容が書き換えられる危険性

2. 継続的なメンテナンス問題
セキュリティ対策は一度きりではなく、常に最新状態を保つ必要があります。

・新たな攻撃手法への対応が常に必要
・サーバー環境の変化に合わせた調整が必要
・個人開発者では継続的な安全性確保が困難

3. 個人情報保護への対応
お問い合わせフォームでは個人情報を扱うため、法的責任も伴います。

おすすめの代替サービス

【注意】WordPressサイト制作の場合は例外です。
WordPressを利用する場合は、定期的に更新されている信頼性の高いフォームプラグインを使用するため、この制限の対象外となります。WordPressサイトでは、プラグインを通じて適切なセキュリティ対策が継続的に提供されるため、標準的なお問い合わせフォームの実装が可能です。

静的サイト制作の場合は、以下のサービス利用をおすすめしています。

1. 専門フォームサービス(例:formrun)
専門フォームサービスは以下のメリットがあります。

・専門チームによる継続的なセキュリティ管理
・最新のスパム対策技術の自動適用
・ある程度のデザインカスタマイズが可能

費用:使用するサービスやプランより異なりますが、簡易的なフォームの場合無料で利用できるものがあります。なお、完全オリジナルデザインでのフォームをご希望される場合は、有料プランに加入する必要がございます。

2. Googleフォーム
費用を抑えたい場合の選択肢です。

・完全無料で利用可能
・Googleによる安全性の確保
・簡単に設定可能

注意点:単純な埋め込みフォームの場合は、デザインのカスタマイズ性に制限があります。また、設定はお客様自身にお願いしております。
完全オリジナルデザインでのフォームも可能ですが、その場合は、Googleフォームの仕様変更等あった際に正常に動作しなくなる可能性もございます。

さいごに

お客様のWebサイトの安全性と信頼性を最優先に考え、お問い合わせフォームは専門サービスのご利用をお勧めしています。

ご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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