さあて、今日は何を語ろうかのう。
今回は、影分身がどうこうだの、そういう話は一旦やめよう。
頭文字Dに、エヴァに、NARUTOに、ゴルゴ13…漫画アニメ系が続いてるので、引き締めようかね。
ふふっ…、
そうね、最近ちょっと思うのね。
現代人、全員、「戦争中」なんじゃないかって。
いや、別に物理的な意味じゃないよ?
でも朝起きた瞬間からさ、もう開戦してるじゃん。
スマホを開く。通知36件。Slack。LINE。メール。未読のニュース。おすすめ動画。
「○○さんがあなたをメンションしました」
うるさい。
まだ布団なんよ。しかも怖いのが、現代人って、これを“普通”だと思ってる。
完全に感覚麻痺してる。
ナポレオン戦争時代の兵士に、朝イチで通知100件見せたら、たぶんその場で脱走するよ。
「もう無理です元帥」って。いやほんと。
現代人、脳の前線に砲撃受けながら生活してるからな。
しかも全員、自分が何と戦ってるのか、よくわかってない。
SNSで承認欲求と戦い、会社で会議と戦い、家庭で空気と戦い、将来への不安と戦い、AIに仕事奪われるかもと戦い、夜中に急に始まる自己嫌悪とも戦う。
で、その合間に、「丁寧な暮らし」とか始める。
できるか。
補給線が崩壊しとる。
最近の現代人、Googleカレンダー見た瞬間に、もう顔が第一次世界大戦なのよ。
色分けされた予定が、全部敵軍。
しかも笑えるのがさ。
みんな、「効率化」しようとして、逆に戦線拡大してる。
タスク管理アプリ入れて、Notion整理して、習慣化アプリ入れて、時間術動画見て、生産性の本読んで、さらに管理項目増やしてる。
旧日本軍かよ。
いやほんと、現代人って、「全部やろう」としすぎじゃね?
英語も。筋トレも。副業も。投資も。発信も。AIも。マーケティングも。
しかも最近、そこに“自己実現”まで乗ってくるって。
重いわ。
人生に積載しすぎよ。軽トラに戦車積んでる。そりゃ壊れるわのう。
でね。
そんな現代人を見てると、ある男を思い出すのよ。
アントワーヌ=アンリ・ジョミニ。
知らん?ま知ってるわけないか(笑)
でもこの人ね、現代の「戦略っぽい言葉」の、かなり源流側にいる人なのですよ。19世紀の軍事学者。
ナポレオン戦争を横で見ながら、「なんであいつ勝てるんだ?」を、異様な熱量で分析した男。
今で言うと、戦場版データサイエンティストみたいなもんか。
しかもこの人、戦争を“科学化”しようとした。
ここが面白いわけですわ。
それまで戦争って、割とノリだったのよ。(まあ そうでもないけどね(笑))
英雄!気合い!突撃!天才!みたいな。
でもジョミニは違ってね。
「いや待て」と。「勝つ場所には法則あるだろ」って言い始めた。完全に理系。
で、彼が最終的に辿り着いた結論、めちゃくちゃシンプルなのよ。
「勝敗を決める一点に、最大戦力を集中しろ」これ。これだけ。
いや、もちろん細かい理論は山ほどあるよ?
内線作戦とか、作戦線とか、兵站とかね。でも核心は、ほぼこれ。
“全部で勝とうとするな”ですわ。
これ、現代人に一番刺さる話かもしれんな。
だって今の時代、みんな全戦線で勝とうとしてるからね。
えーと、
SNSでも勝ちたい。仕事でも勝ちたい。健康でも勝ちたい。人間関係も失いたくない。趣味もやりたい。でも自由時間も欲しい。しかも、心は穏やかでいたい。
….無理である。
ジョミニならたぶん言うわ。
「で、主力どこに置いた?」ってな。
ここなのよ。
現代人、努力量は多い。むしろ多すぎません?
でも、“どこへ兵力を集中するか”が曖昧に見えるのは僕だけかなあ。
だからさ、全部薄く、全部疲れ、全部中途半端、なってね?
夜中にSNS開いて、他人見て病む。
いや、それもう、自分で補給線切ってるよね?
