以前推し活をしていた際に明らかに「このファンは拒絶されているな」と感じる場面がありました。
その演者さん(以下仮Kさん)は元々優しいタイプの方で、サービス精神もあるのでファンからはいつもニコニコして優しいイメージが定着しています。
私は以前、繋がっている推し様とプライベートでお食事した際にKさんを一緒に連れて来ていただいたことがあり、現場以外で関わる機会がありました。
Kさんはプライベートでもニコニコしていてサービス精神旺盛な方で、裏表がなくとても良い印象を受けています。
プライベートでお会いして以降は現場で会うとKさんの方から声を掛けていただいたり、礼儀もしっかりしていてずっと好印象でした。
そんなKさんでもファンをあからさまに拒絶する事が過去にあったんです。
【ファンサが良い推しからの拒絶】
Kさんは現場でいつも神対応なのでヤバファン(以下ヤバ子)に対してもそうなのかと思っていましたが、あるイベント時に見せた対応が衝撃的でした。
ヤバ子はKさんを一番に推していてファンの中では有名人。
現場での素行の悪さやルール違反スレスレの行為が横行していたので本当に迷惑な人でした。
Kさんファンの間では特に要注意人物として避けられていたので、他推しファンから見ても直ぐにわかるくらい目立つ存在です。
ある時は現場で大声で泣いたり、ある時は他のファンへ威嚇行為をしたり、とにかくKさんだけではなく他のファンにとっても迷惑な客です。
そんなヤバ子に対してKさんはある時全てを終わらせるかのような対応を見せました。
推し様と握手をしたりお話をするイベントで、ヤバ子が話しかけてもKさんは目を合わせず真顔でやり過ごすという事が起こったんです。
別のファンが来た時はニコニコしていたのに、ヤバ子が来た途端スッと表情を変え、話を聞く姿勢も変わり見事なまでの豹変ぶり。
握手以外のおさわり禁止なのにヤバ子が調子に乗って抱きつきそうな勢いを見せると、Kさんは体を避けて自ら拒絶を示しスタッフを呼んで強制退場させていました。
他の推し担のファンはその光景を見てKさんの普段とは違う対応に驚いていました。
それと同時にヤバ子に屈しないKさん男らしい!凄く推せる!といった好印象を持たれていたので、ファンだから甘やかすのではなく善悪の判断でしっかり対応するKさんは本当に凄いと感じます。
Kさんからの塩対応が続いた事でヤバ子は数ヵ月後に推し変しましたが、ターゲットが変わっただけで現場には来ているので環境はあまり変わりません。
しかし、推しサイドがしっかり拒絶した事で推し全員が優しく見過ごしているわけでは無いというのはわかったと思います。
【好き避けではなく拒絶】
優しい推し様の態度が急変したり、ある時から悪い方へ変わったと感じたら、それは避けられている可能性があります。
Kさんのように誰が見ても拒絶しているような対応は明らかに嫌い避けで、もう関わって欲しくないといった心の現われでもあります。
後日推し様経由で話を聞いた時にKさんはやはりヤバ子を相当嫌っていて、本気で現場に来てほしくないと思った事で対応を変えたようです。
推し変してもらえて今は自分に来なくなったことでKさんはかなりストレスが軽減されたといっていました。
推し様が好き避けをすることはあまりなく、ファンのことが好きであれば基本的には現場で恥をかかせたり損をさせることをしません。
避けられている原因の中にはヤバ子のように拒絶まではいかなくても、話が盛り上がらない、どう扱っていいかわからないといった扱いに困って避けているように見えるということはあります。
推し様は多くのファンに優しいとは言え、話が噛み合わない人や不安定に見える人に対しては自己防衛が働きます。
都合のいい解釈でファン同士が「好き避けされているんじゃないか」と盛り上がる事はありますが、多くの場合そういった都合のいい現実ではありません。
有料ブログの方で何度も推し様サイドの気持ちであたりファンに対して思っている事などを解説してきたので、推し様が本当に好意を抱いているファンにしかしない事や態度はご購読いただいている方はわかると思います。
【現実的な判断】
Kさんのようにファンの誰からも優しい人や良い人といった印象を持たれている人が、あからさまな態度を取った時は余程のことがあると思います。
特に何度も関わってきてそういった対応に変わった場合はファンに対して何かしら思う事があり、態度で示すしか方法がない事で塩対応をしてしまう推し様もいらっしゃいます。
中には直接言葉で「迷惑です」「もう来ないでください」と言える推し様もいますが、推しにそこまで言わせてしまったり態度に出されてしまった場合は一度距離を置くしかありません。
修正しようと頑張ったところで、根本的に何故そう思われているか理解できていない・気付いていない場合はいくら頑張っても焼け石に水なので、現実を受け止めて自分自身を見つめ直すことが大切です。
避けられていると自分で早々に判断し、推し活を休んで久しぶりに現場に行ってみたら、推し様の方から「久しぶりですね!最近来なくて心配してました」と言われて自分の考え過ぎだったとわかったケースもあります。
マイナスに考えすぎても良くありませんが、性格的に都合よく解釈をしてしまう癖があると自覚している場合は、現実的に起こったことに基づいて判断してみると良いと思います。