変わっていますね。
今までその作業で上手く行った方々の、
コツを集めたのがマニュアルではないのですか。
「コツの集大成」がマニュアルですよね。
それともマニュアルを口伝化すれば、コツにでも聞こえて、
知ったような気になるというのでしょうか。
悪い例えかもしれませんが、
ウチの業界には「スカウトのメールを打つ」といった作業があります。
最近は流行らないようですが、
それらをマニュアル的とコツ的で表現してみます。
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(マニュアル的)
求職者さんがメールを見やすい時間帯に、最低〇〇通のメールを送信してください。
時間帯としては下記のとおりです。
06:00~08:00
12:00~13:00
18:00~20:00(21:30)
※休日に関しては土曜日午前中、日祝はその日の18:00~20:30に送信してください。
※お返事が来たら夜中であろうと休日であろうと即返信をしてください。
※24時間、365日体制でお願いします。
※これらを入社日より最低6か月は続けてください。
※きっと3か月で癖づきます。
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注)↑ 尚、こんなマニュアルはありません笑
仮にこのように書いたもの「はいマニュアルね」と渡すと、
受け取った側にはこのように思われます。
「私のワークライフバランスが・・・」
「私はいつ休めばいいのですか?」
「もっと楽な方法は?」
「他にコツ的なものはないのか」
「この人材会社はブラック企業だ」
「無理、無理、無理。転職しよう」等々。
「この通りにやれば結果は出てくるからね」と言っても、
結局はやらないですね。
では、次にコツ的な表現をします。
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(コツ)
求職者さんの事だけを考えましょう。
お相手の事をイメージして、「愛の告白」のようにメールしましょう。
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↑こっちのほうが、わかったような気になるのが謎ではあります。
それを理解するのには人それぞれの深さと時間が違いますよね。
そんなわかったような気になる「コツ」を、
誰でもソコソコに会得できるように、
仕向けているのがマニュアルだと思うのですよね。
まずはマニュアル通りにやってみて数をやれば、
そこから「独自のコツ」も発見されるのではないですか。
様々な検証して結果を出した人々のコツを集めて、誰でも分かるように、
誰でも出来るようにしたのがマニュアルなのです。
そういった事から「マニュアルだけでなくコツを!」等と聞くと、
「この人、変わっているなぁ」と思う訳なのですね。
いっそのこと「もっと楽がしたいのです!」と、
キラキラな瞳で訴えてもらった方がある意味、潔いですね。