刃物切りつけ事件について。思うこと。

記事
コラム

テスト会場で起こった事件。


準備していた投稿を差し替えてでも

伝えたいので、


書かせていただきます。



賛否両論覚悟です。




「性善説」というのがあります。


「人間の本性は基本的に善である」

というものです。



では、

犯罪を犯したり、迷惑をかける人がいるのはなぜか?



その人の内側、こころの内では


「何かから守りたい」

「困っていることを解決したい」

「寂しさを伝えるための表現」


そういった事柄があるのです。



しかしながら、


そのことを伝えることができなかったり、

助けを求めることができなかったり、

否定され続けたり、


本当にどうしようもなくなってしまった時に


良くない行動となってしまうのです。



物を壊してしまったり、

他人を傷つける行為、


さらには、

自分自身を傷つける行為。



事件となってしまい、

ニュースで取り上げられる部分は


この良くない行動の部分のみです。



この行動が起こるまでに

ものすごい背景が隠されていると


私は考えています。




そう、必ずSOSのサインは

出していたはずです。




「勉強がうまくいかない」

「受験が辛い」

「別の進みたい道がある」

「いつまで頑張ればいいの」



そんな時、

話ができる環境があったのか?



あったとしても、


アドバイスや指示、ダメ出しを

してほしいのではないんです。



とにかく聞いてほしい。


聞くじゃなくて「聴く」




ただそれだけで救われてたかもしれません。


ーーーーーーーーーー


私の子どもは2人とも不登校です。


今は堂々と行かせていません。



「サボってる」「ずるい」

「行かせなくていいの?」

「勉強どうするの?」


たくさん心配をしてくださって

本当に感謝しています。



私自身、

息子が学校を行き渋り出した頃、


必死で登校させようとしていました。

将来どうするの?

そのころは不安だらけでした。



しかし、

無理をさせればさせるほど悪化し、

暴言暴力はひどくなり、



ついには、

生気を失う状態になりました。



一番近くで見ている私が

本当に辛く、


自分が代わってあげらるものなら

代わってあげたい。


命を落とすことさえ考えました。



その頃の私は、

子どものSOSに

気付けてなかったのです。



この状態のままだったら、


私も良くない行動を

起こしていたでしょう。



事件やニュースとなっていたかもしれません。




しかし、

とことんまで悩んだ後は

這い上がるしかないのです。



「違う、人生ってこんなものじゃない」


「10歳にもならない子がこんなことで

 命を落としてはならない」


「私がこんな考えでどうする」




そう思った時に、

学校や勉強にこだわることや、


「〜べき」「〜ねば」に

とらわれることをやめました。




もちろん、不安を拭うために

「夜間中学校」や「通信制学校」

のこともたくさん調べました。



学びたければ、いつでもできる。


そう、

子どもは子どもの人生を

自分で歩んでいくんだ。


生きることをやめなければ、

なんでもできる。




今、

学校に行かない選択をしている

子どもたちは


親に、ありのままの自分、

存在自体を認めてもらえることができて、


実は、救われているのです。





学校の先生や

周りの大人も子どもも


登校できないことをマイナスに

捉えてしまいがちですが、



私は、

「辛い思いをして通い続けている」


そんな児童や生徒たちの方が

よっぽど心配です。



辛い思いを吐き出せる場所はあるのか。

受け止めてくれる人はいるのか。



良くない行為

「いじめ」や「自傷行為」として


現れる前に


親御さんや先生方は

SOSを受け止めてください。




親御さん先生の相談はもちろん、


子どもさんからの

メッセージもお待ちしています。


SOSの発信をしましょう。



完全につらくなる前に

モヤっとしたなって事でも


なんでも話してくださいね。





今日もママとお子さん

そして、

世界中の人々が

笑顔で過ごせますように。


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