しかも怖いのは、現代社会そのものが、“兵力分散ゲーム”みたいになってることなのよ。
現代社会ってね。とにかく、集中させないじゃん。
本当すごいわ。もう執念を感じるレベルで。
スマホ開けば、おすすめ。動画見れば、次の動画。仕事してれば通知。集中しようとした瞬間、
「そういえばあれ返信したっけ?」
って脳内参謀が騒ぎ出す。
現代人の脳、常に会議中。しかも全員無能(失礼!)。
「えーっとですねぇ」じゃないんよ。
決めろや。
ジョミニね、たぶん現代見たら、真っ先にこう言うと思うわ。
「お前ら、決定的地点どこだ?」って。
ここ。ここがめちゃくちゃ大事です。
たぶん現代人ね、“選択と集中”を誤解してるよ。
なんか、「やらないことを決めましょう♪」みたいな、オシャレ自己啓発になってるよね。
違う。違う。違う。違ーう!
ジョミニのそれ、もっと血なまぐさいんです!
本来、選択と集中って、
「ここを落とせば戦争が終わる」
って一点を見極める話なのよ。
つまり、“決定点”。これ。
たとえば将棋。全部の駒を均等に殴らないじゃん。王を詰ませる。
格闘技もそう。全部の筋肉を攻撃しない。急所を狙う。
ビジネスも本来同じやん。
なのに現代人、全部やる。全部気にする。全部学ぶ。だから、決定打がない。
薄い。異様に薄い。
SNSでもそう。最近ほんと多い。
「発信頑張ってます!」
いや、何を?って人。
毎日投稿。ショート動画。Threads。X。インスタ。note。Voicy。YouTube。全部やる。
でも、“どこで勝つつもりなのか”が見えない。
これはジョミニ的には、戦力の浪費。
しかも本人、めちゃくちゃ頑張ってるから厄介。
努力感はある。忙しそうでもある。
でも、決定点に兵力が集まってない。だから、ずっとジリ貧。
現代人って、「努力不足」というより、“戦略喪失状態”なんじゃないかと思う時ある。
しかも怖いのが、情報が多すぎて、決定点が見えなくなってる気がする。
これ。現代病だよね。昔って、選択肢少なかったのよ。
だから逆に、集中しやすかった。
でも今は違うわね。
全部重要に見える。全部チャンスに見える。全部不安になる。だから全部触る。で、脳が終わる。
最近の人、YouTube見ながら、X見ながら、LINE返しながら、飯食ってるよね。
それさ、マルチタスクじゃなくて、多方面同時敗北である。
ジョミニならたぶん、スマホ没収するな。
「貴様は敵情視察に出たまま帰還しない斥候か」って。
でも気持ちはわかるよ。現代って、「知らない」ことへの恐怖が強いからね。
トレンド知らないと不安。AI知らないと不安。経済知らないと不安。SNS更新止まると不安。だから、全部追う。
でもね。本当に強い人って、意外なくらい狭いよ。(所詮僕の観測 範囲ではあるけどね)
見る場所が少ない。反応するものが少ない。
でも、決定点だけは異様に深い。怖いくらい深い。
ゴルゴ13とかそうじゃん。
あの人、絶対ショート動画見ないだろ。(見てたっけ?)
「最近の暗殺トレンド」とか追わないよね。(追ってたらごめん)
撃つ場所しか見てない。だから強いんじゃん。
頭文字Dもそうだよね。藤原拓海って、別に車オタクじゃない。
ただ、“勝負どころ”だけ異常に見えてる。
つまり、決定点を読んでる。
逆に、現代人は、決定点以外に兵力を割きすぎてる。
通知。レスバ。比較。承認欲求。他人の成功。トレンド。どうでもいい炎上。
全部に反応する。だから疲弊する。しかも、戦ってる感だけはある。ここが怖いよね。
現代社会ってさ、“無意味な小競り合い”が多すぎるのよ。
本当は、落とすべき本丸があるのに。
でね。
ここから、ジョミニの話、さらに嫌な方向へ進むよ。なぜなら彼、「兵站」をめちゃくちゃ重視した人だから。
兵站。ロジスティクス。つまり、補給。食料。弾薬。輸送。靴。馬。燃料。
地味だね。めちゃくちゃ地味だね。
でもね。
軍事の世界では、ここを軽視した瞬間、どんな天才も死ぬよ。
ナポレオンですら、最終的には補給線で壊れたからね。
つまりジョミニって、実はかなり現実主義なのよ。
どれだけ美しい戦略でも、兵士が腹減ってたら終わり。
どれだけ崇高な理想掲げても、弾が届かなきゃ終わり。
これ、現代人に置き換えると、めちゃくちゃ怖いわけです。
なぜなら現代人、兵站を完全に舐めてるから。
はい、睡眠削る。飯適当。脳疲労放置。感情消耗。通知じごく。(←あいかわらず使えないのね…なぜに?)
