Pythonによる物理シミュレーション環境を用いたアームロボット制御

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 本コンテンツでは、Pythonよる物理シミュレーション環境"PyBullet"を用いたアームロボットの制御を行う方法を解説します。
 PyBulletの導入と基本操作は、下のブログで紹介しています。

PyBulletのインストール

 まずは、PyBulletのインストール方法について解説します。PyBulletのインストールは、コマンドプロンプトから行います。コマンドプロンプトにて以下のコードを実行してください。
 python -m pip install --upgrade pip
 pip install pybullet
 ひとつ目のコードでpipを最新状態にし、ふたつ目のコードでPyBulletをインストールすることができます。結果的に、"Successfully installed pybullet-(version)"が表示されれば成功です。
comand_successed.png


ロボットアームの機構

 ロボットアームは、リンクおよびリンク同士を結合するジョイントから構成されます。ジョイントには、基本的なものとして回転(revolute)と直動(prismatic)があります。
Udemy PyBullet 3-4-1.png

 以上の記号を用いて、本コンテンツで使用するロボットアームを表すと、次のようになります。
model.png

順運動学・逆運動学

 順運動学と逆運動学の関係は、次のようになっています。

スクリーンショット (1543).png

 関節角度から手先位置を求める方法が順運動学であり、手先位置から関節角度を求める方法が逆運動学です。

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