人の悪口を言うと死亡率が1.4倍!? | 悪口を言ってはいけない本当の理由

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ブログをご覧になって頂きありがとうございます。
心理カウンセラーの"しょうごろう"と申します!


 今日のブログは、"人の悪口を言うと死亡率が1.4倍!? | 悪口を言ってはいけない本当の理由"と言うテーマで話していこうと思います。

「友人と食事に行くと、どうしても愚痴話しになってしまう。」
「嫌な事があると、他の人に陰口を言わずにはいられない。」
  みなさんは愚痴や陰口を口にする習慣を持っていませんか?多くの方が、人と話す時に愚痴や陰口を言ってしまう経験をしたことがあるのではないでしょうか。

  しかし、悪口を言う行為は、
"自分自身の首を絞める事になる行為"なのです!
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  ストレス社会を生きる私たちですが、悪口を言う事にメリットは存在しません!
「いやいや、人の悪口言うとスッキリするよ!」
と言う方もいるかと思いますが、悪口を言ってもストレスの発散にはならない、むしろあなたの死亡率を高めるリスクがあります
 あなたは日常生活で悪口を習慣化していませんか?この記事を読みながら一緒に考えていきましょう!


悪口を言ってしまう人の心理

 まず、悪口を言ってしまう人の心理として、"相手をおとしめることで、自分の存在価値を高め、自身の劣等感を緩和しようという心理が働いている”ことが挙げられます。
 人は、他人と自分を比べたときに自分が優れていると「優越感」を抱きます。そして、逆に自分が劣っていると感じたときに「劣等感」を抱きます。
 その自身が感じた劣等感(ネガティブな感情)というモヤっとした気持ちを、悪口や誹謗中傷という形で外に吐き出してしまうのです。

「あいつの方が自分よりいい車に乗っている。」
「あいつの方が自分より高学歴だ。」
「あいつの方が自分よりお小遣いが多い。」
などの状況で劣等感を感じ、
「あの車は壊れやすいから値段の価値がない。」
「高学歴だが学生時代万引きで捕まったらしい。」
「奥さんに内緒でキャバクラに行っているらしい。」
の様に相手の価値を下げることで自分の抱いている劣等感を緩和させようとするということです。

悪口を言う事による人的影響

  悪口を習慣的に口にしている方はいませんか?
実はその習慣、あなたの心身を自分自身で痛めつけている行為なのです。
  ではなぜ人的影響があるのか?その理由を紐解いていきたいと思います。

悪口を吐いてもストレス発散にならない

 よく居酒屋さんなどで耳にする恒例の話題に挙がるのが"会社の愚痴"ですよね。
「今日は朝まで飲み明かしてストレス発散だ!」
などと言い悪口を言うことでストレス発散している方もいるかと思いますが…

結論から言うと、
"悪口はストレス発散にはなりません"

  悪口を言うと、ストレスホルモン(ストレスを感じた時に分泌されるホルモン)であるコルチゾールが分泌されます。なんと、不満を口に出すことで発散していると思われがちですが、逆にストレスを悪化させているのです。(マジか…)

 とある研究によると、"悪口を言った後の人の脳は通常状態の脳に比べて、極めて高めのストレス負荷がかかっている"ということがわかったんです。
 皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか?
「飲みの場で愚痴をこぼしていたら、何だかさらにイライラしてきた!」
「悩みを聞いてもらってたのに思い出したらまた気持ちが落ちてきた。」
そして友人と別れ1人で帰宅中、発散したはずなのに何だかモヤっとして気持ちが晴れない。

 実は一度経験した内容を再度口にすることで、脳の中では"また同じことを経験している"と認識し、また新たなストレス状態を作ってしまうのです。
 結果、愚痴を発散したはずなのに、ストレス状態がまた続いてしまい、そのストレス状態を発散するためにまた愚痴をこぼして再度ストレス状態が続いてしまうと言うストレス状態の無限ループが起こり、脳に大きな負担をかけてしまうのです。


悪口を言うと死亡率が1.4倍まで上昇

 ネガティブな発言をする行為はストレスだけではなく、あなたの生死を脅かす可能性もあります。      
  東フィンランド大学の研究によると、世間や他人に対する皮肉・批判度の高い人は認知症のリスクが3倍、更に死亡率が1.4倍も高いという研究結果が発表されています。度合いにもよりますが、批判的な傾向が高ければ高いほど、死亡率は高まる傾向にあったそうです。

