※タロット占い師 くま へのご依頼はこちらから
実践では当解説を応用した鑑定結果を出させていただく事が多々あります
1.魔術師とは
タロットカードの大アルカナにおいて、「魔術師(The Magician)」は、
様々な0番の「愚者(The Fool)」扱い(前回申し上げた、愚者の旅)等にもよりますが、"番号” I をつけたカードです。
※愚者の考え方の説は愚者カードの時に行います
奥歯に物が挟まった言い方をしているのは、
・愚者0から数えると2番目
・愚者から数えないと1番目で最初のカード
解説本や占い師によっても解釈が分かれていると感じます。
ちなみに私、くまは魔術師1番目説を支持しております。
ここでは、魔術師のカードが象徴する意味合いや、正位置と逆位置それぞれの解釈、恋愛・仕事・人間関係など具体的なテーマ別の読み解き方を詳しく解説していきます。タロットカード学習中の方や占い好きの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2. 魔術師の意味・読み解き方
魔術師1番目説を支持しているくまは、魔術師というカードは一番覚えやすいと思っています。
正位置:スタートできる/スタートがある 等
逆位置:スタートできない/スタートしない 等
※覚え方:スタートのカードだから
もちろん出てくる箇所にもよりますがこの2つを覚えるだけでももう魔術師は制覇したも同然です(言い過ぎ?)
これだけではブログになりません(笑)ので、もう少し突っ込んでご紹介します
2-1. 正位置のキーワード
魔術師が正位置で出た場合、主なキーワードは以下のようなものが挙げられます。
・創造力・発想力
新しいアイデアを思いつく、あるいは発想を具体的な形に落とし込む力が高まっている状況を示します。
・行動力・実行力
思いつくだけで終わらず、しっかりと行動に移せるタイミングです。何かを始めるには最適のときといわれます。
・スキル・才能の活用
自分が持っている才能や資源を的確に活かすことができる暗示です。まだ気づいていない可能性も含め、積極的に伸ばすチャンスが訪れているかもしれません。
・自信・意志の強さ
「自分ならできる」という確信や、自身の意志を貫こうとするエネルギーに満ちている状態です。
このように魔術師の正位置は、
「アイデアが生まれて、それを現実に繋げるための行動を起こす」という
積極性と創造性を暗示します。新しいプロジェクトのスタートや、自分の力を試したいタイミングで、このカードが出ると心強いサインといえるでしょう。
2-2.逆位置のキーワード
逆位置の魔術師は、正位置のエネルギーがうまく発揮されない、または過剰や不足によってバランスを失ってしまったような状態を示します。主なキーワードは以下のとおりです。
・行動の空回り・自信の喪失
せっかくのアイデアやスキルが活かしきれず、上手く結果につながらないことがあります。もしくは、「自分には無理だ」と思い込み過ぎて一歩を踏み出せない状況かもしれません。
・浅はかな計画・下準備の不足
新しい企画を立てても詰めが甘かったり、事前準備が不十分だったりして失敗しやすい状況を示唆します。
・口先だけ・欺瞞
魔術師には「コミュニケーション」という側面もあるため、逆位置では「うまい話を言うだけ」「実力以上に見せかける」といった警告となることがあります。対人関係において注意が必要です。
・散漫・集中力不足
多くのことに手を出しすぎてすべてが中途半端になったり、アイデアはあるのに行動が伴わなかったりして、結果が出しづらい状態を示すことがあります。