注意すべきファンの思考

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推し活する中で様々な葛藤や悩みが出てくると思います。
私自身も推し活が前ほど楽しめなくなったことで色々と悩みました。
推し活をしていて「この感情が出てしまったら推し活を休む又は辞めたほうがいい」という境目があるように感じたので、今回はファンの思考について解説していきます。

【周りと比べてしまう】

推し活をしていると周りのファンと比べてしまったり、自分の現状と周りを比較して落ち込むことが出てくると思います。
推し活中に誰かと比べてしまうことは実は危険なサインです。
推し活とは本来自分が楽しみ推しを応援する個のものです。
そうした個人で楽しむ趣味にも関わらず誰かと比べる気持ちが出てしまった時は本心から推し活を楽しめていない証拠。
特に多いのが、ファンサの違いやかけているお金の違いについて目が行きがちです。
皆それぞれ事情を持った上でそれを見せずに推し活しています。
凄くお金を使っている人は仕事を無理しながら頑張って稼いでいたり、何かを犠牲にして推し活に捧げている事もあります。
相手の背景を知らず、推し活に大金を使っているから金持ちだろうと勝手に解釈し、その人と私は違うから虚しい・・・とネガティブに考えてしまうのは良くありません。
そういった一方的にネガティブになるファンに対して推し様は面倒くさいと思っています。
推し活の中で「何であの人は推しに良いファンサをされているんだろう?」と思う事も多々出てくると思います。
それは推し様にそれなりの対価を与えているファンだからこそ、推し様がそれに応えているに過ぎません。
表面に見えていないだけで、推し様にプレゼントやお花等様々な手段で尽くし動いているファンに対して推し様がファンサービスをするのは当然です。
自分が目に見えてる部分だけで判断し、それを不平等だと感じることは視野が狭く自分を生き辛くしています。
不平等だと感じる事の中には自分が見えない部分に納得する要因が存在している可能性があります。
それを理解しているかしていないかで推し活についての考え方も変わるので、周りと比べて落ち込んでしまう人はその出来事の背景に自分がしていない何かがある事を理解する必要があります。

【推しに気持ちをわかって欲しい】

ファンの中で推し様に厄介に思われるのが、自分の事を理解して欲しいという自分勝手な思考です。
「私にはこんな理由があるからお金が使えない」
「私には可哀想な事情があるからそれをわかって平等にファンサして欲しい」
「私のことを理解して優しくしてほしい」
という身勝手な思考が出てきてしまっている場合は、推し活にあまり向かないかもしれません。
推し様は多くのファンに対して平等に接していますが、その中で特段何かを与えてくれた人に対してお礼やファンサービスをすることがあります。
それは推し様の礼儀や義理の現われなので、感情での特別扱いではなく人としての常識の範囲でのファンサービスです。
利得の無い人に対して同じベクトルのファンサを与える事ができるかといえば、それは尽くしてくれているファンへ失礼に当たるので推し様も躊躇してしまいます。

推し様からするとファンの背景は自分の仕事に関係ありません。
販売業に例えるとわかると思いますが、皆が普通に買い物してる中であるお客さんから「うち貧乏なので」と言われても売り手側は「そうなんですか」となりますよね。
売り手からすると皆平等に同じお金を払って買い物をしている中で、貧乏だからとかお金が払えないからという理由は販売する上で何一つ同情をする理由が無いのです。
売り手がその人に対して言える事は「無理して買わなくていいですよ」「買える時に買った方がいいですよ」「買ってもらえたら嬉しいですけど」というくらいの感情だと思います。
それと全く同じような感情を推し様も持っていらっしゃるので、ファンの背景や無理していることなどは伝えられたところで迷惑なだけです。
事情を言わずに毎回気持ちよく買い物してくれるお客さんには売り手も良い気持ちになりますよね。
推し様も同じように、毎回楽しく推し活をしてくれるファンに対しては良い気持ちを持ちますし、サービスもしたくなります。
自分が推し活に対して様々な事情を抱えていることは推し様に知ってもらったとしても迷惑に思われる事が大半なので、推し様にわかって欲しいというエゴは推し活において不要な感情と言えます。

【推しや運営への不満】

推し様だけではなく運営のやり方に対しても不満が出てくる場面があります。
致命的なミスの場合は指摘したり問い合わせをすることは問題ありませんが、自分の思想の押し付けになると良くない方向へ転じやすいので注意が必要です。
ファンが思う「こうした方がいいのに」という思いの大半は推し様や運営サイドから見てずれていたり方向性が違っていると感じることもあるので、不用意に口に出してはいけません。
相手を思って口を出したくなることの大半は相手のためではなく自分のエゴであることが多いので、受け取る側からは「クレーマー」といて扱われる可能性が高いです。
推し様や運営に対しての不満は同じ気持ちを持った仲間内で話したり発散することが一番いいので、くれぐれも直接伝えることはやめましょう。
もしもそれに耐え切れないと思ったなら自分が身を引いたり推し活を休むことが一番です。
私自身も運営に対しての不満もあったので、今回の推し活引退は正解だと感じています。
誰かと揉めたり誰かに嫌われるより、自分自身がストレスを感じたものから距離を置くことが一番平和的に解決できます。

