子供が平気でカエルを殺す!楽しそうに生き物を殺す残酷な子供の心理とは。

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ブログをご覧になって頂きありがとうございます。

心理カウンセラーの"しょうごろう"と申します!

 今日のブログは、"なぜ子供はカエルを殺したがるのか?平気で生き物を殺す残酷な子供の心理とは。"と言うテーマで、少し残酷なお話をしたいと思います。
  私たちが幼い頃、登下校中に生き物を捕まえては、木の棒で刺したり、地面に叩きつけたり、石を投げたりするなどをして生き物を傷つけているお友達がいませんでしたか?もしくは、あなたはそうでしたか?
  それを見て、「残酷だな、かわいそうだな」と思っていたお友達、それとは裏腹に便乗して一緒に生き物を傷つけて楽しんでいるお友達、二手に分かれていたと思います。
  ちなみに僕は、生き物を傷つける側でした。

  ではなぜ子供たちは生き物を平気で傷つけるのでしょうか??
  今回は心理カウンセラーの視点から"なぜ子供は生き物を殺すのか"その要因を掘り下げていきたいと思います。

それではいきましょう!

99%の子どもが虫を殺す体験をしている

 とある大学教授の研究によると、99.1%の子どもが生き物を殺してしまう経験をしたことがあるのだそう…。(マジか)
 死なせた生き物はアリ、ミミズ、ナメクジ、ダンゴムシなどの土壌動物が多く、死なせた理由としては「楽しいから」「遊んでいたら死んでしまった」「嫌いだから」「なんとなく」などが挙げられたそうです。

 この研究結果を見て、生き物を殺した経験のある僕としては少しホっとしました^^;

  皆さんはどうですか?
そしてどんな気持ちで生き物を殺していましたか?

なぜ子供は生き物を平気で殺すのか

 子供が生き物を殺す根本的な要因として挙げられるのが、"発達の段階にあるから"と言うことです。
 人は誰しも無知の状態から色々な事を自身の体で体験して学び成長していきます。そのように現在あなたのお子さんも、自身の体で実際に体験することで人としてのあり方を学んでいるのです。

 その発達段階の中でも、生き物を殺してしまう行動には色々な理由があります。

①命の尊さを学ぶため

  発達段階段階である子供たちにはまだ命の重さを理解できません。そのため遊んでいるうちに傷つけてしまったり、死なせてしまったりする場合もあります。
  しかし、この行動は命の大切さを理解する為、人間が成長するにあたって必ず経験しなければならないことです。
  子ども達は、この生き物の死を経験することにより、命の尊さというものを学んでいきます。
  生と死、言葉で説明しても理解はできません。それを自身の体で体験することで命の重みを理解し成長していくのです。

②古来から残る狩猟採取の本能的行動
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 我々の祖先様は何千年何万年にわたって、狩りをして生活をしていました。その長年培ってきた攻撃的な狩猟採取本能が残っているのですが、現在では必要ないので、成長に連れて徐々に行動は薄れていきます。
 生き物を殺す子どもの大半は男の子ということもあり、やはり古来の男は狩り、女は採取という古来の本能的行動がそうさせているというのも納得できる話ですね。

③構ってほしい
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 寂しさのあまり生き物を殺してしまう行動に走ってしまう子どもたちも居ます。その背景としては、親が構ってくれないから、いけない行動をすることで親の注目を浴びようとしているのです。
 確かに、生き物を殺すなんて親の立場からしてみるとその行動に不安を抱きますよね^^;
 行動の内側には、行動を取りたがる理由があります。それが親の注目を浴びたいという理由である場合は、親が自身の行動を改める必要があるかも知れませんね。

生き物を殺すピークは7歳

 生き物を殺してしまう行動は、4~7歳頃まで続くと言われています。
その後年齢が上がるにつれて、生き物を殺す行動は少なくなっていき、12歳頃になると生き物を殺す行動は10%まで減少するという研究結果があります。
 生き物を殺してしまう行動は残酷で心配になる親御さんも多いかと思いますが、この行動は人間の心の基礎を作るための大事な行動と言えます。
 あなたのお子さんは今命の尊さを学んでいるのです。年齢に連れて減少していく行動なので、安心してください。あなたも生き物を殺した経験のある経験者なのですから!笑

生き物を殺している子どもを見ても怒らない

 そうは言っても生き物を殺している現場を見た時、親としては咄嗟に怒りたくなるかと思いますが、"怒るのは禁物"です!
 確かにダメなものはダメと叱ることは、自身の心のブレーキの基準を作るために必要です。しかし、ただ闇雲に「だめ!」と言っても子どもはなぜダメなのか理解できませんし、その行動から学びを得ることもできなくなってしまいます。
 では、どうすればいいのでしょうか?
 その場合は、"なぜダメなのかを子どもに考えさせる"ことが重要です。

  例えば、
「〇〇が死なせちゃったカエル君にも家族が居て、帰ってこないなーって心配してるかもよ?」
「もし、同じようにお父さんがどこかで殺されて帰ってこなかったらどうする?」などその状況を自分に置き換えて考えさせてることで、心で命の尊さを学ばせることができます。
  もしそこで闇雲に「ダメ!」と叱っても「生き物を生き物を殺すと怒られる。」と言う親の顔色を伺うことしか学ぶことができません。
"自分がされたら嫌なこと"と言う認識を子どもに持ってもらうことが重要かとおもいます。
  私たち大人は命の重さを理解できます。しかし、子どもたちはまだ命の重さを十分に理解できてきません。理解できてないことを前提に、子どもに寄り添った対応をしてあげることで、互いに気持ちよく命の尊さについて学ぶことができるでしょう。

まとめ

  子どもたちが生き物を殺してしまう行為は、人間として生きるに当たって命の尊さを体で学ぶことができるキッカケです。
  この経験が、その子たち自身の成長になり結果的に立派な大人に成長していきます。
  生き物を殺してしまうことは残酷な行為です。しかし、その背景にはそのような発達段階に必要な学びを得ている行為だということを認識しておきましょう。

  現在、心理カウンセラーとして活動している僕も、幼少期時代はカエルを殺めることが好きでした。
  叩きつけたり、解剖したり、本当に残酷な事をしたと思います。(あの時のカエル君ごめんなさい)
  しかし、今では自宅でたくさんの生き物を飼っており、家族同様に大切に育てています。
  そして毎日生命の力強さを目で見て心で感じています。
  大小関係なく、生命は同じように宿っています。その全ての生命がこの地球、いや宇宙を維持するための大切な役割を果たしています。生きることには意味はありません。しかし、生きることはこの僕たちが生きる世界を、宇宙を作るのに必要不可欠な存在なのです。

  怒るのは簡単。
しかし、遠回りだとしても、命の尊さをしっかり子どもたちに伝えることがみなさんの役目だと思います。
  僕も、子どもを授かったらしっかり寄り添って命の尊さを教えていきたいと思います。

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ではまた次のブログ記事でお会いしましょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!

心理カウンセラー しょうごろう
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