で、「集中できないんですよね〜」
当たり前である。
補給切れとる。最近ほんと多い。“精神論で突破しようとする人”。
「気合で!」「根性で!」「モチベーションで!」
いや、旧日本軍か。
ジョミニなら、机叩いて怒るよ「補給なしで前進するな!」ってね。
でも現代って、兵站軽視が美徳化されてるのよ。
最近でも、寝てない自慢多いよね?忙しい自慢多いよね?修羅場自慢多いよね?
「昨日3時間しか寝てなくて〜」
知らんわ。
それ、自軍の補給倉庫燃えてるだけだろうよ。
しかも怖いのが、兵站切れると、人間って判断力が壊れるよ?
これ、マジで戦場と同じやん。
睡眠不足になる〜。焦る〜。視野狭くなる〜。短期快楽に走る〜。どうでもいい通知開く〜。SNS見始める〜。レスバする〜。
で、急に人生終わった気になる〜。
つまり〜、“間違った決定点”に突撃し始める〜。
兵站崩壊した軍隊って、敵より先に、内部から壊れるに決まってんのよ。
現代人も同じ。
しかもさらに厄介なのが、現代社会そのものが、兵站破壊型なのよ。
ここ。かなり重要ですよ。
昔の戦場ってね、地形が見えた。山。川。湿地。補給路。
でも現代は違うね。
敵の地形が、見えない。アルゴリズムだから。
SNS。おすすめ欄。通知設計。ショート動画。
全部、“お前の集中力を削るため”に最適化されてる。(笑)
怖いわ。
現代人って、自分の意志が弱いと思ってるけど、半分違うわ。
そもそも、世界最高峰の頭脳集団が、お前の注意資源を奪うために、24時間、研究してる。それが今のSNSだろ。
つまり、現代人って、自分の部屋で休んでるつもりなのに、実はずっと敵地にいるのよ。
しかも笑うのがさ。
みんな、「情報収集してます!」って顔して、延々スクロールしてる。
いや、敵地で迷子になってるだけじゃね?
斥候が帰ってこない。
で、一番怖いのが、これを続けると、“戦略”そのものが消えるね。
人間って、疲れると、長期視点消えるのよ。
だから、目先のタスクだけ処理し始める。
メール返す。通知返す。会議出る。Slack返す。で、一日終わる。
でも、「どこで勝つつもりなのか」が消えてる。
ここなのよ。現代人が失ってるの。
戦術はある。作業もある。タスク管理もある。
でも、戦略がない。だから、永遠に忙しい。
そしてさらに怖いのが、現代社会って、“忙しい人”が偉そうに見える構造なのよ。
予定パンパン。通知大量。会議だらけ。タブ50個。
で、本人もなんか、戦ってる気になる。
いや、補給線切れたまま、全戦線で敗走してるだけなんよ。
ジョミニ、たぶん現代来たら、最初に言うと思う。
「まずブラウザ閉じろ」って。
でね。
ここで、ジョミニの最大のライバルが出てくるわけですよ。
そう。何度か紹介したカール・フォン・クラウゼヴィッツ。
名前だけでもう強いでしょ。絶対メガネ曇ってる。
で、この人がまた、ジョミニと真逆なのよ。
ジョミニが、「戦争には法則がある!」って言ってたのに対して、クラウゼヴィッツは、
「いや、人間そんな綺麗に動かんやろ」って言った。
もうこれね。理系 vs 文系の最終戦争勃発ですわ。
ジョミニは、戦場を幾何学で見た。クラウゼヴィッツは、人間の感情で見た。
ジョミニは、「決定点に兵力集中!」と言う。
クラウゼヴィッツは、「その兵士、恐怖で逃げるぞ?」と言う。
ジョミニは、「計画通りに動けば勝てる!」と言う。
クラウゼヴィッツは、「まず計画通りに動かない」と言う。
めちゃくちゃ現代。ほんと現代。
まあね、会社も全部これやん。
経営陣、だいたいジョミニ。
「戦略的に!」「KPIを!」「リソース集中!」「選択と集中!」
で、現場。完全にクラウゼヴィッツ。「いや、人足りません」
「そのスケジュール無理です」
「そもそも情報降りてきてません」
「部長と課長が喧嘩してます」
戦場である。
しかも現代って、さらにややこしいよね〜。
