自己愛性パーソナリティ障害は、境界性パーソナリティより攻撃性や対人コントロール性が強く、対処が困難とされています。
人格障害の凶暴な行為や不可解な言動は、大人の状態からスイッチが入ると幼児退行が起こることが原因です。
これの、そこそこ育っている状態まで退行するのが境界性で、
かなり乳児期まで退行するのが自己愛性だと理解してください。
つまり、ざっくりいうと「傷が深い」ので退行が強く発生し、
その時点の精神状態(赤ちゃんのわがままな状態、母子分離の絶望感や攻撃性)が出現しているために、凶暴に感じられるのです。
スイッチとは、フロイトでいう「固着点」のことだと理解してください。
当時の不満やストレス反応が解放されることなく残存していて、刺激が入るとその時の精神状態まで退行が起こります。
自己愛性の人は、普段は大人の体と大人の精神をしていますが、この固着点の数と力が大きいため、すぐスイッチが入ってリビドーの解放先を求める というのが基本構造となっています。
リビドーの解放というのは、神経科学的にいうと、扁桃体などを中心としたストレス反応を安心させることを指します。
「精神が不安定でキレやすい」「操作してくる」とか言われますが、これは不安定でもなんでもなく、明確な法則性があり完全に予測&解決が可能なモノです。
つまり、今までのネガティブな思考ルートをポジティブ体験を得て修正し、回路を再構築していく作業を本人が求めているという現象です。
つまり、このリビドーを解放させてきたときの対応が下手だと、ルート修正が行われず、永遠に繰り返すという形となります。
この修正体験を以下に短期間で効率よく行っていくかが解決法となります。
しかし、これから述べることは一般人では不可能レベルで難しく、難しい場合は先に知能開発や他の精神系の商品でまずは勉強してから実施してください。
自己愛性は攻撃性が高く、リビドー解放の際にダメージを伴う可能性が高く、
普通にトッププロじゃないと難しいです。
ですが、誰でも訓練と勉強で到達が可能なので、記載していきます。
基本的に、恋愛の進み方と瞑想の進み方と同じなので、それらの学習も効果的です。
ようは、本人の執着を手放して解放されていくことが、アートマンがブラフマーに向かっていく過程と同じなので、他人を使った瞑想=恋愛であり自己愛性の解放 ということです。
瞑想で「執着」といっている部分がフロイトでいう固着点だと理解してください。
さっそく難しくなってきていますが、ぜひ一度読んでみてください。
(学習って最高に楽しいですよね!と僕は毎日考えております)