  自分の発した発言が、ここまで心身に影響するなんて思いもしませんよね。
「いやいや、私は愚痴をこぼすことでストレス発散できている!」と思う方もいるかと思いますが、個人差はあるとは言え研究結果として出ている以上、少なくとも心身に対する悪影響はあると言う事を頭に入れておきましょう。


他人からの信用を失う

  「本人がいないから悪口を言っても大丈夫!」と思っていても、聞いた側が内緒にしておくとは限りませんし、本人の耳に届いてしまった時にはどんでもないことになりかねません。
  更に悪口を聞いた側からしてみると、「この人はよく悪口を言う人だ」というネガティブな印象を受けてしまい「この人にはあまり深い話はしない方がいい」などと信用されなくなっていきます。
  些細なひと言が自身の居場所や信用を失う結果にも繋がる可能性があるので注意しましょう。


悪口を卒業する唯一の方法

  悪口を卒業するには他人を変えるのではなく、自分自身の考え方を改める必要があります。
  悪口を言う行動の根底には、劣等感という自分が劣っていると考えているネガティブな思考があるといいましたが、その考え方には自身の自己肯定感の低さが影響しているのだと思います。

   自己肯定感が低い人、自分に自信がない人のほど、悪口を言ってしまう傾向にあるのです。

  ではどうすれば悪口を卒業できるのでしょうか?

それは…
"自己肯定感を高める"事です!
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  自己肯定感を高めることで、自分に自信を持ち相手と比べない習慣を身につける方法が有効的です。

  例えば
「あいつの方が高学歴だ…。」と悲観的に考えず、「確かにあいつは高学歴だが、それに負けないくらい仕事では結果をだしてやる!」と前向きに考える習慣を身につけると良いでしょう。

  自身の無さや、自分を受け入れられていない気持ちから自己肯定感は低くなります。
  あなたにはあなたの良さがあります。
自分を受け入れ、しっかり褒めてあげることで、自己肯定感が高まり、他人と比べることなく自分に満足することができるでしょう。


悪口を言った後の罪悪感を無くすには

  悪口を言った後の罪悪感をなくすには、その張本人に謝ること以外に気持ちをすっきりさせる方法はありません。

  なぜならば、その罪悪感を取り除くのにその問題に対しての対策をしなければ自身の気持ちの中で解決しないからです。

  例えば、「カレーが食べたい」と思っていても、そのカレーが食べたい気持ちはカレーを食べなければ満たされません。好きな食べ物だとしても、カレーが食べたい時に中華を食べてもカレーが食べたいその欲求を満たす事はできないのです。
  悪口を言って罪悪感を抱いてしまった時も一緒です。その罪悪感を解消するために大好きなチョコレートを食べても、食べてる最中は忘れられたとしても根本的に解決していない問題は無意識の中の違和感として残り続けます。
  なので悪口を言って罪悪感を抱いてしまった場合は、その悪口のターゲットになっていた張本人に謝る以外に解決策は無いのです。

  かといって、その張本人に謝ったとしても、その張本人は状況が分からず、かつ自分の悪口を言われていた事実を知ることになるので、自分自身がスッキリしたとしても、他人は不快な思いしか残りません。
  できればそんな事はしたくない。ならば日ごろから悪口を言わないことに越した事は無いのです。
  「悪口を言ってしまったら、その本人に謝る」と自己ルールを作っておけば日ごろから悪口を言う習慣はなくなるのではないでしょうか。


まとめ

 悪口を言うことで心身共に悪影響があり、かつ自分の居場所もなくしてしまう可能性があるリスクの高い行為と言うことがお分かりいただけたかと思います。
  この内容を見て、悪口を言ってしまう習慣を改めようと思っても人間はなかなか変わることができません。しかし、変わろうと言う気持ちは少しずつ少しずつあなたの心に変化をもたらし、結果心身ともに健康、かつ良い環境を作り上げるきっかけとなります。

  悪口は、自分にとっても相手にとっても良い事は何一つありません。
今回のブログを機に、少しでもいいので考え方を改めてみてください。
きっと昨日より今日は明るい自分になっているはずです^ ^

あなたの人生がより豊かになりますように。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

心理カウンセラー しょうごろう
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