昨年4月からココナラを始めました。
ありがたいことに、これまで100件以上のご依頼を頂いています。
100件以上の応募書類の添削や作成代行に携わることでわかったことがありますので、シェアさせて頂きます。
1.応募書類に何を書くのか
私は現在ココナラで、応募書類の作成代行サービスを提供させて頂いています。
ありがたいことに、100件以上の依頼を頂くことができました。
お金を支払ってまで作成を依頼するわけですから、みなさん素晴らしいキャリアの持ち主です。
そして、ほとんどの方が既にご自分で作成されており、その応募書類の添削が主となるわけですが、多くの職務経歴書を拝見して気付いたことがあります。
それは、スキルや経験ばかりで、動機や思いが書かれていないこと。
こういう経験をしてきた、こうゆうスキルがある、これが得意だ・・・・
つまり、経験したことと、そこから得られたスキルは書かれているのですが、そもそもなぜその仕事をしようと思ったのか。
どのようなきっかけや動機でその会社へ入り、どういう思いを持って仕事に取り組んできたのか。
動機やきっかけ→行動内容→結果や実績、成果
本来はこのような流れがあるはずです。ところが、多くの方の応募書類は、結果や実績、成果しか書かれていません。
2.応募書類はあなたの顔
応募書類は、企業に対してあなたという人物を伝えるものです。
言い換えると、出会いの「場」のようなもの。
対面で考えてみるとわかりやすいでしょう。
初めて会う人に自己紹介する際、順序立てて説明するでしょう。ただ結果や実績だけ伝えても、話が通じません。
同様に、履歴書や職務経歴書は、あなたの経験やスキルだけではなく、あなたという人物そのものを伝える必要があります。
「今回応募してきた〇〇さんは、□□□な人だ」というような、あなたという人柄や人間性を伝えることを意識してください。
成果や実績は、あなたという人物の一部のはず。まず、「あなた」という人間に、興味や関心を持ってもらうことが大切です。
3.なぜ、あなたの「思い」が重要なのか
採用担当者が知りたいことは、経験やスキルだけではありません。
転職であれば、「どうして前職に就いたのか」、が知りたい。
よく「退職理由がうまく説明できない」という相談を頂きますが、それ以前に「なぜ、その会社へ入社したのか」が知りたい。
どうしてその会社を選び、どうして辞めるのか(辞めたのか)。
辞めるということは、その前提として、その会社へ入社しているわけですから、その理由から説明する必要があります。
4.略歴が超重要になる理由
このように、辞める理由以前に、入社した理由があるわけです。
これまでの経歴を、簡潔かつ順番に説明することで、採用担当者は初めて理解できるわけです。
そこから「この人は、読む側を意識して説明するスキルがある=相手軸で物事を考えることができる」と評価されます。
ビジネスでは、ロジカル・シンキングが大切といわれます。
ロジカル・シンキングとは、客観的な事実やデータに基づいて、前の考えからつながるように、結論を明確に説明することです。
簡潔にいえば、物事の筋道を立てて考え説明することです。
ビジネスでは結論が大切といわれますが、それはお互いに知っている関係性があるからです。
初見の人に結論だけ伝えても、相手は理解できないでしょう。
動機やきっかけ→行動内容→結果や実績、成果
この流れに沿った応募書類により、あなたという人物を、より明確に伝えることができます。