連帯債務とペアローンは何が違うの?

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私が作った表では、団体信用生命保険の部分が〇か△かの違いしかないように感じられると思いますが、実務上では違います。

まず、ペアローンの場合、昨日書いた団信によって債務が無くなったことに対して一時所得が課税される心配はありません。その理由は、住宅ローンが二つにわかれているからです。

例えば、ご主人が亡くなったことでご主人の住宅ローンAを返す必要が無くなったとしても、奥様の住宅ローンBはの残ることになります。ここで、奥様に経済的な利益はないということになります。

この住宅ローンが一つの契約なのか?二つの契約なのか?が大きな違いとなります。他には
①住宅ローン契約に関わる経費
②決済に関わる手間
③離婚した時のリスク回避
この3つが考えられます。順番に説明します。

①住宅ローン契約に関わる経費
ペアローンは住宅ローン契約が二つ、連帯債務は契約が一つです。住宅ローンの契約には様々な手数料がかかります。金融機関に支払う手数料や印紙代、登記費用等が代表的なものです。

金融機関への手数料は、住宅ローン借り入れ金額に比例しますので、ペアローンと連帯債務で金額は変わりません。変わる金融機関もありますが、そこまで大きな金額ではないはずです。印紙代もせいぜい2~3万円程度、ペアローンの方が高くなるくらいです。

ただ、登記費用に関しては司法書士次第で大きく変わる可能性があります。住宅ローンの数が増えることで、報酬額を余計に請求される可能性がありますので、ここに関してはペアローンより連帯債務に軍配が上がります。


②決済に関わる手間
ここに関してもペアローンより、連帯債務に軍配が上がります。どこで家を買うかで変わりますが、建築会社へ振り込みを行う際には金融機関へ行く必要があります。

土地決済時、着手金、中間金、最終時。多くて4回は契約や審査と別に行かなくてはなりません。その際に、連帯債務であれば書類の署名や手続きが一つの書類、口座で済みます。ただし、ペアローンの場合はそれが2倍になります。貸す側も借りる側も手間が2倍になるのです。

入金を行う日をバラバラで良いですよ。と言ってくれる建築会社であれば良いのですが、これを一日で済ませてくださいとなるかも知れません。収入合算するということは、共働きでお互いに忙しいはずなので、休みを合わせるのにも一苦労です。連帯債務が利用できるのであれば、連帯債務を利用された方が手続きは楽になります。


③離婚したときのリスク
ここはペアローンに軍配があがります。万が一離婚されるとなると、感情的になります。家はどちらが住むのか?ローンの支払いはどうするのか?この話し合いすらしたくない状況かも知れません。

連帯債務で揉めるのはここです。一本のローンなので、それを分けることは難しくなります。その金融機関でペアローンも取り扱っていれば、まだ話し合いがスムーズに行きやすいのかも知れませんが、連帯債務とペアローンの両方を取り扱っている金融機関は少ないです。

ただ、共通の夢であるマイホーム購入の際に、離婚した時のことを感がる人は少ないと思います。実際は連帯債務を利用されて終わる話でしょう。
以上のことから、連帯債務を取り扱っている金融機関から借りるのであれば、連帯債務を利用されることが多いと考えます。ただ、連帯債務で住宅ローンを借りた場合、離婚時のリスクや団体信用生命保険で住宅ローンの支払いが無くなった時の課税リスクが考えられます。

ここについてもしっかり対策を行ったうえで、住宅ローン選びは行うべきであると考えます。

住宅ローン選びは、間取り決めや設備を選ぶのと同様に難しい問題です。建築会社の方が詳しいと思って、その方を頼ってしまうと想像していない落とし穴に落ちるかも知れません。

ローンのことはローンのプロへ相談するべきです。もし、住宅ローン選びで悩んでいる方は相談してください。

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