みんな、ジョミニとクラウゼヴィッツ、両方を中途半端にやるからね。だから壊れる。
一点集中しろと言われながら、柔軟性も求められる。
成果出せと言われながら、心理的安全性も守れと言われる。
効率化しろと言われながら、雑談コミュニケーションも大事にしろと言われる。
いや、どの戦場だよ。
最近の管理職、参謀とカウンセラーと保育士、全部やらされてる。
そりゃ目も死ぬわ。
しかもクラウゼヴィッツ、めちゃくちゃ嫌なこと言うのよ。
「戦争における最大の問題は、摩擦である」
摩擦。つまり、“計画を狂わせる全部”。思い当たるフシ…ね?(笑)
天候。誤報。疲労。恐怖。人間関係。勘違い。遅刻。伝達ミス。
つまり、現代企業の通常営業。
でさ。これ、AI界隈でも同じなのよ。
みんな、「AIで効率化!」って言うよね。
でも実際導入すると、
誰も使わな〜い。運用決まらな〜い。社内政治始ま〜る。権限問題出る〜。謎ルール増え〜る・おじさんがExcel印刷する〜。
な?摩擦やろ。全部摩擦。
クラウゼヴィッツ、横で腕組みして言うな。「だから言っただろ」ってさ。
ジョミニ的世界観だとさ、人間は駒なのよ。でも現実は違うわけで。
人間、感情で動く。疲れる。嫉妬する。サボる。怖がる。承認欲求で暴走する。SNSで病む。急に筋トレ始める。で、また病む。
つまりね、現代最大の不確実性って、技術じゃないのよ。
やっぱり….人間。(笑)
しかもさらに厄介なのが、現代人って、“戦略っぽいこと大好きなのよ。
戦略。最適化。ロードマップ。KPI。PDCA。OKR。横文字並べる。
でも、本当に怖いのって、だいたい人間側から来る。
突然辞める。メンタル折れる。炎上する。嫉妬する。空気壊れる。
つまり、クラウゼヴィッツの言う「戦場の霧」。
だからね。ジョミニだけでもダメ。クラウゼヴィッツだけでもダメ。
戦略だけでも壊れる。感情論だけでも崩壊する。
現代人、この両方を同時に要求されてる。だから疲れるに決まってるわけよ。
で。さらに怖い話するよ。
本当の問題は、忙しさですらないのよ。現代人が一番失ってるのは、
「自分は、どこで勝つつもりなのか」
その感覚そのものなんだと思う。
ここまで読んで、たぶん薄々気づいてると思うんだけど。
結局、現代人が集中できない理由って、能力不足じゃない。もっと根深いのです。
怖いのよ。“捨てる”のが。
ここが、たぶん一番の核心だと思うよ。
ジョミニの言う「選択と集中」ってさ。なんか今、オシャレ経営用語みたいになってるじゃん。
でも本来、あれ、めちゃくちゃ残酷な思想なのよ。
だって本質、“それ以外を見捨てろ”だから。
そら怖いわね。ものすごく怖いわ。
可能性を捨てる。人間関係を捨てる。流行を捨てる。安心感を捨てる。
「全部できる未来」を、自分で殺す。
だから、人は集中できない。全部持っておきたいからね。
現代って特にそう。
副業も。SNSも。投資も。英語も。筋トレも。AIも。発信も。
全部、「やった方がいい」に見えるわ。だから全部抱えることになる。
いや 悪くはないよ。できるんだったらね。
でも結果、全部薄くなる。全部ジリ貧になってるなら…ねえ?
まあ本人は、努力してる感、はあるだろうね。
ただね、ここが じごく だとも思うよ。最近ほんと多くて。
“人生のタブ”開きすぎてる人。
ブラウザじゃないんよ。人生。
仕事のタブ。SNSのタブ。副業のタブ。将来不安のタブ。比較のタブ。自己実現のタブ。全部開いてさ。
メモリ死んでるんじゃないの?
「なんか最近しんどくて…」
そりゃそうよ。CPUから煙出てるわけだからね。
ジョミニ、たぶん静かに言う。「閉じろ」って。
でもね。ここで、クラウゼヴィッツがまた嫌なこと言う。
「人間とは、そういうものだ」って。
つまり、人間って、合理的に生きられないわけよ。
不安になるわ。迷うわ。他人と比較するわ。可能性を捨てられないわ。
だから、戦線を広げすぎるワケだろ?
