間近で見たネットワークビジネスのリアル

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私がまだ20歳くらいの頃に友人がネットワークビジネスにハマっている時期がありました。
大学生や社会人になるとたまにネットワークビジネスをやっている人に出くわす事があると思いますが、この時に私は初めてネットワークビジネスというものを知ります。
私も勧誘されましたが執拗な勧誘ではなかったのでその場で断り、その代わりに必要な時にできる範囲だけ協力するという立場で彼女を見守っていました。
ネットワークビジネスを傍から見ていて実際にどんな様子だったか、見ていて感じた事を紹介します。

【友人からの誘い】

始めにそれを知ったのは友人からの紹介でした。
その子が紹介していたのは美容関係の商品で自際に試供品としていくつか使わせてもらいましたが確かに製品自体は物凄く良かったです。
ただ値段が高いので続けるのは大変だなと感じて、私は欲しいものだけ友人から購入ししばらく使っていました。
友人はあるチームに所属していて、そのチームには私と紹介した友人の共通の友人が4人居る環境だったので所謂仲良しチームで結成したグループだったようです。
そこのリーダーは世界最速でランクが上がる一歩手前だということで自分のリーダーを世界一にしたいという思いから当時の同じチームの人達は必死に勧誘や商品の紹介をしていました。
私自身はやるつもりはありませんでしたが、一度セミナーに参加してみないかと言われ一度だけ参加した経験もあります。
しかしそこに参加しても私の中には違和感しか生まれずネットワークビジネスをやろうとは思えませんでした。

【セミナーへの参加】

当時は千円でセミナーへの参加があったので人生経験として一度だけ行ってみましたが、友人達から説明されていた印象と実際に来ている人達の印象はかなり差があったそうに感じます。
最初は自分の人生が変わるような凄い人達が上に立ってセミナーを開いていると熱く語られましたが、実際にお会いした感じでは挨拶もノリもイマイチな方で尊敬できるかと言われれば最初の印象では全く尊敬できる要素がありませんでした。
恐らく友人達には物凄く良い言葉をかけていてネットワークビジネスへのモチベーションを上げるような対応をしていたと思いますが、私が友人経由で挨拶と紹介された際にはてきとうな対応だったのが印象に残ってます。
セミナーも主にネットワークビジネスの仕組みや良い部分だけを切り取って紹介する夢を持たせる内容の紹介といったもので、興味がある人には面白いかもしれませんが私には合わなかったと感じました。
人生経験にはなりましたが、この千円の出費は無駄だったと感じます。
しかし友人達はこれに毎回参加し有意義だと思えていたのですから、人によってはたった千円で素晴らしい時間になるのかもしれません。

【現実と借金】

もちろんランクが上がれば収入が上がるということもあり一ヶ月の売上を出すのに皆必死になっていました。
私にも無理の無い範囲で商品を買ってくれないかとお願いに来たこともありましたが、自分の生活に余裕があるわけでは無いのでやんわりと断りながらも話は聞いていました。
今月の売上でリーダーの昇格が決まるという大事な場面になると友人達は一人数十万の借金をしてまで製品を買う事態になり、ここまで来るとさすがに異常だと思います。
私達のチームが世界一という甘い言葉に乗せられたまま友人達は借金をしてまで売上を出し、ついにリーダーはランクを世界最速で上げる事を達成したようです。
しかし、問題はここからです。
ランクは毎月の売上に応じて変動するので一度上げたは良いけれど今度はそれを維持しなくてはなりません。
実際にリーダーはネットワークビジネスだけで月収100万円の収入に届いたようですが、その下の人達にはそれほどの恩恵は返ってきていないそうでした。
維持する為にまた来月数十万の借金をしなくてはならないのか・・・という達成感の裏側にある果てしなく続く絶望に、知り合い全員が一斉にネットワークビジネスから離れました。
当然その時は必死さや楽しさで頑張れたと思います。
けれども達成した先の継続が難しいという現実の壁にぶち当たり、彼女達のネットワークビジネスはあっさりとした終幕を迎えました。
期間にしておおよそ半年弱くらいだったと思います。