【推しに振り向いてもらえない】

推し活を続けていても推し様になかなか振り向いてもらえない、なかなか近づけない、思うように進まない、という自分の望む成果が得られない事に対して悩んでしまうファンも多いと思います。
こういった変化が得られないと感じているとき、大半は何もしすぎないもしくは何かしすぎている事に問題があります。
何もしすぎない人の場合は考えだけがどんどん膨らんで、実際の自分の行動力が伴っていない場合があります。
よくあるのが
・現場にいった事がないけどSNSで頻繁にアクションしている
・現場に行ってるけどファンレターやプレゼントをした事がない
・イベント等に参加した事がない
といった、推し様と関わるチャンスに行動を起こせてないパターンです。
理想だけはあっても理想に近づく為の行動を自分自身が行っていないことで現状が進まないといったことは大いにあります。
また、反対に過剰なまでに何かをしている場合も推し様に振り向いてもらえない原因になっている可能性があります。
ありがちなのは「推し様に利益のない行為での過剰行動」です。
ファンレターやDM等は気持ちを伝える上で大切なツールになります。
しかし、それが過剰であると受け取る側も怖くなるので常識の範疇を越えた頻度の場合は推し様に振り向いてもらうどころか、嫌われたり警戒されている可能性が高いです。
もし毎回贈っているものがプレゼントであったり金券だったり、推し様にメリットのある物であれば推し様も負担に感じるどころか、むしろ感謝される事はあります。
推し様に利益のない行為を何度もしてしまう事は推し様の精神を疲弊させているだけなので、行動力はあってもやり方を間違えて嫌われてしまうという結果に。
推し様に振り向いてもらえないと嘆く前に一度自分の今までの推し方を考えて、推し様にメリットがあったかどうか、独りよがりではなかったかを考える必要があるでしょう。

【自己犠牲に気づいた】

推し活のために何かを我慢したり何かを犠牲にするといったことはオタクあるあるです。
しかし、その犠牲の末に思ったように楽しめていないと感じたり、犠牲にしたものへの未練を感じた場合は一度今の推し活を見直すサインかもしれません。
本気でのめりこんでいる時は迷わず「推し活に投資!」と思えるのですが、心の中で迷いが生じている場合は自己犠牲に気づき始めている場合があります。
推し活には熱量も必要ですが、それは自分が心から楽しめて幸せに感じるためのものに繋がっているかどうかが重要です。
満足していないのに義務的に推し活を進めてしまうと、後で冷静になった時に失ったものへの後悔が大きくなります。
少しでも自分が楽しめていないと感じたり、何かを犠牲にしていると思った時は推し活を休んだり見直すことが必要です。
物質的なものだけではなく、身体的に無理している場合も同じです。
過酷なスケジュールを組んで自分の体調面を気にしなかった結果、後々病院にかかる事になり行きたかった現場に行くことができなかったという話も聞きました。
物質的・金銭的・精神的・身体的に何かを無理していると感じた時は一度立ち止まる勇気も必要です。

【情緒不安定】
自分の精神状態が良くない時に推し様に会いにいくことは危険です。
特に推し様と接触する機会がある場合は推し様がファンに対して受ける印象が悪くなる可能性があるので、情緒が安定していない状態で推し様との接触は控えた方がいいでしょう。
前まで明るかった子が急に落ち込んでいる場面に遭遇すると、推し様は心配よりも「この子情緒不安定な子なのかな?」「メンヘラなのかな?」と悪い印象を抱きやすいです。
余程常連で気心知れている関係性なら心配してもらえる可能性もありますが、多くの場合は心配よりも「情緒不安定」「メンヘラ」といった悪い印象を持たれ警戒されてしまうことが多いので、情緒不安定だと自覚がある時は安定するまで推し活をお休みした方が良いでしょう。
現場に行ってなくても、推し活が楽しく感じたり急に不安になったりと、波を感じた時は一度自分の感情と向き合ってみてください。
私自身も楽しいと思っていたのに急に地に落とされたように楽しくないと感じたり、どっちが本心なのかわからずしばらくは推し活について悩んでいました。
自分の楽しいと感じること、何が原因で楽しくなくなるかを紙に箇条書きをしてみることで何となく原因は掴めました。
文字にしてみることで今後推し活に力を入れても大丈夫か、自分が我慢するしか方法が無いのかを見極めて今後の推し活について判断することが出来ます。

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