人間の基本的感情【4つの感情】

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こんにちはSHOです。僕のブログを読みに来て頂きありがとうございます。

今回は【感情】の話なのですが、人間の基本的感情は、4つあると言われています。

●喜び
●悲しみ
●恐れ
●怒り

この4つです。仮に、この4つの感情が「本物の感情」と呼ぶのなら、他の感情は「偽物の感情」ということになります。ただし、偽物といっても【ウソ】という意味合いで使っているものではありません。本物の感情の裏返しであり、形を変えたものだということです。

私たちは、自分の中にある本物の感情をしっかりと感じ、味わうことができれば、その感情は自然と消えていきます。例えば、お笑い番組を観て、自分が好きな芸人さんが出ていてコントを見て喜んでゲラゲラと笑ったり、スポーツの試合で負けて、悲しんだり泣いたり、時には怒ったりと。

このような本物の感情をしっかりと味わうことができれば良いのですが、日々の生活の中でうまく表現ができなくなったり、感情に蓋をしていくようになっていってしまいます。こうなると、感情表現が上手にできなくなるのです。


○なぜ感情に蓋をしていくようになるのか?

例えば、こんな経験はありませんか?

例えば、学校のテストで100点満点中98点をとり、クラスで1番になりました。母親に早く報告したいと思い、家に帰ってそのことを伝えたら

「そんな小さなことで大喜びするんじゃないよ!」

と言われたり。

「こんなところで大喜びするなんて、恥ずかしい」

とか言われたり。

「100点以外は0点と一緒なんだよ!」

と言われたり。

家族で映画を観に行った時の話。映画の結末がとても悲しくて、ずっと泣いてしまっている時に「いつまでも泣くんじゃない!」と親に言われたり。


「ここで怒って文句言っても家帰ってずっと機嫌悪くなる面倒だから我慢しなきゃ」と思ったりと、「こうすべきだ」「こうあらねばならない」という「○○べき論」によって、感情を表に出しづらくなってきていませんか?

多くの人が無意識のうちに自分の感情を表に出すことを抑圧されていった結果、別の感情で置き換えることを習慣化してしまっています。こうならないためにはどうしたら良いか?それはまずは自分の基本的感情である4つの感情をしっかりと味わうことが大事なのです。

○感情に良い・悪いはあるのか?

4つの基本的感情のうち「悲しい」「怖い」「怒り」というのは、一見ネガティブな感情にも見えますが、本来感情に「良い」とか「悪い」とかそういうものはないのです。

例えば、怒りの感情について。

「怒り」って「攻撃する」とかちょっと相手に対して強いイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうものはありません。現状を打破するために、変えるために、守るためにも必要なエネルギーなのです。

僕は「悔しい」という感情をよく抱きます。例えば、納得した結果が出なかった時、仕事で思い通りにいかなかった時「ちくしょう...くそ...」と自分を責めたくなる時、怒りに近い感情が芽生えたりもします。

でも、そんな時に「次こそは必ず」と思い、エネルギーが湧いてくるのです。感情は、パワーの源になります。なので、感情をしっかりと出すことは大事なのです。


ということでいかがでしたでしょうか。普段からこの4つの感情を出す習慣がないと、イメージがなかなか湧かないかもしれません。

なので、お勧め方法としては何か悩みごと、困った時があった時にどの感情がどのくらい出ているのかを%で表すのはどうでしょうか?というものです。

困ったことがありました、どういう感情ですか?どんな気持ちですか?といった時に「憂鬱な気分です」「モヤモヤします」と回答する場合もありますが、ここまで読んだ方ならお分かりの通り、これって本物の感情ではなく、偽物の感情なのです。なので、このままだと本物の感情が消えません。

というわけで少し強引になるものの本物の感情で当てはめてみるのです。

悲しい: %
怖い: %
怒っている: %

みたいな。そして、この中で1番ウエイトを占めているものを、まずはじっくりと味わってみてほしいのです。これが基本的な本物の感情の味わい方です。これはカウンセリングでも活用できます。

では今回の話はここまで。
読んで頂きありがとうございます。
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