この解説は、
R06年度「09建設部門」必須問題Ⅰ-1を基にして構成しています。
👇☕📝【ゆっくりシリーズ風な解説】📝☕👇
R06年度「09建設部門」必須問題Ⅰ-2
👩🎓👧魔理沙と霊夢が自己紹介
👩🎓魔理沙：
「フフフ、まずはアタイから自己紹介だぜ！ アタイは魔理沙！ 建設部門の技術士であり、その道のプロ！ 難しい建設の知識も、お前みたいな素人にも分かりやすく解説してやるぜ！ 困ったことがあったら、いつでも頼ってくれ！」
👧霊夢：
「魔理沙、よろしくね！ 私は霊夢。建設のことは全然わからないけど、色んなことを教えてもらえたら嬉しいわ！ 難しい言葉は苦手だから、優しく教えてね！」
👩🎓魔理沙：
「任せとけ！ アタイにかかれば、どんな難問もイチコロだぜ！ さあ、霊夢！ これから一緒に建設の世界を冒険するんだ！」
👧霊夢：
「わーい！ 楽しみだわ！」
👩🎓魔理沙：
「それじゃあ、張り切って解説していくとするか！」
👧霊夢：
「それじゃあ、二人そろって…」
👩🎓魔理沙・👧霊夢：
「ゆっくりしていってね！」
📝R06「09建設部門」問題Ⅰ-1
国が定める国土形成計画の基本理念として、人口減少や産業その他の社会経済構造の変化に的確に対応し、自立的に発展する地域社会、国際競争力の強化等による活力ある経済社会を実現する国土の形成が掲げられ、成熟社会型の計画として転換が図られている。令和5年に定められた第三次国土形成計画では、拠点連結型国土の構築を図ることにより、重層的な圏域の形成を通じて、持続可能な形で機能や役割が発揮される国土構造の実現を目指すことが示された。
この実現のために、国土全体におけるシームレスな連結を強化して全国的なネットワークの形成を図ることに加え、新たな発想からの地域マネジメントの構築を通じて持続可能な生活圏の再構築を図る、という方向性が示されていることを踏まえ、持続可能で暮らしやすい地域社会を実現するための方策について、以下の問いに答えよ。
（１）全国的なネットワークを形成するとともに地域拠点間の連結及び地域内ネットワークの強化を目指す社会資本整備を進めるに当たり、投入できる人員や予算に限りがあることを前提に、技術者としての立場で多面的な観点から3つ課題を抽出し、それぞれの観点を明記したうえで、課題の内容を示せ。（*）
（*）解答の際には必ず観点を述べてから課題を示せ
（２）前問（１）で抽出した課題のうち、最も重要と考える課題を1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
（３）前問（２）で示したすべての解決策を実行して生じる波及効果と専門技術を踏まえた懸念事項への対応策を示せ。
（４）前問（１）～（３）を業務として遂行するに当たり、技術者としての倫理、社会の持続性の観点から必要となる要件・留意点を述べよ。
「日本技術士会」HP
❓問題文の前提とは
[1] 🇯🇵 国土形成計画って何？
👧霊夢：
「魔理沙、国土形成計画って、そもそも何なの？ 日本全体のことを考える計画、ってことかしら？」
👩🎓魔理沙：
「その通りだぜ、霊夢！ 国土形成計画っていうのは、日本全体の土地の使い方や、社会の発展について、国が長期的な視点で考える計画のことなんだ。 人口が減ったり、産業が変わったり、色々な社会の変化に合わせて、日本全体がうまくやっていけるようにするための、大きな設計図みたいなものだな」
👧霊夢：
「ふむふむ、なるほどね。 それで、その計画が『成熟社会型』に転換したって書いてあるけど、どういうことかしら？」
👩🎓魔理沙：
「いい質問だ、霊夢！ これまでの成長一辺倒の時代とは違って、これからは人口減少や高齢化が進む社会に対応する必要があるんだ。 つまり、無理に大きく成長するよりも、今ある資源を大切にして、みんなが安心して暮らせるような社会を目指す、ってことだな」
[2] 🔗 拠点連結型国土の構築とは？
👧霊夢：
「第三次国土形成計画では、『拠点連結型国土の構築』を目指すって書いてあるけど、それって具体的にどういうことかしら？」
👩🎓魔理沙：
「『拠点連結型国土』っていうのは、簡単に言うと、それぞれの地域が持っている強みを生かしながら、互いに協力して発展していく、って考え方だ。 例えば、ある地域は農業が盛んで、別の地域は工業が盛んだとする。そうすると、それぞれの地域が協力し合うことで、より豊かな社会を作ることができるんだ」
👧霊夢：
「なるほど！ それぞれの地域がバラバラに頑張るんじゃなくて、お互いに繋がって協力することが大切なのね！」
👩🎓魔理沙：
「その通り！ さらに、この計画では『重層的な圏域の形成』を目指すって書いてある。これは、色々な規模の地域が、それぞれ役割を持って連携することで、より柔軟で強い国土を作ろう、っていう考え方だな」
👧霊夢：
「『重層的な圏域』って、ちょっと難しい言葉ね…」
👩🎓魔理沙：
「大丈夫だ霊夢！ 例えるなら、小さい村が集まって一つの町になり、その町が集まって一つの県になる、みたいなイメージだな。 それぞれの規模で協力し合うことで、より大きな力を発揮できるってことだ」
[3] 🌐 シームレスな連結と地域マネジメント
👧霊夢：
「前提文の最後に、『シームレスな連結』とか『地域マネジメント』って言葉が出てくるけど、これはどういう意味かしら？」
👩🎓魔理沙：
「『シームレスな連結』っていうのは、国土全体がスムーズに繋がっている状態を目指すってことだ。 例えば、道路や鉄道などの交通網を整備したり、インターネットなどの情報通信網を充実させたりすることで、どこにいても不便なく暮らせるようにする、ってことだな」
👧霊夢：
「なるほど！ 物理的にも、情報的にも、スムーズに繋がっていることが大切なのね！」
👩🎓魔理沙：
「そして、『地域マネジメント』っていうのは、それぞれの地域が自分たちの強みを生かして、自立的に発展していくための取り組みのことだ。 例えば、観光客を誘致したり、新しい産業を育てたり、地域全体を活性化させるための色々な活動を指すんだ」
👧霊夢：
「つまり、国全体で大きな計画を立てるだけでなく、それぞれの地域が自分たちで考えて行動することも大切なのね！」
👩🎓魔理沙：
「そういうことだ霊夢！ 国土形成計画は、国全体と地域、両方の視点から、より良い社会を作っていくためのものなんだ。 これで、問題文の前提はバッチリだな！ 次は、具体的な問題に取り組んでいくぜ！」
✅（１）課題を見つけ出せ！ネットワーク整備の落とし穴🕳️
[1] ❓ 問題文を読み解け！
👧霊夢：
「魔理沙、問題文が長くてちょっと難しいわ… 要するに、どういうことかしら？」
👩🎓魔理沙：
「落ち着け霊夢！ 問題文を要約すると、こういうことだ。
『国は、全国的なネットワークを良くして、地域同士も繋げたいと考えている。でも、お金も人も足りない！ そこで、技術者の立場で、どんな問題が起こりそうか、３つ見つけて教えてくれ！』ってことだな」
👧霊夢：
「なるほど！ 限られた資源で、どうすれば上手くネットワークを整備できるか、ってことね！」
