ロゴだけじゃない!「シンプル&優しい」ブランドイメージを統一する5つのデザインのコツ

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「自分のビジネスには、シンプルで優しい雰囲気のロゴがぴったり!」

そう思って素敵なロゴを作成された、あるいはこれから作成しようと考えているオーナー様も多いのではないでしょうか。
確かに、ロゴはブランドの顔となる非常に重要な要素です。

特に「シンプル」で「優しい」ロゴは、安心感や信頼感を与え、お客様に親しみやすさを感じてもらう力があります。

しかし、ロゴだけが素敵でも、他のデザイン要素(Webサイト、名刺、SNSなど)がバラバラな印象だと、せっかくのロゴの魅力が半減してしまうかもしれません。

お客様は、無意識のうちに様々な接点でブランドの印象を受け取っています。

そこで今回は、ロゴを起点として、ブランド全体のイメージを「シンプル&優しい」印象で統一するための具体的なデザインのコツを5つご紹介します。

「ロゴは作ったけれど、その先どうすれば…?」とお悩みの方、必見です!

なぜブランドイメージの統一が重要なのか?

具体的なコツに入る前に、なぜブランドイメージを統一することが大切なのか、簡単におさらいしましょう。

信頼感の向上: デザインに一貫性があると、細部まで配慮が行き届いている印象を与え、プロフェッショナルで信頼できるビジネスだと認識されやすくなります。

認知度の向上: どの媒体を見ても同じ雰囲気のデザインに触れることで、お客様はそのブランドを記憶しやすくなります。「あの優しい雰囲気のお店だ」とすぐに思い出してもらえる可能性が高まります。

世界観の伝達: 「シンプル」「優しい」といったブランドが届けたい価値観や世界観が、より明確に、そして効果的に伝わります。

顧客体験の向上: Webサイト、商品パッケージ、店舗など、どこに触れても一貫した心地よさを感じてもらうことで、ポジティブな顧客体験に繋がります。

つまり、デザインの統一は、お客様との良好な関係を築き、ビジネスを成長させるための重要な戦略なのです。

「シンプル&優しい」ブランドイメージを統一する5つのコツ

では、具体的にどのように統一感を出していけば良いのでしょうか? 以下の5つのポイントを意識してみてください。

1. 色(カラーパレット)を統一する
色はお客様の感情に直接訴えかける重要な要素です。ロゴで使われている色を基本(メインカラー)とし、それを補完する色(ベースカラー、アクセントカラー)を2〜3色程度選び、カラーパレットを決定しましょう。

ポイント:
    色数を絞る:シンプルさを保つため、多くの色を使いすぎないように注意します。3〜4色程度に収めるのがおすすめです。

    優しい色合いを選ぶ: パステルカラー、彩度を抑えたくすみカラー、温かみのあるベージュやオフホワイトなどを中心に選ぶと、「優しい」印象を演出しやすくなります。

    一貫して使用する: Webサイトの背景やボタン、見出しの色、名刺のデザイン、SNSの投稿画像など、あらゆる場面で決めたカラーパレットを守りましょう。

2. 文字(フォント)を統一する
ロゴに使われている特徴的なフォントとは別に、Webサイトの本文や見出し、資料などで使用する基本フォントを決めましょう。

ポイント:
    フォントの種類を絞る: 本文用と見出し用など、多くても2〜3種類に絞ると、すっきりと洗練された印象になります。

    雰囲気に合ったフォントを選ぶ: ゴシック体なら角の丸いものや細めのもの、明朝体なら柔らかい印象のものを選ぶなど、「シンプル」「優しい」イメージに合うフォントを選定します。手書き風フォントも効果的ですが、読みやすさも考慮しましょう。

    媒体が変わっても統一する: Webサイト、名刺、パンフレット、プレゼン資料など、どの媒体でも同じフォントを使用することで、統一感が生まれます。

3. 写真やイラストのテイストを合わせる
WebサイトやSNS、パンフレットなどで使用する写真やイラストは、ブランドの世界観を伝える上で非常に重要です。

ポイント:
    写真のトーンを揃える: 明るさ、色味(暖色系か寒色系か)、彩度などを意識し、常に同じような雰囲気の写真を選んだり、加工したりします。
例えば、「ふんわりと明るい自然光」「被写界深度を浅くして背景をぼかす」など、具体的なルールを決めると良いでしょう。

    イラストのタッチを統一する: イラストを使用する場合は、線の太さ、色の塗り方、デフォルメの具合などを統一します。手書き風の温かみのあるタッチや、シンプルな線画などが「シンプル&優しい」イメージに合いやすいです。

    フリー素材を使う場合も注意:フリー素材を利用する場合も、できるだけテイストの近いものを選びましょう。

4. コミュニケーションの「トーン&マナー」を意識する
デザインは視覚的なものだけではありません。お客様とのコミュニケーションで使う「言葉遣い」も、ブランドイメージを形成する大切な要素です。

ポイント:
    丁寧で分かりやすい言葉を選ぶ: 専門用語を避け、誰にでも理解できるような、シンプルで分かりやすい言葉遣いを心がけます。

    柔らかく、親しみやすい表現を意識する: 高圧的な印象や、冷たい印象を与えないよう、クッション言葉を使ったり、共感を示す言葉を入れたりするなど、優しく寄り添うようなトーンを意識します。

    一貫性を保つ: Webサイトの文章、SNSの投稿文、メールの返信、お問い合わせ対応など、どのコミュニケーションチャネルでも同じトーン&マナーを保つことが重要です。

5. あらゆる顧客接点で一貫性を保つ
作成したロゴや、決めたデザインルール(色、フォント、写真など)を、お客様が触れる可能性のあるあらゆる場所に適用していくことが、イメージ統一の鍵となります。

主な顧客接点の例:
    * ロゴ
    * Webサイト・ブログ
    * 名刺・ショップカード
    * SNS(プロフィール画像、カバー画像、投稿画像、文章)
    * パンフレット・チラシ
    * 商品パッケージ・ラベル
    * メールマガジン・メール署名
    * 店舗(看板、内装、POPなど)
    * 請求書・領収書

これら一つひとつで「シンプル&優しい」世界観を表現することで、ブランド全体のイメージが強固なものになります。

まとめ:統一されたデザインで、ブランドの価値を高めよう

「シンプルで優しい」ブランドイメージは、多くの人に安心感と好感を与えます。その魅力を最大限に引き出すためには、ロゴだけでなく、色、フォント、写真、言葉遣いといった様々な要素で一貫性を持たせることが不可欠です。

最初は大変に感じるかもしれませんが、一度ルールを決めてしまえば、その後のデザイン制作や情報発信がスムーズになります。

何より、統一された美しいデザインは、お客様からの信頼を得て、あなたのビジネスの価値を高めてくれるはずです。

「どこから手をつければいいか分からない」「自社のブランドに合った具体的なアドバイスが欲しい」

もし、そうお感じでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

あなたのビジネスの魅力を最大限に引き出す「シンプル&優しい」ロゴデザインはもちろん、ブランドイメージ全体の統一についても、一緒に考えさせていただきます。


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