肉体を大きくするのに必要なもの
それは【水分】です。
筋トレで体を大きくしたいなら、必ず必要なのは「水分」です。
水が必要な理由は以下の通り
①筋肉を大きくするために水が必要
②肝臓や腎臓のため
③基礎代謝が上がる
【筋肉を大きくするために水が必要】
人間の身体や筋肉の約7割は、水でできています。
筋肉・骨・髪・肌・爪など、人体を構成しているパーツには水が必要不可欠です。
筋肉を大きくするために、栄養をたくさん摂取しますが、その栄養を筋肉に運んでくれるのは「水」です。
十分な水が体内にないと、筋肉に栄養が届かず、筋肥大ができません。
疲労の回復も遅く、筋肉痛の治りも悪くなります。
筋肉は[超回復]を行うことで大きくなる性質を持っているので、体内に十分な水分がないと、疲労も回復せずに筋肉が成長しにくくなってしまいます。
【体の内臓に負担がかかる】
筋トレ生活をしていると、肉や魚、プロテインなどから多量のタンパク質を摂取する食生活になります。
長期的にたんぱく質を多量に摂取する観点から、内臓への負担を考えてみると、摂取したタンパク質のうち、使われなかった分が、腎臓で窒素とアンモニアに分解されます。
窒素は無害ですが、アンモニアは人体にとって有害のため、肝臓で代謝し毒性の低い尿素に変えて、血液の中を移動し腎臓に行き、尿として変換され排出されます。
このタンパク質の処理作業は、通常時なら問題なく行われるのですが、体の水分が低下すると、血液中の窒素濃度が高くなります。
濃度の高い毒素を分解する必要があるので、肝臓や腎臓の負担が増し、内臓がダメージを負ってしまいます。
肝臓や腎臓を保護するためには、十分な[水]をしっかり飲んで、血液をサラサラにしてあげるのが大事になってきます。
(吸収しきれなかったタンパク質を尿として排出させるため)
水を摂取することで、体内の巡りを良くしておけば、ある程度肝臓や腎臓への負担は軽減できるので、内臓を守るためにも、十分な水分は必要になります。
【水を飲むと基礎代謝が上がる】
水を多く飲むと基礎代謝が上がる→ダイエットにも効果的です。
(基礎代謝とは、筋トレ以外の日常生活の中で消費されるカロリーのこと。基礎代謝が高いと、痩せやすい体になる)
水を飲むと一時的に体温は下がります。
このときに、体は体温を上げようとして、脂肪を燃やしてエネルギーを使うため、痩せやすい体を作ることができるのです。
脂肪を減らし、バキバキの腹筋を目指すためにも、十分な水分は必要となってくるのです。
【大量の水分補給は“水中毒”になるので注意】
トレーニング時の水分補給で気になるのが「水中毒」
水の飲み過ぎで血液中のナトリウムの濃度が薄まり、神経系に支障が出てしまう「水中毒」になることはあります。
しかし、1時間以内に1リットル以上の水分を摂り続けるような事をしないと、滅多に起こる症状ではないので、心配しなくても大丈夫です。
適切な頻度と量の水分は身体の健康を保つためにも大切です。
筋トレ時は、水中毒の心配をせずに、こまめに塩分や水分を補給をするよう意識しましょう。
【筋肉と水分摂取量の目安】
筋トレにおいて、どのくらいの水分量を目安に摂取したらよいのか?
簡単な計算方法としては、
体重×40ml=必要な水分量となります。
例)体重50キロ×40ml=2リットル
水を飲むのが難しい人は、30mlでも大丈夫ですので、まずは水をこまめに飲む事から始めてみてください。
【まとめ】
日常で飲む水分は、水やお茶などが望ましいです。
炭酸飲料や甘いジュースなどは、大量に摂取しすぎると不健康に繋がりやすいので、おすすめできません。
体内に十分な水を取り込むことが、筋肉の成長に繋がり、内臓の負担を減らすことができるので、筋トレには多めの水分が必要ということになります。
健康と筋肉のためにも、こまめな水分補給を心がけてみてくださいね。