前回の記事では、世界トップスクールの誰もがやっている学習法の基本を紹介しました。
実践しましたか?
もしまだの方は、ぜひ実践してみてください。
さて、今回の記事では、誰でも今すぐにできる記憶定着法についてお話ししたいと思います。
もしあなたが例えば、
・小テストや定期テストのためにノートを見返しているが中々覚えられない
・歴史の年表を何度もノートに書き写すが、出来事の順序を覚えられない
・暗記するためにノートを何度も繰り返し書いているが、本番で思い出せない
などの悩みを抱えている場合、今回の内容は役に立つでしょう。
あなたが学習する時、例えば、
・テストに備えて専門用語を覚える時
・資格試験などの学習
・単語を覚える時
など、記憶する必要がある場面ではどのように記憶をしていますか?
もしかしたら、
・ノートに空欄を含んだ文章を作成して、穴埋めをする
・蛍光・カラーペンなどで専門用語を書いて、赤シートで隠して何回も用語を思い出しながら言う/書く
・何度も同じ問題を解く
・何度もノートや教科書を見直す
などしてるかもしれません。
私自身も中学生の時に、上述したようなことをしていました。
しかしそれらの作業は私にとって、とても苦痛で嫌だなーと感じさせるものでした。(笑)
かといって、それを一生懸命にやったとしても、テストでしっかり結果が出るかは、その時次第でした。
その理由は、前回の記事でも書いた通り、その方法を続けていても、脳にとって重要な情報ではなかったら、ザルのように流れていってしまいます。
「つまらない」つまり、「脳にとって関心がない」、つまり、「脳にとって重要な情報ではない」ということです。
ではどうするか、ですが、その逆をやればいいです。
つまり、「脳にとって関心のあるもの」にしてしまえばいいです。
そうはいってもそんなことできるのか?と思うかもしれませんが、実は意外とシンプルで単純です。
それは、「しっかりと間違えること」です。
脳にとって自分が知っていると思っていたことと違う情報が与えられると、それは脳にとって重要な情報になります。
あなたも何か過去に間違えたことって、今でも意外と覚えていませんか?
日本の教育では、常に正解が与えられていて、それ以外の答えをすると、間違いとされたりする文化があって、結構失敗を恐れる傾向があります。
ですが、脳にとっては、しっかり間違えることで、間違えた内容は頭に残ります。
私の場合、英語で「take place」の意味を最初、「場を取る、支配する」だと信じて疑っていませんでした。しかし、「それは違う」、と言われて、「えっ?」となりました。それでじゃあ何?と疑問が湧きました。この時点で脳にとって重要なことになっているのわかりますか?それで、その意味が「occur, happen(行われる、開催される)」と知り、頭に定着しました。高校生の頃だったかなと思います。
このように、しっかりと間違えることです。
ではどうするか?
例えば、歴史の年号を覚えたければ、○○が起きた年号を予測することです。
その時に、本気で予測します。
それで次に教科書なり、ノートなりを見て、あなたが予測したものと合致したら、それはあなたがすでにしっかり知っていた情報になります。それで間違ったら、それはそれで脳にとって重要になるので、記憶に残ります。
これが今から誰でもできる記憶定着法です。
シンプルで気軽に行えるので、ゲーム感覚でしっかり本気でやってみてください。