ナポレオンもそうだったよ。
最初は、決定点に集中して、局地優勢を作って、勝ちまくった。
でも、勝ち続けると、全部欲しくなる。もっと。さらに。ロシアも。ヨーロッパ全土も。全部ね。
で、戦線が伸びきる。補給線崩壊。寒さ。疲労。内部崩壊。はい、終わり。
怖いくらい、現代人そのものじゃん。
SNSもそうね。最初は、「これだけ発信しよう」だったのに、
YouTubeも。Voicyも。Threadsも。コミュニティも。サロンも。オンライン講座も。全部やる。
で、壊れる、と。
最近、“情報発信で病む人”多いけど、あれ本質的には、戦線拡大しすぎなのよ。
現代社会って、頑張るほど、戦線広がる構造だから。
しかも怖いのが、戦線拡大って、最初、めちゃくちゃ気持ちいいよね。
可能性が増えるからね。万能感あるからね。
でも、後から兵站が死ぬよ。
睡眠。集中力。感情。人間関係。全部擦り切れる。
だから本当は、戦略って、“何をするか”じゃない。
“どこで勝つか”なのよ。
ここ。ここなのですよ。
人生って、全部の戦場で勝つゲームじゃないよ。勝てるなら勝てるでいいけどさ。
でも、むしろ逆じゃん。
“絶対に落としてはいけない一点”を守るゲーム。
まあ、現代って、全部大事に見える。全部追えそうに見える。全部可能性あるように見える。
だから、全部に兵力を薄く配る。
結果、全部に少しずつ負ける。
これが、現代人の疲労の正体なんじゃないかと思うよ。
努力不足でもなく。才能不足でもなく、
戦略が消えてる。決定点が見えてない。だから、永遠に消耗戦になる。
で、最後に。
ジョミニがたぶん、静かに聞いてくるよ。
「で、お前は、どこで勝つつもりなんだ?」ってね。
追伸。
これ、たぶん現代人が、一番答えられない(答えにくい)質問なんだと思うよ。
人って、「何をやるか」は必死に考えるんだけど、「何を捨てるか」を決めないまま戦場に出るのよ。
だから、努力してるのに勝てない。
以前ね、勝ってる場所と勝負が決まる場所は違うよ、って投稿したことあるんだけど、
机上の空論にならないように、机上の計算したほうがいいんじゃないかなあ?
ねえ、机上の計算で成立してないのに、リアルで成立すると思う?
計算したら、イケそう?って?
だったらOK!だったらゲットしに行け!マイ・グッドラックをプレイ(祈)してるぜ!
余談。
影分身ね。多少はマシになってきたんだけど、矛盾というかジレンマを抱えてる時の、この「選択と集中」の判断ロジック……まだ上手くいかないですな(苦笑)
「どの戦場で勝つか(条件)」を教え込もうとすると、AI(自軍の兵士)がクラウゼヴィッツ的に“矛盾”を起こしてフリーズしやがる(笑)
気分転換に、ダラダラ四方山話でもしようかね。(笑)
先にもう一つ紹介しておくね。
「TOC(Theory of Constraints:制約理論)」
これは有名だから知ってる人も多いと思うんだけど、ゴールドラット博士の『ザ・ゴール』って言えば分かるかな?
で、今まで話してきた軍事戦略の古典、ジョミニの「決勝点の理論」。
この2つを頭の中で同時に走らせるっていうのは、結構、実戦的なアプローチなんだよ。
一見すると、19世紀の戦場と、現代の工場・ビジネスという全然違う世界の理論に見えるよね?