【友達をやめなかった理由】

よくネットワークビジネスをやると友達を失うといいますが、実際に私はその友人達と縁を切ることは無かったです。
理由は無理な勧誘がなかったこと、押し売りをしてこなかったことが上げられます。
話の中に嘘は無かったかといえばそれは微妙なところですが、恐らく彼女達は上から言われた事をそのまま説明しているだけだったので一人ひとりの発言には悪意は感じられませんでした。
そして信用できたのが「楽して儲かる」という話は一切出してこなかったことです。
彼女達は等身大の現状を話してくれていたのでネットワークビジネスの大変さを傍で見ることができました。
儲かっていないのに「儲かる」という話をされていたら今頃信用を失って縁を切っていたと思います。
彼女達は嘘偽りない現状を話しつつ商品の良さをアピールしていたので未だにその商品に関しては私も使いたいと思っています。
辞めた後に余った製品を無償で分けてもらいましたが、本当に肌の調子が良くとても良い製品だと感じているので高いなりの効果は実感しました。
私の友人の場合は友達が減ることなく引き際もあっさりしていたので、痛い借金はあったかもしれませんが良い人生経験になっていたと思います。
恐らくネットワークビジネスをやっていて友達をなくす人の大半は過度な押し売りと虚言や大げさな話で信用を失っているのだと思いました。

【人間関係がダメになるパターン】

<職場編>

そこから3年ほど経ったころ、私は掛け持ちのバイトでガールズバーに勤務していました。
そこで知り合ったお姉さんが友人と同じネットワークビジネスをしている人で、お店の女の子数人に押し売り行為をしていたようです。
私はたまたま製品を知ってたので「私も使ってますよ」と言ったら他の人の顧客と思われたのでその方から無理な押し売りをされる事はありませんでした。
この時に初めてネットワークビジネスのあの体験が役に立ったと思いましたね。
私への押し売りが無いどころかむしろ製品を知っているという事で仲間意識があってか、その方からかなり善くしてもらっていた記憶があります。
しかしお店の女の子から押し売りの件で相談されることもあり、私自身もその行為に関しては良いイメージは持てず、店長とも話し合いながらその方は他店へと異動になりました。
他店でも製品の押し売りの話は通っていたのでお店の女の子達から距離を置かれ孤立して結局は半年後に店を辞めていたようです。
確かに女の子が多い場所での美容製品は宣伝チャンスかもしれないけれど、相手が迷惑に感じてしまっては購買意欲が無くなるだけではなく人としての信用を失ってしまいます。
結果的に自分の居場所をなくしてしまうので過度な押し売りは本当によくないと思いました。

<結婚編>

そこからさらに年月が過ぎた頃、従兄に結婚の話が出てきました。
従兄の結婚の話に親戚一同大喜びでしたが、結婚の話が出た一ヵ月後に破談になっていました。
理由を聞いたら彼女がネットワークビジネスをやっていて家族に数十万の調理器具の押し売りが始まった事が原因のようです。
田舎の親戚関係の人達はネットワークビジネスとは何かをあまりわかっていなかったようなので、ここでも過去の経験を活かし私が軽く説明をしながら親戚には今回の出来事がどんな事態だったか説明をしました。
後からわかった事ですが、別の従兄の勤め先にその彼女が勤めており職場でもその押し売りが原因でトラブルが報告されていてあまり評判の良くない方だったようです。
従兄の結婚の話が出た時に相手を聞いて止めようか迷ったが、もし好き同士で結婚するなら余計なことは言わない方がいいと思い黙っていたようで、破談の話が出てから教えてくれました。
職場の人間関係だけではなく人生の一大イベント結婚までもダメにしてしまうパターンも身近で見てきたので、ネットワークビジネスはやり方一つで人間関係への大きな悪影響になるものだと感じました。

【大切なこと】

ネットワークビジネスもやり方次第では人から距離を置かれる事は無くやることができます。
その場の利益や私利私欲が念頭にあるとどうしても人は嘘をついてまで相手を強引に意のままにしようとしてしまうので、それが一番人が離れる原因になるのだと思いました。
継続的に利益を上げる人は必ず信頼を元に実績を上げています。
人から信用されなければそもそもこのビジネス自体は破綻してしまうので成功している人は何かしら人を信じさせる力があるのだと思います。
簡単なようで難しいことなので成功者と失敗者の雲泥の差が生まれるのは営業の本質を理解しているかどうかが重要だと感じました。


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