壁紙選びのコツとは

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はじめまして。インテリアコーディネーターの桐原レンです。

引越シーズンですね。
私は退去後のアパート・マンションのリフォーム工事を主とする内装工事会社に勤めているので、ここからゴールデンウィークくらいまでが繁忙期になります。
本来、この時期はとにかく入居を急いでいるオーナー様が多いので、内装デザインを提案する機会は少ないはずなのですが、今年はリフォームにとどまらずリノベーションを希望されるオーナー様が多く、ありがたいことに毎日忙しくさせていただいています。

やはり築年数の経っているお部屋は、内装や設備が古めかしく、年々入居が決まりにくくなってしまいます。どこまで投資すべきか、どの金額までだったら投資金額を回収できるかなど、経営者としては頭を悩ませることしきりです。
設備交換に比べ、壁紙や床材は比較的安価でお部屋のイメージを変えることができるのでご依頼も大変多いです。
そこでどんな壁紙にしたらよいか、不動産会社の担当者に相談しているオーナー様も多いかと思いますが、残念ながら窓口の担当者は内装のプロではありません。SNS映えだけを意識して、とんでもない壁紙を貼られてしまい、一向に入居者が決まらず、泣く泣く相談されてきたオーナー様もいらっしゃいます。

部屋には部屋ごとに《合う壁紙》というものがあります。
それは枠の色だったり、キッチンの色だったり、窓の数だったり、見える景色だったり、様々な要因が醸し出す総合的な視覚効果です。
壁紙のカタログだけをめくって、派手だったり変わった柄の壁紙を選べば良いというものではありません。
例え白いクロスでも、そのデザイン性でお部屋の印象を変えることがあるのです。
「不動産会社の担当者のセンスに疑いがある…」
「思い切ってクロスを変えたいけど、貼ったあとにしたくない」
そんな方にはぜひご相談をいただきたいと思います。


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