でもね、本質は同じなのよ。
どちらも「レバレッジ(最小の力で最大の効果を出す)」のメカニズムを設計する理論なんだわ。(キリッ)
……まあ、偉そうに言ってるけど、自分で経営してた頃の最後の方、9年目くらいで気づいた(笑)
遅いって。(大笑)
いやほんと、それまでどれだけの兵力をドブに捨ててきたか。思い出すだけで自軍の兵舎に火をつけたくなる(大笑)
でね。
結論から言えば、「決勝点(どこで勝つか)」の解像度が劇的に上がるって話なんだけどさ。
ジョミニの理論って、「戦場のどこに主力を投入すれば敵を崩壊させられるか(=決勝点)」を見極めるのが最重要だ、って話なんだよね。
でも、分かってると思うけど、この複雑怪奇なビジネス世界で「ここが決勝点だ!」って勘で決めるの、かなりリスク高いわけよ。
だから、そこにTOCを掛け合わせる。
つまり、ジョミニ視点で、「全体の流れをひっくり返す戦略上の急所(決勝点)はどこだ?」を探す。
で、TOC視点で、「システム全体のバリューチェーンの中で、スループット(成果)を物理的に制限している最大のボトルネック(制約)はどこだ?」
を測定するわけ。そうすると、
「TOCにおける制約(ボトルネック)こそが、ジョミニの言う“決勝点”である」
っていう構造が見えてくる。わかりにくい?…要するに、
主観的に「ここ大事っぽい!」じゃなくて、
システム構造上、「もう、ここを叩くしかないよね」っていう、“ベリーインポータントな急所”が浮かび上がってくる感じだよ。
……まあ、「絶対」と言い切ると怒られそうだけど(笑)
でも、決勝点の解像度はかなり上がる。
で。この効用がデカくて。
「選択と集中」のプロセスから、精神論と迷いが消えるのよ。
優秀な経営者からしたら、「当たり前だろ」って叱られそうだけどさ……(苦笑)
実際、「選択と集中」が失敗する最大の原因って、あれもこれも大事に見える、結果、全部にリソースを分散させるっていう、“ガンバリズム”への逃避なんだよね。
あるいは、絞り込んだ後に、「……本当にここで合ってるの?」って不安になる。
でも、この2つの理論を同時に使うと、頭の中では、
「制約(ボトルネック)以外をどれだけ改善しても、全体成果(スループット)は1ミリも増えない」って理解が入る。
つまり、制約以外への努力は、戦略的には“サンクコスト(無駄)”とも言えるわけ。
ちょっと難しいかな?
ジョミニの、「決勝点に主力を集中せよ(集中の原則)」という命令に、
TOCの、「制約以外を最適化しても、余計な在庫とコストが増えるだけだ」というシステム論的な裏付けが加わる感じ。
だから結果として、
「ここ以外は、あえて“頑張らない(放置する)”」
っていう、合理的で勇気ある(?)撤退と集中が、迷いなくできるようになる。
……まあ、そこまで言い切ると責任取れねえな(笑)でも、迷いは確実に減る。
でね。
「局所的な勝利」を「全体の圧倒的な利益」に直結させる。この設計ができるかどうか。
戦術家(部分最適)と、戦略家(全体最適)の差って、たぶんここなんだよ。
ジョミニの決勝点理論だけだと、そのポイントで華々しく勝って満足しちゃうことがある。
局所的な課題解決とか、一時的な売上増とかね。
……まあ、僕だけかもしれんけど(笑)自戒も込め。
でも、その勝利が「システム全体の制約」と連動してなかったら、他で詰まって全体利益にはならない。
だから2つを同時に使うと、ジョミニの機動力で、特定ターゲット(ボトルネック)にリソース(時間・金・マンパワー)を電撃集中投下して突破する。
TOCの制御力で、突破後に移動する“次の制約”を先回りして監視する。……みたいな、
「全体成果を最大化するチェス盤」
を俯瞰しながら、ピンポイントで最強の駒を叩き込む感覚が出てくる。
一言で言えば、ジョミニが教えてくれるのは、
「どこを攻めれば勝てるか」という“勝利の幾何学(美学)”。
TOCが教えてくれるのは、
「なぜそこを攻めるべきなのか」という“物理的な必然性”。
この2つを同時に動かすと、机上の空論じゃない、
「仕組みとしての勝利(=勝つべくして勝つ構造)」
を、“最小のエネルギー”で設計できるようになるんです!
最小のエネルギー……はい! 嘘でーす!!(笑)
リアルの営業とか商談でこれ使うと、「最小のエネルギー」どころか、脳内CPUとGPUフル稼働しまーす!
(意訳:んなわけねえだろ。リアルは脳みそ焼き切れるほどキツいんだよ!)
って、こういう考え方も、影分身に組み込んでいきたいんだけど――
……ったく。イデア(理想)ってヤツは、なかなかファー(遠い)ぜ。
補足
で、今回の投稿は、ちょっとエンタメ化しすぎたきらいがあるな……。まあ、いつもエンタメですがね(笑)
あ、そうそう。
一応、彼の名誉のために書いておくけども、ジョミニ、ガチですごい人ですからね?
