今まで本気で何かをやってきたことのある人であれば、
30代、40代あたりから、突然やる気がなくなってきます。
それは、あなたが充分、頑張ってきた証拠です。
今まで、大変お疲れ様でした。
一方で、今までこれといって何もしてこなかった人は、
“このままでいいのかな” と不安になります。
「とくにやりたいことがない」、「何をしたいのかわからない」
ずっと周りの人に流されて、周りと同じことをしてきた人は
他人が用意した教科書通りにずっと生きてると、中間層世代の、
ふとした瞬間に、自分がこのままで良いのかと不安になります。
そういう人は主役タイプではなく、誰かをサポートすることが合っています。
自分を主軸にして夢に向かって突き進む主役タイプと、
それをサポートする脇役タイプ。
後者の脇役タイプは、自分の意思で動くより、社会や家族を支える側、
誰かの幸せをサポートするサービス業などが性に合ってるでしょう。
脇役タイプは、自分は何が好きなのか、何が得意なのか、
何をしてる時が楽しいのか、
「好きこそものの上手なれ」で、
受動的ではなく能動的な人生に切り替えてみてください。
世間体や世間の目を気にしてる限りは、ずっと不安の渦の中です。
自分の頭を使って行動すると、おのずと不安は減っていきます。
人のせい、世間のせい、状況のせい、環境のせいと、
何かのせいにしている限り、あなたの人生は先に進みません。
自分の人生に自分で責任を持ちましょう。
それとは異なり、自分を主軸にして生きてきた主役タイプ、
今まで何かに真剣に打ち込んできた人は、少し不安もあるけれど、
それ以上にやる気がなくなり、無気力になった自分に戸惑います。
突然、スイッチが切れたように、
今まで興味のあった事にも、
「このままの人生で良いのかな」、「この先どうしようかな」など、
人生に対する疑問や違和感が、あるような、ないような、
漠然とした”何か”に、苛(さいな)まれたりします。
“人生に飽きた” という感覚が合うかもしれません。
“突然のやる気のなさ”は、人生の分岐点、
自分の人生を改めて考え直す絶好の機会です。
人生の岐路、折り返し地点、新たな人生を始めていく準備期間です。
いったん休みましょう。人生を休憩しましょう。
焦らずに、そのやる気のなさを受け入れて自分自身を見つめ直しましょう。
実績や経験を積んだ中間層世代であれば、
社会がどういうものかわかってきて、
自分の向き不向きが見えてきたと思います。
そんな時は、出世・昇進などの上昇志向から、
横に広がる可能性に考えを切り替えましょう。
「どうなりたいのか=become」を考えるのではなく
今後は「どうありたいか=being」を再考してみましょう。
「なりたいもの」を考えるのは気力も体力も溢れる、
夢を追いかける世代の話。
5年後、10年後、20年後、または40・50・60代になったときに、
今後、自分が「どうありたいか」を考えてみましょう。
10代は、自分の適性を探し、なりたい自分を目指す。
20代は、なりたい自分になるために、他人と生きていく他人軸。