【小児看護学│乳児期】不慮の事故に対する両親への対応や言葉かけ、教育指導について

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このブログでは小児看護学の中で、「子どもの不慮の事故、特に1歳前の子どもの不慮の事故」に関する2つの事例において、以下の内容を記載しています。

①子どもの両親への対応と言葉かけ
②今後にむけての具体的な対策や教育指導の方法

A4 2枚程度にまとめています(事例内容は含まず)。
課題やレポート作成の参考にどうぞお使いください。

※内容は適宜更新しております。ご了承ください。
※当ブログは実際に依頼のあった内容を、一部修正して記載しています。


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事例1.うつ伏せ寝での不慮の事故

 5か月の男児、30歳代の両親にとっては初めての子どもである。
普段から寝せていた低反発マットに子どもを寝かせて、夕飯の支度をしようと台所で30分程の家事をして子どもから目を離していた。戻ると、初めて寝返りをしたようで、うつ伏せになってマットに顔が完全に埋もれていた。抱き上げたが、手足がだらんとしていて顔も唇も真っ青で息をしていなかったため、慌てて心臓マッサージをしたところ、浅く呼吸をし始めた。救急車を呼び、小児科救急に搬送された。救急車の中で意識は普段に近い状態に戻って、手足を動かすことができるようになっていた。
 小児科救急医の診察を受け、必要な検査を受けながら経過観察のため1泊入院することになった。

①子どもの両親への対応と言葉かけ

 子どもの両親への対応として、まずは自分たちを責めないように、今回の事故のことは今後への学びとして感じてもらうことが大切である。両親は初めての子どもということで子育てに不慣れな可能性があり、日々必死に子どもと向き合いながら子育てをしていると思われる。今回の事故をきっかけに子育てへの気持ちが落ち込まず、少しでも前向きになってもらえるような言葉かけが必要である。
 具体的には話を傾聴することや頑張りをねぎらうこと、両親の健康状態を気遣うことなどが挙げられる。子育ての中心は両親というケースが多く、他の家族があまり関わらない中で子育てをしている場合、子育ての大変さを他の人に話す機会も少ないことが考えられる。そのため子育てを行う日々の中で大変なことや悩みについて話を聴いたり、「十分頑張られていますよね」とその頑張りをねぎらうことで、少しでもマイナスな感情を緩和することに繋がると思われる。
 また子どものことを第一に考えるがゆえに、両親自身の健康状態を後回しにしていることが予想される。「お母さんはよく眠れていますか?食事は十分に摂れていますか?」と健康状態を気遣う言葉かけを行う。
 そしてうつ伏せ寝は事故に繋がる可能性があるが、うつ伏せをすること自体は成長発達の中で必要な過程であることを伝え、誤解を与えないことも大切である。子どもがうつ伏せ寝で寝てしまうことには注意が必要だが、両親が近くで見ているときにうつ伏せ状態になることは危険ではない。うつ伏せ寝をすると、お腹にいるときと同じような手足を折り曲げる姿勢になり安心感を得られるため、子どもはうつ伏せ寝が好きだと言われている。うつ伏せは、ずりばいやハイハイをする発達の中で必要な過程であり、うつ伏せの姿勢によって首や背中の筋肉を発達させるため首がすわる練習にもなる。
 具体的には子どもがご機嫌で起きているときに、数秒ほどうつ伏せにして両親が子どもを同じ目線になって遊ぶとよい。足を持ってうつ伏せにしてあげると、子どもが寝返りをするコツをつかむことにも繋がり、常に子どもを観察できる環境下において、うつ伏せにすることは悪いことではないことを伝える。

②今後に向けての具体的な対策や教育指導の方法

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