弱点を知ることの大切さ

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占い
私の鑑定では必ずアドバイスや問題解決のためのカードを出しています。
それは結果に対してその場しのぎのものではなく、根本的に解決した状態で良い未来を歩んで欲しいからです。
占いは良い結果は信じて悪い結果は信じないほうが良いとよく言いますが、時として悪い結果は自分が良い方向へ進むための鍵となる場合があるのです。
考えすぎてしまったりネガティブになりやすい人は悪い結果に目を向けすぎても良くないですが、自分の人生にプラスになる点がどこかに含まれていると気づくことが大切です。
強い意志や未来を変える気持ちがある人はマイナスな結果を上手く自分の中に落とし込み自分の弱点を克服しています。
自分の弱点を知ることは怖いことでもあるけれど、それを克服することが未来の自分が豊かに生活する為の糧になるでしょう。

【自分の弱点】

性格的な弱点は生活していく中で自分で気づいているパターンがあります。
しかし、それを日常で意識しながら過ごすことはあまり多くないでしょう。
何か上手くいかない事が起こったり、立て続けに上手くいかない事が続いた時に初めて自分の弱点に目を向けると思います。
この時に自分に原因があるのでは無いかと探れる人は人としてとても達観していて向上心がある人です。
中には全て他人や環境のせいにして全く自分と向き合わない人もいるので、自分という人間を意識する人しない人では人間力に大きな差が生まれます。
弱点がない人間などいないので、自分でそれを知っているか目を向けず過ごすのかでは生き易さにも違いができます。
弱点・欠点・短所と様々な言い方がありますが、マイナスだと思う点は時としてプラスに転じることもあります。
それを知ることで自分に合った環境を選べる強みになるので、自分の弱い部分を知ることは決して悲観的なものではありません。

【環境による長所と短所の逆転】

自分の良い面が必ずしも良いことであるとは限りません。
時と場合により長所が裏目に出る場面というものが出てきます。
その時の環境に適応した長所であるかどうかが重要で、裏を返せば弱点が長所に変わる環境も存在するのです。
弱点を知ることで自分の短所を長所として活かせる環境を自分で選ぶことが出来るので、弱点を知るという事はマイナスな事ばかりではありません。
自分を知り自分に合った環境を知る上で長所と同時に短所である弱点を知っておくことで生き易さが変わってくるでしょう。

あるテレビ番組を見た時に、海外の企業で障害者を積極的に雇用する企業があるという特集を拝見しました。
経理担当の方は知的障害があり、人とのコミュニケーションが苦手な面とこだわりが強すぎることで今まで他の仕事ではあまり上手く馴染めなかったようです。
しかし、それは適材適所で上手く発揮されると思った企業は彼を採用し経理部門へ配属しました。
コミュニケーションが不要な環境で決まった仕事をするので、彼もその仕事が合っていたようです。
今まで他の健常者の人を配属した時よりもミスが圧倒的に少なく仕事をこなす量も多いので、彼を採用したことにより会社はとても良い方向に動いているとインタビューで答えていました。
コミュニケーションや応用が必要な会社では彼の性格は弱点だったかもしれませんが、それを長所と捉えて積極的に適材適所へ導いた企業側の裁量は凄いなと感心しました。
弱点を長所にできる環境を選べることは最も強みになると思った瞬間でもあります。

【直せる弱点と直せない弱点】

弱い部分は意識的に直せるものと根本的に直せないものがあります。
高所恐怖症の人がどうしても高いところが苦手だったり、怖いものが苦手な人がいくら頑張っても怖いものを克服できなかったりと、根本的に無理なものはどうしても直すことが難しいです。
しかし、中には意識次第で直せる弱点も存在します。
特に自分の思い込みで弱点だと思っている部分は意識が作り出したものであることが多く、それに気づいて意識的に行動することで改善される場合があります。
趣向や癖と違い、過去の経験から自分の苦手なものを決めていることもあるので、自分の弱点は先天的なものか後天的なものかを知るのも大切かもしれません。
簡単なもので言えば食べ物等はそういったことがわかりやすいと思います。
嫌いな食べ物が本当に無理な場合もあれば時を経て食べてみたら全然平気で、むしろ好きになるなんて経験はありませんか?
私はウニが苦手で、子供の頃に美味しいと感じなかったことで自ら進んで食べることがありませんでした。
大人になり親戚からいただいたウニをその場で食べる機会があり、苦手だと思いながら口にしましたが、それが思っていた味とは違い美味しかったんです。
思い込みや成長と共に変わる味の違いで今まで苦手だと感じていたことに気づき、大人になってからは今まで敬遠していた食べ物に挑戦する機会が増え、いくつかの食べ物は苦手を克服できました。
反対にレバーはいつ食べても無理だとわかったので、今は進んで食べることがありません。
これと同じ原理で苦手だと思っていた物が時間が経ってから実はそうではなかったと気づける場合もあるので、自分の弱点に目を向け再チャレンジするのも自分を変えることへ繋がります。

【気づくこと意識することの大切さ】
弱点を弱点のままで放置する人と意識して行動する人では豊かさに差が生まれます。
昔友人2名を同時に恋愛占いしたことがありましたが、それぞれに恋愛に対する問題点が浮き彫りになりました。
一人はそれを意識して自分の行動を見直した結果、三ヵ月後に彼氏ができました。
一方の子はその問題点に対してあまり気に留めなかったようで、今まで通りの自分スタイルを貫いた結果、鑑定から5年ほど経った今でも彼氏ができないと嘆いています。
弱点を知った上で直す直さないは個人の自由ですが、その後の二人の動向を見る限り後者の子は問題点に対して全く意識していないように感じます。
もしあの時意識して改善していたら未来は違うものに変わっていたかもしれません。
弱点に気づき、それを意識するだけで判断材料になったり選ぶ道に気づけることもあるので、意識するということはとても大切です。
もし何かを変えたいと思った時、プラスの面だけに目を向けるのではなくマイナス面にも目を向けて意識してみるのもいいかもしれませんね。


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