こんにちは、田中つきひこです。
イラストレーターとしてココナラでキャラクターイラストやデフォルメイラスト、キャラクターデザインを出品しています。
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今回は、前回のブログの補足のようなそうでないような、納品イラストのファイル形式(拡張子)のお話です。
合わせて読んでね!前回のブログはこちら↓↓↓
イラストを納品する際は、主に以下の3種類のファイル形式が使われます。
■JPEG、JPG→ジェイペグと読みます。画像保存用の基本の拡張子です。表現できる色数が多く、元データに対して一回目の保存の際には最もきれいな画質で保存ができますが、保存を繰り返すと画質が劣化します。また後述の「透過データ」に対応していません。
CMYKでも保存ができ、印刷用のデータに向いていて、三面図や場面写、写真などの納品物によく使われます。
■PNG→ピングと読みます。前述のJPEGと似ていますが保存の方法が異なり、保存を繰り返しても劣化しません。ただし、表現できる色数が少なく、JPEGに比べてデータが重くなりやすいです。
「透過データ」にすることができ、背景のないキャラクター切り抜き画像が保存できるので、キャラクターイラストの納品物によく使われます。
つきひこもとくに指定がない限り、PNGでイラストを納品します。
■PSD→ピーエスディーと読みます。フォトショップという有料ソフト専用の拡張子です。フォトショップはお絵描きや画像編集に使う基本のソフトで、イラストをあつかう企業や商業イラストレーターはほぼ使用しています。
専用の拡張子なので納品物に使うことは少ないですが、CMYKの色味を正確に表現できるので、前回のブログの内容「印刷用に調整したデータ」はこのPSDで納品します。
また企業様からのご依頼はPSDを指定されることがあります。
■おまけ Clip→クリップと読みます。クリップスタジオという有料ソフト専用の拡張子です。クリップスタジオは多くの絵描きさんが使っていますが、逆にいうと絵描きさん以外は使わないソフトなので、納品物にはまず使いません。
クリップスタジオを使って描いたイラストは、PSDに変換して納品することが基本です。もしClipデータのままイラストを納品してほしい場合は、事前にしっかりイラストレーター様に伝えておきましょう。
このようにそれぞれのファイル形式にメリットとデメリットがあるので、できればそれぞれ理解した上で、どの形式で納品してほしいか選びたいところです。
簡単な指定方法として、ご依頼者様がもっとも多く使う「透過データ」つまり背景のない、キャラクターだけ切り抜いたイラストがほしいのであれば自動的にPNGになります。むずかしい!わからない!という場合はPNGを指定すればまず間違いないでしょう。
CMYKつまり印刷用のデータがほしいのであればPSDになります。フォトショップを持っていない場合は、確認用にPNGも一緒につけてもらいましょう。PSDデータは自分のパソコンで開けなくても、印刷する業者さんにそのまま渡すことができます。
JPEGのCMYKデータは表示するモニタや環境によって色味が大きく変わってしまうのでおすすめできません。またうっかりCMYKデータをSNSなどにあげてしまうと、とんでもない色になってしまう事故がおこります。
なんとなくで選んでいた納品物のファイル形式かもしれませんが、以上を理解して、ご依頼者様、イラストレーター様お互いにしっかり確認して進行するのがよいですね。
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ブログは不定期更新ですのでゆっくりお待ちくださいね。それでは