こんにちは、気心アドバイザーのひすいです。
今回のテーマは「自我は他我」です。
自分の「我」と書く自我、そして他人の「我」と書く他我。
この2つの関係性について考えると、自分という存在がどれだけ他人の影響を受けているかに気づかされます。
私たちが「自分だ」と思っているもの、それは本当に自分だけのオリジナルなのでしょうか?
自分のオリジナルは存在しない
まず考えてみてください。
あなたが好きなもの、たとえば服のセンス、ヘアスタイル、好きな映画や音楽、食べ物の好みなどは、すべて自分だけのオリジナルと言えるでしょうか?
生まれてから今日まで、自分だけの独自のものなんて本当に存在しているのでしょうか?
答えはおそらく「ない」に近いと思います。
私たちは常に周囲の影響を受けて生きています。
例えば、イノベーターとして名を残す偉人たちでさえ、彼らの功績は過去の知識や他人のアイデアに支えられて成り立っています。
つまり、どんなにオリジナルと思われるアイデアでも、その根底には必ず他人の影響が存在しているのです。
このことからわかるのは、自分だと思っているものも、実は他人や環境からの影響の組み合わせで成り立っているということです。だからこそ、自分自身と他人の境界は意外と曖昧で、「自我=他我」と言えるのです。