技術士『ゆっくりシリーズ風な解説』R02【0902建設-鋼構造及びコンクリート】Ⅲ-2:コンクリート

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この解説は、
R02年度「0902建設部門-鋼構造及びコンクリート」
選択問題Ⅲ-2を基に「コンクリート」の立場として構成しています。





👩‍🎓👧魔理沙と霊夢が自己紹介




👩‍🎓魔理沙:
「よっ!みんな元気にしてるか?オレ様は、鋼コン界隈を駆け巡る、知識の伝道師、魔理沙だぜ!技術士の資格も持ってるし、おまけに脚本家までこなしちまう、スーパーエリート様だ!今回は、お隣の霊夢と一緒に、鋼コンの難問をズバッと解決していくぜ!」



👧霊夢:
「こんにちは、魔理沙。私は霊夢よ。鋼構造とかコンクリートとか、正直、全然詳しくないのよね。でも、魔理沙に教えてもらって、少しでも理解できるようになりたいわ!よろしくお願いね!」



👩‍🎓魔理沙:
「おう、任せとけ!霊夢みたいな素人にも分かりやすく、噛み砕いて説明してやるからな!コンクリートの気持ちになって、優しく解説していくぜ!」



👧霊夢:
「コンクリートの気持ちかしら?なんだか難しそうだけど、頑張るわ!」



👩‍🎓魔理沙:
「まあ、気楽に行こうぜ!ゆっくり、じっくり、鋼コンの世界を楽しんでいこうじゃないか!」



👧霊夢:
「そうね!魔理沙、今日は一日、よろしくお願いします!」



👩‍🎓魔理沙:
「よし、それじゃあ、始めるか!」



👧霊夢:
「では、みなさん!」



👩‍🎓魔理沙・👧霊夢:
「ゆっくりしていってね!」



📝R02「0902建設部門-鋼構造及びコンクリート」問題Ⅲ-2

 鋼構造又はコンクリートの分野において、コスト縮減や技術開発の促進、アカウンタビリティーの向上、国際化への対応等を図ることを目的として、性能規定化を一層推進させる取組が実施されている。しかしながら、様々な理由課題により性能規定化の推進はいまだ十分とは言い難い。これらの状況を踏まえ、以下の問いに答えよ。
(1)設計・施工において、性能規定化を推進するための課題を、技術者として多面的な観点から示せ。
(2)前問(1)で抽出した課題のうち最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)前問(2)で示した解決策を適切に実行した上で、新たに生じる懸念事項とその解決策について、専門技術を踏まえた考えを示せ。
「日本技術士会」HP



❓問題文の前提とは




👧霊夢:
「ねえ、魔理沙。問題文の最初にある、『性能規定化を一層推進させる取組が実施されている』ってどういうことかしら?全然イメージがわかないんだけど。」



👩‍🎓魔理沙:
「よし、霊夢。そこから説明していくぜ。まずは、前提文を紐解いていくために、3つのポイントに分けて解説していくぜ。」



 [1] 🎯 性能規定化って何?


👩‍🎓魔理沙:
「まず、『性能規定化』っていうのは、簡単に言うと、『どんな性能を求めるか』を先に決めて、その性能を満たす方法を自由に選べるようにするってことなんだ。」



👧霊夢:
「『どんな性能を求めるか』かしら?例えば、どんな性能があるの?」



👩‍🎓魔理沙:
「例えば、橋を例にすると、『橋がどれくらいの重さに耐えられるか』とか、『どれくらいの期間、安全に使えるか』っていうのが性能になるんだ。これまでは、『こういう材料を使って、こういう構造にしなさい』っていう『仕様規定』が多かったんだが、性能規定化では『これだけの性能を満たせば、どんな材料や構造でもOK』ってことになるんだぜ。」



👧霊夢:
「なるほど!性能を満たせば、作り方は自由ってことね!でも、それって何か良いことあるのかしら?」



👩‍🎓魔理沙:
「もちろんあるぜ!性能規定化のメリットは大きいんだ。それについては、次のポイントで説明するぜ。」



 [2] 💰 性能規定化の目的


👩‍🎓魔理沙:
「性能規定化を進める目的は、主に4つあるんだ。1つ目は『コスト縮減』だ。作り方が自由になるから、新しい技術や安い材料を使ってコストを下げられる可能性があるんだぜ。」



👧霊夢:
「それは良いことね!他にどんな目的があるの?」



👩‍🎓魔理沙:
「2つ目は『技術開発の促進』だ。新しい技術を使えるようになるから、どんどん技術が進化していくんだ。3つ目は『アカウンタビリティーの向上』だな。性能が明確になるから、誰が何に責任を持つのかがはっきりするんだ。」



👧霊夢:
「アカウンタビリティーって、責任のことなのね。最後の目的は何かしら?」



👩‍🎓魔理沙:
「最後は『国際化への対応』だ。海外の新しい技術や材料も使いやすくなるから、国際的な競争力が上がるんだぜ。」



👧霊夢:
「なるほど!色々なメリットがあるのね!」



 [3] 🚧 推進の現状と課題


👩‍🎓魔理沙:
「そうなんだが、問題文にもあるように、性能規定化の推進は『いまだ十分とは言い難い』状況なんだ。色々な課題があって、なかなか進んでいないんだぜ。」



👧霊夢:
「課題があるのね?どんな課題があるのかしら?」



👩‍🎓魔理沙:
「その課題こそが、今回の問題の核心部分なんだ。次の(1)以降で、具体的にどんな課題があるのか、どうすれば解決できるのかを詳しく見ていくことになるぜ。」



👧霊夢:
「わかったわ!魔理沙、丁寧に教えてくれてありがとう!次の問題に進むのが楽しみだわ!」



✅(1)性能規定化、課題は山積み!?




👧霊夢:
「魔理沙、いよいよ本題ね!設計・施工で性能規定化を進めるための課題って、具体的にどんなものがあるのかしら?」



👩‍🎓魔理沙:
「よし、霊夢。性能規定化を進めるには、色々な壁があるんだ。大きく分けて5つの観点から、課題を見ていくぜ!」

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