【教員相談】新学期の子どもたちを安心させる秘訣

記事
コラム
こんばんは🌙柚花(ゆずか)です。
昨日・今日・明日辺りは、全国各地で
小中高の入学式が行われていることと思います。

私は3月末まで中学校教員として働いておりました。
新しい門出を祝うとともに、この時期、
新学期始まりのときの子どもたちの気持ちについて
お話したいと思います。

<【新学期】子どもたちの気持ち>

この時期は、期待と不安に駆られることが多いです。
新しい場所で自分をどのように出していくか。
すぐ友人はできるかと思うけど、勉強も部活動もなんだか不安。

この新学期の中学生は、思春期もあいまって
いちばん不安定になりやすい時期です。
新入生だけでなく、2,3年生も新しい学年となり、
先輩として、また勉強の難しさや進路に
期待と不安を抱えています。

4月の最初は、新しい環境に身を置くことに精一杯です。
新しい友人関係を築くことに躍起になったり、
新しい場所で周囲との距離感に戸惑ったりします。


<環境に慣れる=心を慣らす>

では、どうすればいいのか。
まず「環境に慣れる」。これに尽きます。
4月は気を張って過ごしますが、
その反動で5月には心が後ろ向きになり、
学校に足が向かなくなることもあります。
そんなときも「慣れる」ことが大切です。
環境に慣れることで、心も慣れます。
「こういうものなのだ」と心を慣らし、
その状況に折り合いをつけることができるのです。
これをくり返していくこと―それが大人になって
いくことなのだと、子どもたちに話していました。

世の中、うまくいくことも、自分の思い通りにいかないことも
どっちもある。でも、その中で、自分の居場所を見つけて
歩んでいくことが大切なのです。


<保護者様はどうすればいいのか>

そんなとき、保護者の方々はどうすればいいか。
お子さまからポロポロと学校の話が出てくる前には、
無理に学校生活の様子を聴き出さない方がいいと思います。
特に友人関係がなかなかつくれない子に
「友達できた?」は、グサッと傷ついてしまうこともあります。
また、この時期特有の思春期ですから、あまのじゃくとなり
話すつもりだったのに鼻をへし折られたと、
話さなくなってしまうこともあります。

お子さんは、そのとき(話したいと思うとき)が来たら、
ご自分から親御さんに話すことと思います。
それまでに学校の様子を聴くのであれば、
「学校どんな感じ?」から切り出してください。
もし、そこでそっけない返答がくるのであれば、
「そっか~なんかあったらいつでも話してね。
お母さんは、いつでも〇〇の味方だよ」のように
サラリとお子さまを想う気持ちを伝えておくといいと思います。


<愛言葉=お子さまの自信に>

思春期のお子さまたちは、まっすぐな言葉を「恥ずかしい」と
受け入れられない時期でもありますが、実直にまっすぐ
「好きだよ」「大事だよ」「味方だよ」とふんわり伝えておく
ことが、とても重要だと思います。
「自分が愛されている」という実感が無意識に自信につながります。
こういった自信(根拠のないただただ愛される自信)を持つ子は
たやすいことで心折れません。
恥ずかしがらず、愛情を言葉にしてあげてください。
ぜひ、温かい愛の言葉かけをしていってください。
冷たい態度をとる子もおりますが、心には必ずささっています。

また子どもたちの気持ちについて書きたいと思います。
学校でのことだけではなく、さまざまな気持ちについて
お話をお聞かせください。お待ちしております(^^)

✿柚花(ゆずか)✿



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す