ジョミニの理論は、初心者向け(世界中の士官学校で教科書として広く採用された)の教科書としては100点満点。
ただ、それだけで現実の戦争に勝てるほど、戦争は甘くなかったっていうのが、後世の軍事学の評価。
でも逆に言えばね、“戦争を学べる形にした”時点で化け物なのよ。
ジョミニの戦略論って、難解で哲学的なクラウゼヴィッツの『戦争論』に対して、「どうすれば勝てるか(How to win)」を、かなり実践的に、しかも分かりやすくマニュアル化したものだった。南北戦争の将校たちは「右手に剣、左手にジョミニの教科書」を持って戦ったと言われてたくらいだし。
しかも、あのナポレオンの名参謀だからな?元々は銀行員よ?そこから独学で軍事学学んで、フランス軍のネー元帥の幕僚に抜擢。
ナポレオン本人にも才能認められて、作戦立案までやってた男。
……まあ最後、敵国だったロシア帝国の軍事顧問に転職したけどさ(笑)
クセ強ぇ(笑)
でも彼の、「選択と集中」「不変の原則」って考え方は、後のマーケティング戦略とか、物流・ロジスティクス理論にもガッツリ影響与えてる。源流だからね?
しかも、軍隊の移動や補給を管理する「兵站」を、「戦略・戦術と同じくらい重要」って位置づけた先駆者でもある。
今みんな普通に使ってる「Logistics(ロジスティクス)」って概念の源流の一人だからね?
地味だけど、こういう人が世界の“裏側のルール”作ってきたんだよ。
知らねーヤツ多すぎだって!
まあ、明治時代、日本の陸軍はドイツをモデルにして近代化を進めたんで、フランスやロシアで重用されたジョミニの理論よりも、
ドイツ的なクラウゼヴィッツの思想が根付いたんだろうとはおもうけどさ。
ただね。
日頃から「俯瞰して考える癖」がある人にとっては、ジョミニの理論って今でもめちゃくちゃ使えるフレームワークなんだよ。
なんでかっていうと、彼が戦術を「どこでも使える(普遍的)構造」にまで抽象化、というか一段引き上げて整理してるから。
クラウゼヴィッツが「そもそも戦争(競争)って何なの?」というメタな視点をくれるとしたら、
ジョミニは「じゃあ、どう動けば勝てるの?」っていう勝つための盤面の動かし方を抽象的というか、パターンとして教えてくれる感じ。
なので、ジョミニの「(幾何学的な)戦術マニュアル」をそのまま使うんじゃなくて、「リソースをどこに集中すれば全体が動くか」という問いに読み替えて使ってる。
今風に言うなら「リソース配分の最適化アルゴリズム」として使う感じじゃないかなあ?
…うーむ。自分で振っておいて何だけど。むしろ分かりにくいや。ま、いいや。すまぬ。
で、以前ね、ドラッカーとコトラーの話したことあるね。ドラッカー的なのがクラウゼヴィッツで、コトラー的なのがジョミニだと考えればいいよ。
時間があるなら、読んで見ればいいさ。読めるならね。(笑)ああ、ちなみにクラウゼヴィッツは、未完の超大作だからね。覚悟してな?(大笑)
ああ、大丈夫だよ。ニーチェ全集やローマ帝国衰亡史なんかに比べると、だいぶ少ないので!
おおっと。今回はジョミニ先生の回だったわ。
ざっくり言うとね、
「全部頑張るな。勝負する場所を決めろ」
「どこに全力をぶち込めば、全体が一気に動き出すのか?」
「どこを改善したら全体が変わるんだ?」
「全体を止めてる“詰まり(急所)”はどこだ?」
「そもそも、どこが本当の急所なんだ?」
「決勝点(勝負が決まる場所)に兵力集中できるか?」
「勝負が決まる場所で、殺意MAX!高めて突破できるか?」
「で、そこ以外は、勇気を持って放置!…できるか?(状況によるけど…ね。(笑))」
マイセルフでゴーサイン、インプットできます?(自分でゴーサイン出せます?)
ゴーできるって?
オーケー、突撃〜!
ジョミニの「戦争概論(中央文庫)」も読んでね〜。
あっ、大丈夫だよ。ニーチェ全集やローマ帝国衰亡史どころか、クラウゼヴィッツの「戦争論(上・中・下(中央文庫))」より、だいぶ少ないので!
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